こんにちは。
スタッフのアユミです。
すっきりとした青空が広がり、早くも夏の訪れを感じる日々。シャクヤクが綺麗に咲くこの季節は、お花屋さんを通るのが楽しみです。
さて、いよいよ8月下旬に発売となる『宇宙兄弟』最新38巻。今回も発売を記念して、作品の世界観をつめこんだオリジナルグッズをつくりました。
38巻記念セットの内容は、「アポのぬいぐるみ 宇宙服ver. 」と「国立天文台望遠鏡キット 宇宙兄弟ver. 」、限定版特典の「心のノート第2弾」、さらに、公式ストア限定特典のポストカード、クリアファイル、コースターが加わった6点セットです。
▶ 『宇宙兄弟』38巻記念セットは6月24日予約スタート!
こちらのコラムでは、「アポのぬいぐるみ 宇宙服ver. 」と「国立天文台望遠鏡キット 宇宙兄弟ver. 」の製作裏のストーリーをご紹介していきます。
『宇宙兄弟』から始める宇宙入門
突然ですが、みなさんは『宇宙兄弟』を読むようになってから、いつの間にか、ふつうの人よりもほんの少し、宇宙にくわしくなっていませんか?
例えば、レゴリスが月面の砂を意味すること、太陽フレアのこと、宇宙ゴミ(デブリ)の存在なども。
もともと宇宙や天文が好きで読み始めたわけではないのに、『宇宙兄弟』に夢中になって読んでいるうちに、星や月を見あげるのが楽しくなったり、宇宙の知識が増えているという方も、きっとたくさんいるのではないでしょうか。
『宇宙兄弟』をきっかけに、宇宙や星に興味を持つ人をもっと増やしたい。『宇宙兄弟』を好きになったことで、他にも好きなものが増えて、ファンの方の世界が広がっていったら、なんて素敵だろう。
そんなコンセプトのもとに生まれた「宇宙兄弟から始める宇宙入門」シリーズ。一緒にたのしく宇宙や天文のことを学べるグッズを、今後いろいろと企画していきたいと思います。
今回の38巻記念セットは、その第1弾です☆
ヘルメットが取り外しできる!
「アポのぬいぐるみ 宇宙服ver. 」
まあるい瞳とくしゃっとした顔がたまらなく愛らしい、みんなの癒やしアポ。
『宇宙兄弟』グッズでもおなじみのアポのぬいぐるみの、宇宙服バージョンができました。
サイズ感はこれまでのものと同じ、高さ18cm 奥行き21cm 幅12cmほど。
デスクに置いても、ソファーで一緒にくつろいでも、
ちょこんと感がかわいらしい大きさです。
今回こちらの宇宙服のデザイン画を担当したのは、
小山宙哉さんのアシスタントのあさちゃん。
小山さんに監修していただき、これまでモーニングの表紙などで描かれたアポの宇宙服姿をもとにしつつ、ぬいぐるみとしてもかわいらしい、遊び心も散りばめたデザインになりました。
白いスーツのおなかの部分には、赤と青のボタンが2つずつ。宇宙服らしく見えるワンポイントになっています。
宇宙飛行士にとって生命線となる、後ろに背負う生命維持装置が、アポバージョンでは、おなかのボタンで取り外せるリュックタイプに。
宇宙服にも“幸運を呼ぶ”ハートマークは忘れずに、思わずふにふにしたくなる、足裏の肉球もたまりません。
宇宙服づくりでいちばん難航したのが、取り外し可能なヘルメットをつくること。
ぬいぐるみがひとつひとつ、わずかに大きさの違いがある中で、全部にすっぽりはまるちょうどいいサイズと、何回取り外しをしても壊れにくい素材を選び、サンプルを重ねて、理想のヘルメットにしあがりました。
ヘルメットを外して横に置いても、宇宙飛行士っぽくて素敵です^^
そして、今回初めてご紹介させていただくのが、背中のタンクに描かれているこちら。できたてほやほやの、『宇宙兄弟』のシンボルマークです!
青と白のグラフィックを囲うように「SPACE BROTHERS IT’S A PIECE OF CAKE」の文字が並ぶデザインは、「宇宙兄弟を絵で表現してみたかった」という小山さんのディレクションのもと、good design companyさんが手がけてくれました。
青色に注目すると、ケーキにも、地球のようにも見えます。白色に注目すると、星にも見えますね。
『宇宙兄弟』のシンボルカラーである青と、作品の初期から何度も登場してきた大切なフレーズ「IT’S A PIECE OF CAKE」を用いて、これ以上になく『宇宙兄弟』らしいシンボルマークができました。
じつは、よくよく見ると、文字の位置の調整をものすごく細かくされているんです。CAKEのEが真ん中よりすこしはみ出ていたり、文字の始まりが半円の始まりとそろっていません。
これは、真ん中で分断されないように、すべてが分断されずにひとつに見えるように、という小山さんのこだわりによるもの。
小さなエピソードのひとつひとつが、大きなひとつの物語につながっていく、まさに『宇宙兄弟』という作品がよく表されています。
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宇宙がもっと身近になる、
「国立天文台望遠鏡キット 宇宙兄弟ver.」
ふと夜空をみあげたら綺麗な満月が輝いていたり、
満天の星空に包まれたとき、
それまで悩んでいた日々のことが
ものすごく小さく思えたり、
心が癒やされることがありますよね。
そんな不思議な魅力のある、
宇宙や星、天体観測を、もっと多くの子どもたちに身近なものにしたい。
国立天文台(NAOJ)がそんな想いで手がけた、お家でかんたんに組み立てられる望遠鏡キット。今回は、宇宙兄弟バージョンのパッケージ&説明書でお届けします。
もっと家から月や星を眺めたり、天体観測の楽しみが日常的なものになるように。「一家に一台、天体望遠鏡」というコンセプトのもと、企画から製造まで、すべての工程を国立天文台がプロデュース。コストを抑えながらも、高性能かつコンパクトで、初心者にぴったりな天体望遠鏡です。
子どもと一緒に楽しめるのも嬉しいポイント。
レンズを筒にはめ込むだけなので、組み立て方がとっても簡単!あまり器用でない方もご安心くださいね。
初めての天体観測で、ぜひ観察してみてほしいのが、まずはやっぱり、ムッタとフィリップのいる月。
作り方がシンプルだっただけに、「こんなに見えるんだ!」とスタッフたちも感動してしまいました。
また、これまでの小型望遠鏡ではむずかしかった土星の環や、金星の満ち欠けなども観察できたり、スマートフォンでの撮影もできるので、あまり星にくわしくなくても、ワクワク楽しむことができますよ。
今回お届けする『宇宙兄弟』オリジナルデザインのパッケージはこちら。お部屋に立て掛けておくだけでもかっこいい、レトロでアメリカンなテイストです。
パッケージの前面には、原作の1巻で、ムッタとヒビトが宇宙を目指すきっかけになった一夜の冒険のシーンが。
記念セットを手にとってくれた方が、この望遠鏡をきっかけに月を見上げるようになれば素敵だなという願いを込めました。
また、265gと軽くてコンパクトなので、おうち時間の気軽な天体観測はもちろんのこと、キャンプや旅行のおともにもおすすめです。
ぜひ、色々な楽しみ方を見つけてみてください。
季節の星座のことをすこし知ると、
それまで何気なく見あげてきた夜空が
いつもとすこし変わって見えるように、
宇宙兄弟の天体望遠鏡をとおして、
果てしなく遠い存在だった宇宙が、
ほんのすこし身近に感じることができますように。
この夏、『宇宙兄弟』と一緒に、
宇宙への扉を開いてみませんか?
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