カッパー・カルービ | 『宇宙兄弟』公式サイト
かっぱー・かるーび カッパー・カルービ Copper Carubi
所属
NASA職員
初登場
#240~(※「誘導」「ゴーです」の手前から2人目の彼だと推測)

words言葉

「いやジェット噴射は危険だ 傾いてるんだぞ ちゃんと上に上がるわけがない」

「ダメージがないか…着陸船の状態が気になります 帰還時に使用可能か今のうちにチェックが必要かと」

profileプロフィール

ムッタらジョーカーズが参加する、CES-66ミッションの管制室で働くスタッフの一人。CES-66の管制室メンバーのボスはビル・ハガード。

ジョーカーズは順調に月への航海を続け、遂に月面に向かって降下を開始。

ところが着陸ポイントには深いレゴリスによって隠れていた岩があり、着陸船オクトパスはその岩によって傾いたバランスで着地してしまう。少しでもバランスが崩れれば横転する、危機的状況だ。レゴリスは深く、岩に乗っていない部分の機体の脚はどんどん沈み機体が傾いていく。

ポッキー、ガルボ、カッパーの3人は急ぎビルのもとに集結。着陸船をどうするか緊急の話し合いが行われる。

窓側が下なので岩にぶつかったら、誰か一人でもコックピット側に降りたら横転は避けられない…。万が一を言葉にするポッキー。もっと怖いのは爆発であり、姿勢を直すにはもう一度浮いて再着陸するしかないと言うガルボ。これに対し、カッパーはジェット噴射は危険だと意見する。傾いているからちゃんと上に上がる訳がないからだ。

ポッキー、ガルボ、カッパー。3人それぞれのポジションからの言葉が飛び交う。

だがリスクなしに状況の改善は見込めない。やりとりを聞いていたビンスがそう口にし、話と状況を聞いていたビルは着陸船の“スティッチ”を起動する指示を出す。だが指示を待っている余裕のない状態のジョーカーズは、独自の判断で既に動いていた。

着陸船が傾いた際偶然ONになっていることに気づいたムッタは与圧服を脱いで急いで操縦席に向かい、“スティッチ”を操縦。通常の脚とは違う稼働する脚“スティッチ”。完全に転倒しかけた着陸船オクトパスは、ムッタの気づきと迅速な対応、指示を待つ時間はないと判断をしたエディ、ムッタを信じたジョーカーズメンバーにより、無事月面着陸に成功。

ポッキー、ガルボ、カッパーの3人は着陸船の無事を確認した後、レゴリスについてや着陸船の状況などをすぐさま分析、その場で話し合う。着陸船オクトパスの損傷を気にしていたカッパー。着陸船の下には月離脱ステージ ライブラがついてきた。8つのタンクのうち3番のタンクの圧が下がっていることをキャッチしたヒューストンは、カルロとベティを確認に向かわせる。タンクは破裂、ベティは大怪我を負うこととなった――。

悪い方の可能性が現実に起きてしまったが、着陸の際こういった損傷も受けている可能性をカッパーは想定していたのだろう。楽観視せずあらゆる細かい可能性を考え対処方法を考えていくことも、宇宙に関わる人々の仕事である。ジョーカーズを始め宇宙飛行士たちは、彼らのようなプロフェッショナルに支えられている。

ちなみに本編では名前の出ていないカッパーだが、元アシスタントのまゆしーによる『われらコヤチュー部』で彼らの名前が公開されている。名前の由来は読者の想像通り。完全にお遊びでつけられた名前である。

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