- 出身地
- 日本
- 日本
- 初登場
- #19~
words言葉
「『なぜ人が宇宙へ行くのか』 私はこれに答える時 ある喩え話をします」
「みなさん……まず始めに 自分を“アリ”だと想像してみてください」
profileプロフィール
JAXAの先輩宇宙飛行士。モデルは現役宇宙飛行士の野口聡一さん。
宇宙開発に反対の立場をとる塩川キャスターへの抗議文が、閉鎖環境試験での課題として出された際、ムッタは小学生の頃ヒビトと聞いた野淵さんの講演を思い出す。
#26「3次元アリ」のエピソードは野口さんの著書「宇宙においでよ!」や各公演で話をされており、小山宙哉との食事の席でも話されたこのエピソードが描かれた。
自分を“アリ”だと想像し、一本の直線の上を前後にだけ行進できる「1次元アリ」。
「石コロ」の登場で、線の外――次の世界に出てみようと思い立ち横の動きを手に入れた「2次元アリ」。
大きなカベが登場し、前後左右しか動けなかったアリの中で命をかけて登ってみようとする者が現れる。批判されながらそれでも登っていった彼らは上下の動きも手に入れた「3次元アリ」。彼らは新たな世界への道を作る。
2次元アリの世界で止まっている彼女に抗議文を送って届くのだろうか…。
2次元頭の人に3次元の魅力や意味は言葉では伝わらない。野淵さんの「3次元アリ」の話を考えているうち、「抗議はしない」という結論を出したムッタ。
連れていくしかない。「宇宙(3次元)に」。
もうすぐヒビトが月に行く。みんなワクワクして夜空を見上げる。
みんなの意識に宇宙が降りてきてもっと宇宙が近くなる。
誰に批判されたって、ヒビトが帳消しにしてくれる――。
野淵さんの話を思い出し一つの答えを出したムッタ。
ヒビトに続き3次元アリとなったムッタは、みんなの意識に宇宙を降ろす一人となった。
ちなみにアニメ『宇宙兄弟』では「野淵→野口」と実名で登場、ご本人が声優も務めた(#13)。実写映画版にも本人役で登場している。
ちなみに野口さんは2019年末頃から半年間、再びISSへの搭乗を予定している。もしかしたら、ソユーズではなく民間ロケットで宇宙へ行くかも…とのこと(2018年8月25日現在)。
「3次元アリ」の一人である野口さんの活躍を、一緒に見守っていこう。
野口聡一JAXAページ
野口聡一本人Twitter