- 出身地
- 日本
- 日本
- 家族構成
- 妹(ソラ)
- 妹(ソラ)
- 初登場
- #231~
words言葉
「わーお!すごい幸田さん!」
「ど~も 六太さ~ん 会見楽しかったぁ~」
「大丈夫よシャロンさん。幸田さんと田井さんなんて 会議で意見も言うし 講演会だってするし 海外旅行だって行くのよ」
「宇宙でも電話で普通に話せるんですね。なんか不思議。シャーさんがこうやって話せたら喜ぶだろうな~~」
「頑張ったねシャーさん!」
profileプロフィール
日本ALS協会で、妹の空(ソラ)とともにALS患者のヘルパーをしている。
シャロンのことは「シャーさん」、妹のことは「空(ソラ)ちゃん」と呼ぶ。
常に笑顔を絶やさない明るく元気な女性。主にシャロン、幸田さんのサポートについている。
「本物の宇宙飛行士に会いたい」。
そう希望するALS患者の幸田と田井と一緒に、JAXA筑波宇宙センターで行われるムッタの会見に訪れた。渋滞により少し到着が遅れたが、もちろんシャロンとこの日シャロンのサポートをしていたソラも一緒である。
レミが初登場した24巻#231にはALS患者がわずかな口の動きと形、瞬きで言葉を伝えヘルパーがそれを読み取る“口文字”がどのように行われているのかが描かれている。『宇宙兄弟』でこういった伝達方法を初めて知ったという方も多いだろう。
他にも電気信号で言葉を伝える機械、目の動きで文字を追いそれを表示して伝える方法など様々な手段がある。
シャロンたちが戦う難病ALSを知る公式サイト内連載『私の名前は酒井ひとみですーALSと生きるー』、ALS研究者への支援をする『せりか基金』もぜひご覧ください。
さてJAXA到着前から幸田、田井間で続いていた長く続いていた“しりとり”。#231では“12文字”だったがムッタ会見後は“13文字”“14文字”と続いていた。
ムッタに会い、“し”で始まる“14文字”をたずねる田井。
しりとりの経緯を説明しながらごめんなさいねとムッタに謝るレミ。ちょうど到着したシャロンを見たムッタが「“シャロン月面天文台”」と見事に14文字でこたえ、驚き感動した。
ムッタの打ち上げや月までの旅路をシャロンやソラ、田村と一緒に見守る。
月に向かう途中の「週刊六太」映像を見ながらお茶にしようと準備していた際、呼吸が止まりそうになったシャロンにいち早く気づき対応。
シャロンの自力呼吸が止まったこと、入院したこと、予定より早く呼吸器を付けることになったこと、今は安定していることをムッタに連絡。
「宇宙でも普通に電話で話せるんですね」
「シャーさんがこうやって話せたら喜ぶだろうな~」
連絡を受け不安と動揺を感じていたムッタに対し、今後も大丈夫だと安堵させるようなレミの気遣いが垣間見えるセリフである。
また、呼吸器手術を終え目覚めたシャロンに「頑張ったねシャーさん!」と笑顔で声をかける。
ISSでせりかが行ったALS治療薬鍵となるタンパク質結晶実験の成功の知らせには涙を浮かべながら一緒に喜び、「週刊六太」を毎回一緒に楽しむ。
決して悲観的にならず、いつも笑顔で元気で明るく寄り添うレミ。シャロンらALS患者にとってどれほど頼もしく安心できる存在だろうか。
月面天文台の完成報告、その天文台を使って天体を捉えた初画像。ムッタとヒビトの再会。
シャロンが喜びに溢れるそのとき、いつも隣で一緒に喜び笑うレミの姿がある。