フレディの甥。ハードなモヒカンやピアスなどパンクな格好をしている。
感動屋の父ジョニー、「クソ」が口癖の弟マットがいる。
父のことを「お父さん」と呼び、「クソ」を連発する弟マットに「クソって言うな」とたしなめるなど、どこか育ちの良さと真面目さを感じさせる。

叔父であるフレディやヒビトたちCES-51クルー打ち上げを見守る。
またCES-51が搭乗するアレスⅠロケットに先行するアレスⅤロケットの打ち上げも管制室の見学者用エリアからガラス越しに見守った。

見学エリアではジェニファーが案内役をつとめている。
何故ⅠとⅤの２種類のロケットを打ち上げるのか質問を投げかけるジェニファー。これに対しティムは、アポロ計画は人だけが行ければ良かったこと、今は物資なども運ぶ必要があり一度に運ぼうとするとさらに大型のロケットが必要になること、コストや多様性などを答える。

解説しようとした内容を答えられ、自分のトークタイムを奪われてイラッとするジェニファー。

ティムは同時に「なぜⅠよりⅤが先に打ち上がるのか、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳはどこにいったのか」という質問をするが「お家に帰ってウィキペディアで検索しなさい」とトークタイムを奪われたジェニファーに一蹴されてしまうのだった。

月面でのすべてのミッションを終え、マクシム4と合流したムッタとフィリップ。
彼らを乗せた帰還船メドヴェージが、遂に月面から打ち上がった。
その様子を兄弟で見に来ていたティムは、またも知識全開でジェニファーのトークタイムを減らす質問を投げかけたのだった。

個性の強い父と弟に囲まれながらも素直に育っている少年。
ジェニファーに「また来てる」と認識されている兄弟は、かつてJAXAに通った南波兄弟を彷彿とさせるものがある。

宇宙飛行士の叔父フレディの活躍を応援し、多くの打ち上げを見守ってきた兄弟。多くのロケットの打ち上げを、これからも兄弟一緒にワクワクしながら見続けていくことだろう。