- 出身地
- 日本
- 日本
- 初登場
- #1~
words言葉
「南波先輩…何と言ったらいいか僕たち…」
「いえいえ」
「すでに技術としてはほぼ完成しているので 応用すれば前面に道を投影させることは容易にできます」
profileプロフィール
ムッタがミラクルカーコーポレーションに勤務していた時の後輩。当時の上司である間寺役員に頭突きし、クビになったムッタを見送る。
やがて紆余曲折を経て宇宙飛行士になったムッタが開発部門でバギーの改良を命じられた際、フロントナビゲーションシステムを思いつきミラクルカーコーポレーションに協力を申し込む。その際電話に出たのが彼だった。
その昔、ムッタが大ボツを食らった“飛行自動車”。その企画データがまだ残っているか、そこから派生した「例のフロントガラスのやつ」がそろそろだよね、などの会話をする2人。すぐにデータを送る手配が出来るなど、会社員時代に仕事上近しく良好な関係性だったことが伺える。
ちなみに“飛行自動車”案は日本の道路が渋滞天国であったことが始まりで、いよいよ空を使うしかないと子どもの頃に想像した“空飛ぶ車社会”を実現させてみようと企画したものである。
その案では空に道路や標識を設置して空に留めておく必要はなく、フロントガラスに架空の共通道路を映し出す。それがムッタが考案した“飛行自動車計画”だ。
車が空を飛ぶ案自体は現実味がないと一蹴されたが、フロントガラスに道を投影する案は活かすこととなり、フロントナビゲーションシステムが製作されることとなる。
ちなみにムッタはこの計画中にクビになった。
間寺役員との相性は悪くクビにされた上に自動車業界への転職も阻害されてしまったムッタだったが、間寺役員の調子の良さと一枚上手のムッタのトーク力によって、NASAとミラクルカーコーポレーションの協力関係が結ばれた。
自動車開発会社の経験と人脈が存分に生かされた形だ。
バギー改良案を上層部にプレゼンする際、後輩の彼も日本から駆けつける。
フロントナビゲーションシステムの試運転映像を見せて説明し、技術的にほぼ完成していること、月面ナビの製作も可能であることをアピールした。
フロントナビゲーションシステムはすぐに月面ローバーで採用されることとなった。
会社員時代、チームを組んでお互いに自動車開発について話し合ったり、一緒に飲みに行ったりしたであろうムッタと後輩。
プレゼンのあと手応えを感じ、昔のように共に美味しいお酒を飲んだ…かもしれない。
共に仕事をしたミラクルカーコーポレーションの仲間。ムッタにとっても彼らにとっても、この関係は財産だろう。