豪快な父、おおらかな母と３人の弟と1人の妹の７人家族の長女で、小学生の頃より弟妹の面倒を見て育つ。しっかり者で母親も育児が楽だったと話す。

2025年の宇宙飛行士選抜試験に受験。閉鎖環境試験ではケンジらと一緒のＢ班だった。グリーンカードの指令続きでB班が険悪になり、手島と真壁に辞退を迫った溝口にそういうことはよくないと声を上げる。

初登場は三次試験前の移動のバス。せりかと隣同士になっている。

ムッタ曰く「小柄だけど気が強くてしっかり者」。本人曰く「大雑把に見られがちだけど実は繊細なんだねとよく言われる」らしい。

NASAではいつも一人残ってロボットアームの操作練習をしていた。繊細な作業も正確かつスピーディにこなし、ここ数年で間違いなく一番センスが良いと技術担当から報告が上がり、せりかと同じISSサブクルー(CTV-28)に抜擢される。

日本人女性宇宙飛行士のWフライトとして日本で「セリエナ」コンビとして人気を博す。

妹のケイとは特に仲良しで、絵名より料理上手になりたいケイはハンバーグを作って姉を送り出した。NASAへ旅立つ前に妹から相談された将来の悩みについて真摯に答え、応援している（※『宇宙兄弟メシ第8回』を参照）。

手作り雑貨で購入した太陽系を象った惑星ヘアピンがお気に入りで、付けると「気持ちが「ピシッ」と」したらしい。

ケイが5歳になる頃、一緒にカモンライダーαのヒーローショーへ行き、ケイがショーを見られるようずっと肩車をしていた。ヒーローショーの内容は殆ど覚えていないケイだったが、殆ど前の人の背中しか見えない筈なのに自分を40分も肩車していた姉の強さに姉こそヒーローだと感じている。

その時につけていた惑星ヘアピンに似せてケイが手作りし絵名が宇宙に行く前にプレゼント、ISSで愛用している。

また、この惑星ヘアピンは商品化されファンの間でも大好評だった（　https://koyamachuya.com/column/goods_history/7655/　）。

噂話などに敏感。ISS存続危機に関してもいち早くムッタらが廃止署名を集めているとの話を耳にし、せりかと共に確かめに行く。それは誤解であり存続の為に署名を集めていること、ムッタの強い想いを知る。

ISS滞在時せりかと製薬会社の黒い噂が流れたときにも「一番身近にいる自分の言葉なら皆に信じてもらえるかもしれない」と自身のブログで想いを綴るも、アップ直前に星加から連絡が入りストップ。実験の中止・自分にも飛び火するかもしれないということを伝えられ、悔しさをにじませる。せりかに寄り添い続ける。

JAXAの江上よりALS実験の手助けをするようならば二度と宇宙飛行できなくなると告げられるも、宇宙に来る為ずっと一緒に歩んできたせりかと「こーいう時にちゃんと手助けしないと父ちゃんに泣かれる」と、共にALS実験を再開。

実験成功の折には2人で大泣きし抱き合う。

絵名とせりかは宇宙飛行士の仲間であり、お互いを深く信頼し合っている親友であることが伺える。

ムッタのせりかへの想いに気付いているものの、せりか本人が気づいていないのでドキドキしながら見守っていたが、ISSでマヨネーズでハートマークを描いたせりかが、かつてアクロバット飛行でムッタが見せたものがバルタン星人ではなくハートマークだったということに気付いたことを喜んでいるようだ。