月行きの2カ月前になって、六太たちの前からいなくなったカルロ。
家族同然のメンバーにも、明かせない行き先……そこはなんと、イタリアの刑務所だった。
カルロは病床に臥す、老いた父を見舞う。
よみがえる少年時代の記憶――そして今、瞳の奥にある思いとは。