【2019年1月6日】「部分日食」情報☆
みなさん、「日食」を見たことはありますか?
年明け早々1月6日は、連休を繋げて帰省される方も多くいらっしゃる時期かもしれませんが、この日に日本全国で「部分日食」を観察することができます。
今回は、2019年1月6日に観測できる「部分日食」についてお伝えします☆
日食とは?
日食とは、月によって太陽が隠される天文現象のことです。
※ある天体が別の天体の本体や影によって隠される現象を「食」と呼びます。
月が地球の周りを公転している間に、太陽、月、地球の順番に並ぶ時に起こり、その時に太陽が月に隠されて欠けて見えます。
太陽の前を月が横切っていくに従い、太陽の形が欠けていくように変化していきます。
欠けて見える度合いは、太陽、月、地球の位置関係、また地上のどこで見るかによっても大きく変わります。
この時の月は、新月です。
日食には、部分日食だけでなく、皆既日食や金環日食など大きな割合を隠す現象もあり、太陽よりもよっぽど小さな月が手前にあることで太陽を隠してしまうなんて、面白い現象ですよね。
※写真は金環日食の様子
2019年1月6日の観測条件
2019年1月6日に全国で、最初から最後まで部分日食の全経過を楽しむことができます。
日本から日食が見られるのは約3年ぶりのこと。(前回は2016年3月9日)
日食の時間の太陽は“南東から南の方角”と、比較的低い位置で見られます。
また日本では、北東の地域ほど太陽が大きく欠けた様子を見ることができます。
※最大食は北極圏付近となります。
【東京】
食の始め:8時43.8分
食の最大:10時06.0分
食の終り:11時36.6分
【札幌】
食の始め:8時46.5分
食の最大:10時13.5分
食の終り:11時47.4分
日食を安全に楽しむために
太陽は大変強い光を放っているため、「太陽観察用」のメガネやフィルターを通さなければ、まぶしすぎて日食の様子を見ることはできません。
太陽を見る時は、直視せずに減光した状態で見るようにしてください。
黒い下敷きやサングラスなどでも太陽は見られそうですが、赤外線など目に有害な光線を通してしまうので、短時間であっても目にダメージを与えるおそれがあります。
日食網膜症または日光網膜症と呼ばれる目の障害を引き起こす原因にもなるので、専用のものを使わないと危険です。
必ず「太陽観察用」のメガネやフィルターを使い、安全な状態で日食を楽しみましょう!
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<スタッフプロフィール>
ゆみ
星空をこよなく愛する宙ガール☆天文初心者のため勉強中です。
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