来年5月頃に搭乗予定!星出 彰彦宇宙飛行士の活動と「いま」「これから」☆ | 『宇宙兄弟』公式サイト

来年5月頃に搭乗予定!星出 彰彦宇宙飛行士の活動と「いま」「これから」☆

2020.03.15
text by:編集部コルク
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宇宙飛行士たちの活動は、宇宙開発においてこれまで多くの可能性を切り拓いてきました。

現役宇宙飛行士として、来年搭乗を予定している星出 彰彦さん。
実は、宇宙滞在中にアニメ版「宇宙兄弟」のアフレコで本人役として挑戦したこともあります。
日本人で初めてISSのロボットアームを操作した星出 彰彦さんですが、どのような生い立ちで宇宙への切符を手にし、そこでどのような活動を行ってきたのか。今後のミッションなども合わせてご紹介します!

星出 彰彦(ほしで あきひこ) 宇宙飛行士

プロフィール・活動紹介

1968年、東京都生まれの星出 彰彦さんは、慶應義塾大学理工学部機械工学科を卒業。宇宙開発事業団(NASDA)に入社し、1997年12月にはヒューストン大学工学部航空宇宙工学修士課程を修了。
1999年4月から日本人ISS搭乗宇宙飛行士の基礎訓練に参加し、2001年1月に宇宙飛行士として認定されました。

搭乗前の活動

  • 2001年4月からISS搭乗宇宙飛行士のアドバンスト訓練に参加。また、ISSに取り付けられる日本実験棟「きぼう」およびISS補給機などの開発・運用にかかわる技術支援業務などを実施。
  • 2004年5月、ソユーズTMA宇宙船フライトエンジニア資格を取得。
  • 2004年6月よりNASAのMS候補者訓練に参加し、2006年2月にMSとして認定。

宇宙での活動実績

[1回目:2008年6月]

スペースシャトル「ディスカバリー号」によるミッションに参加。
「きぼう」船内実験室のISS取り付けや、ISSへ仮設置された船内保管室の船内実験室への移設、船内実験室の起動や「きぼう」ロボットアームの初期起動など、日本実験棟「きぼう」に関する作業全般を担当しました。


写真:「きぼう」日本実験棟ロボットアームシミュレーションで訓練をする星出宇宙飛行士(2007年6月2日[日本時間])

[2回目:2012年7~11月]

ISS第32次・第33次長期滞在クルーのフライトエンジニアとしてISSに124日間滞在。
日本実験棟「きぼう」での実験やISSの維持管理、また3回の船外活動、ISS補給機「こうのとり」3号機ミッション、ドラゴン補給船運用1号機ミッション、小型衛星放出技術実証ミッションにかかわる軌道上作業などを実施し、打上げ・帰還ともにソユーズTMA-05M宇宙船に搭乗しました。


写真:「きぼう」船内実験室で作業する星出宇宙飛行士(2012年11月17日[日本時間])

2020年5月頃に3回目の搭乗予定!

星出 彰彦さんは過去2度に渡って宇宙で活動をし、帰還した後のその後は、2014年7月に第18回NASA極限環境ミッション運用訓練にコマンダーとして参加したり、JAXA宇宙飛行士グループ長にも就任しています。

これから2020年5月頃に約半年間をかけて宇宙でのミッションを控えており、第64次長期滞在(約4ヶ月間)のフライトエンジニアとして、日本実験棟「きぼう」を含むISSの各施設の維持・保全、科学実験、ISSロボットアーム操作等を実施し、第65次長期滞在(約2ヶ月間)ISS船長としてミッションの達成及び全搭乗員の安全確保に向けて指揮を取っていく予定です。


写真:星出彰彦宇宙飛行士のいるJAXAヒューストン駐在員事務所とつなぎ行われた記者会見(2018年3月6日)

星出 彰彦さんの「いま」「これから」 -SNS紹介-

星出 彰彦さんの“いま”と“これから”は、SNS「ツイッター」でご覧いただけます。
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[参考ページ]
JAXAの宇宙飛行士 – 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター – JAXA

[画像の出典]
JAXA(宇宙航空研究開発機構)

<スタッフプロフィール>
ゆみ

星空をこよなく愛する宙ガール☆天文初心者のため勉強中です。
温泉と旅も大好き。いろんな所をめぐって、その魅力をお伝えします^^