宇宙兄弟
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小山宙哉2度目の連載作品。
『モーニング』(講談社)2006年27号より掲載された読み切り短編集。
初めて持ち込んだ読み切り「じじじい」(第14回 MANGA OPEN にてわたせせいぞう賞を受賞)の設定をもとに新しく書き直した作品である。
現在単行本第1巻が発売中。

うまい棒、マッチ棒、大泥棒。

あるときは杖をつき若者に苦言を呈し、またあるときは半ズボンで街を駆ける。
正体不明の快速怪盗・通称「ハープ」。
「人が悲しむ物は盗らない」という信念で、毎日をイキイキと生きる70歳。
しかし、ある日盗みに入った家で、幼い姉妹に見つかってしまう。
彼女はハープを追う刑事の娘だった。
ハープは泥棒ごっこの終わりを観念するが、彼が泥棒であることを内緒にする代わりに、「盗んできて欲しいものがあるの」と姉に頼まれ……

盗むものは、心。
その正体を知る者は誰もが口を固くつぐむ。

小山宙哉による初の連載作品。
『モーニング』(講談社)2006年3・4合併号より集中連載が開始された。
単行本・全1巻が発売中。

ペンギンだって空を飛べる！

運動神経抜群の高校生・梅田晴気、16歳。あだ名は、ハル。
実は極度の高所恐怖症という弱点（チャームポイント）を持つハルは、
学校の伝統的度胸試し「屋上ダイブ」がどうしてもできずにいた。
誰よりも飛びたいと願いながらも、屋上に立つと足が止まってしまう。

そんなある日、新任教師・尾崎とのやりとりを経て、
意を決したハルはついに……

誰も知らない半径数メートル内で宇宙的大事件！
「オレ飛べたーー！」

尾崎はスキージャンプのコーチであり、話を聞いたハルもスキージャンプに挑戦しようとする。
はじめはジャンプ台の上に立つだけで足がすくんだが、徐々にジャンプの魅力に惹かれていく。

青い空に飛び出して、誰も知らない視界を手に入れろ！!