- 出身地
- 日本・大阪出身、筑波在住
- 日本・大阪出身、筑波在住
- 家族構成
- 娘
- 娘
- 初登場
- #41~
words言葉
「はははっ そうか。お互い同じ経路で育てられてるな」
「古谷君 僕は君がうらやましいで。まだ君はこれを着て宇宙に行けるチャンスがたっぷりあんねんから」
「君はそういう時代に生まれた。あとは君次第や」
「人は大人になるにつれていろいろ出会ったりして変わってくもんや。でもやっさんみたいに変われへんかっらもんは――「それを貫き通せ」っちゅうことやな。ハハハ」
「よう来たな古谷君。ヨロシク」
profileプロフィール
JAXAで宇宙服の研究をしている教授。古谷の憧れの人。
古谷と同じく身長が低いコンプレックスを抱き、身長制限のある宇宙飛行士募集のスタートラインにすら立てず夢をあきらめた。
その悔しさから150cm~170cmに対応できる新ベアリング採用の伸縮型宇宙服を開発。この宇宙服の開発により、古谷は宇宙飛行士選抜試験の身長制限をクリアすることができた。
「絶対に宇宙飛行士になる」という古谷からの熱いメールを受け取り、その3年後(古谷が宇宙飛行士選抜試験を受けた後)古谷と会う。
カルピスの牛乳割り(3:7)で育つ。訪ねてきた古谷も「牛乳割り」であると知り同じ経路で育てられていると笑う。(※宇宙兄弟メシ第5回を参照)
自身が開発した伸縮型宇宙服を古谷に見せた際、馬場は言葉をかける。「まだ君はこれを着て宇宙に行けるチャンスがたっぷりある」「君はそういう時代に生まれた。あとは君次第」だと。
身長という本人にはどうしようもない「制限」によって諦めざるをえなかった夢。馬場教授はその悔しさをバネに自分のような身長の低い人でも宇宙に行かれるようになるべく宇宙服を開発した。その夢は、同じコンプレックスを抱えてきた古谷のような人々を励まし、次世代へと繋がっていく。
自分の“夢”が未来の“誰か”に続いていく。馬場教授のような人々によって、未来は作られている。古谷は教授の想いを受け止め、「この宇宙服を着て絶対に宇宙に行く」と決意を新たにするのだった。
宇宙飛行士を目指す古谷を自身の宇宙服開発の研究員として迎える。
スイングバイ試験前に古谷宛に送られてきた古谷の卒業文集を、古谷や同僚たちと一緒に読む。中学時代の頃に描いていた“将来の夢”は大人になるにつれて変わっていくのが普通なことがほとんどだが、その頃から変わらない古谷の宇宙への気持ちを知り、「それを貫き通せ」、とエールを送った。
馬場奈々美という娘がおり、彼女は古谷と共にスイングバイでコムノート候補となった。
自分と同じコンプレックスを抱いている人も宇宙を目指せるように研究を進めてきた馬場。彼に憧れ、彼の想いを受けて宇宙へと挑む若者たちが古谷の後にもきっと続いていくことだろう。