福田 直人

ふくだ なおと
福田 直人
出身地

日本

職業

スイングバイ技術社員

家族構成

別れた妻、娘・涼子

略歴

2008年の宇宙飛行士選抜試験を受けるも落ちる。JAXAと共同でロケット開発に長年携わり、2025年宇宙飛行士選抜試験を受けるにあたり退職、54歳で2回目の宇宙飛行士選抜試験を受験、三次まで進む。民間企業に誘われ再びロケット開発の道へ。現在スイングバイにて技術を振るい、日本初の有人宇宙飛行を目指す。

初登場
#19~

言葉

「この2週間だけの見せ掛けの若さでもかまわない――!」

「こんな…人生を賭けたじゃんけんは 初めてだな。ははは」

「みんな……寝ても覚めても宇宙やロケットが頭から離れない連中だ。血が騒ぐよ。どうやら私の夢も まだまだ続いていくらしい」

「『こういう人が選ばれるかもしれない』――ってさ そんな気がしてたんだよ。本当にそうなって良かった」

「僕はうれしくなっちゃって 自分のことみたいに 思わずTVの前で泣いてしまった」「日本の民間企業の実力を見せつけてやろうと思ってね」

「我々“スイングバイ”から修理専門のスペシャリストを育て―――“民間宇宙飛行士”としてISSへ派遣します」

「面接の時の彼の目が 私には他の誰よりも輝いて見えたので」

プロフィール

小学生の頃より宇宙の道を目指す。2008年に最初の宇宙飛行士選抜試験を受験。その時のメンバーに星加がいる。

小学6年生の時に書いた「将来の夢」は、日本初の有人ロケットを作り、それに乗って宇宙に行くこと。

ロケット開発に携わってきたが、2025年に再び宇宙飛行士選抜試験が行われる際すぐに辞職。54歳で再受験する。

宇宙事業に邁進するも、残念ながら家庭は崩壊。離婚した妻との間に娘が一人いる。

三次試験ではムッタらと同じA班に。穏やかで自然と皆のまとめ役になる。

顔を洗っていた時に眼鏡を落としてしまい、たまたま通りかかった古谷に眼鏡を踏まれ壊されてしまう。古谷に気にしないよう伝え、以降しばらく試験を眼鏡無しで過ごすが、パソコン画面や走りながら計算をするトレーニングでも画面の文字が見えず焦り、影響が出始める。

見せ掛けだけの若さでもいい、と年齢と眼鏡のないハンデを乗り越えようと必死でくらいついていった。

頑固な短髪の寝ぐせと毎朝格闘している。エア将棋ができる。

試験中、古谷のメッセージでJAXAから新しい眼鏡が届いた際、星加よりグリーンカードで指令を受け取る。その際閉鎖環境内の時計を破壊。それを見ていたムッタに問い詰められるものの、理由を一切言わず、わかったら握手しようとだけ伝えた。その後理由がわかったムッタと固く握手。険悪になりかけていたA班だったが、「悪い人間は一人もいない」というムッタの言葉でトラブルを乗り越え、メンバー同士の絆は確実に強くなっていった。

だが最終的に『宇宙飛行士にふさわしいと思う人』を決める場面で、自分は決して劣っているとは思わない、だが若さを留めたつもりでも実年齢はごまかせない、宇宙飛行士になってからの未来(さき)の短さを考えるとまず最初に除外されるだろうとも考える。しかしムッタの提案でじゃんけんで決めることとなり、平等にチャンスをくれたムッタに感謝する。

後日ムッタと会い、時計を壊したことを黙っていてくれたことやチャンスをくれたことにお礼を伝え、追加合格となったムッタを心より祝福。自身は民間企業に誘われて日本初の有人宇宙飛行を目指す会社に行くことが決定した。

ムッタらが参加したカムバックコンペの優勝チームの上司である。「当然のように優勝して賞金をもらってきて」と送り出したらしい。コンペ後チームに電話をかけ、ムッタらが宇宙へ行く頃には有人宇宙ロケットを送り出そうと思っていると伝えた。

ムッタらがISS存続署名に奔走している頃、新型ロケットアレスIの開発・打ち上げに成功。ムッタの紹介でゲイツとコンタクトを取り、スイングバイとしてNASAに協力、ISS存続の為に動き出す。

民間宇宙飛行士採用の為の面接官を行い、応募してきた古谷と再会。ジョーカーズの打ち上げには古谷らスイングバイメンバーと共に応援に駆け付けた。

“終わらない夢”を追いかけて、初の日本人宇宙飛行を目指し進んでいる。スイングバイによる日本人初宇宙飛行の夢が実現する日を楽しみにしている。