ジョージ・マグワイア
地質学者
言葉
「やっぱりな。私は“石”だけでなく“人”を見抜く力もある」
「どうだワクワクするだろう。ディズニーランドといい勝負だ」
「まあ…リーダーのエディが来たところだ。もう少し様子を見ようじゃないか」
プロフィール
ムッタらジョーカーズがバックアップクルーとして参加する、CES-62のデザートラッツの訓練教官を任された地質学者。口は少々悪い。
“石”の他に“人”を見抜く力がある…とのことで訓練に参加する宇宙飛行士、アンディ、フィリップ、カルロを次々と当てる。ベティは待っているのが面倒であると自ら名乗り出た。
最後の一人、ムッタは背筋を伸ばしてみたりフラフラ動いてみたりと小さく主張するも、なかなか当てられなかった。「お前か?」と聞き続け7人目にしてようやくムッタに辿り着く。「やっぱりな」と言ったものの、どう考えても「当たり」ではない気はする…。
ちなみにこの時ムッタはカルロに「宇宙飛行士としてのオーラが見えなかった」と言われていた。
実践主義であるマグワイアはすぐに訓練場所であるアリゾナ州北部にあるブラックポイントラバフロー試験場に出発。
荒れた地表やクレーター、昼夜の極端な温度差や砂ボコリ…それらはディズニーランドといい勝負なくらいワクワクするだろうとメンバーたちにどこか嬉しそうに言った。地質学者だけあり、その表現はとても豊かである。
訓練が始まって数日…チームに、新しいメンバーがやってきた。ざわつくスタッフたち。宇宙飛行士のみならず、スタッフも皆憧れるJ兄弟の、エディ・Jがキャプテンとして加わる。マグワイアも心なしか嬉しそうに彼を紹介をしたのだった。
まとまりのないサブクルーたちの訓練の様子を見てきたスタッフたちは、このままではこのチームでのアサインはないのではと危惧する。
「もう少し様子をみようじゃないか」
マグワイアは、エディが来たことでチームが大きく変化していくことを“見抜”いていたのかもしれない。