モッシュ・ベルマー
NASA宇宙飛行士
宇宙飛行士となり、月ミッションのチームである“パーフェクツ”のクルー。カルロのバックアップクルーをつとめる。骨折によりカルロと再び交代となり、ビンスと共にCES-66のキャプコム補佐を務める。
言葉
「子どもの頃から 『マジメだね』―――ってよく言われました」
「それなら問題ありません。月で爆発しても火は一瞬で消えますから」
「僕はやられたらやり返します。やられっぱなしでは その先もずっとやられっぱなしだからです」
「医者に…『これは全治3ヵ月ですね』――と言われたので 僕はこう答えました 『知ってます』」
プロフィール
月ミッションの1チーム、“パーフェクツ”の一人。
何の連絡もなく訓練にこなくなったカルロのバックアップクルーとしてジョーカーズの訓練に合流する。
表情にあまり変化がなく、口調も淡々としている。本人曰く「よくマジメだといわれる」らしいが、11歳の時喧嘩した友人の背中にドロップキックをくらわせるなど驚きの行動に出る。友人は膝を擦りむいた程度だったがモッシュ本人は着地に失敗、左ひじを骨折する大けがをした。
訓練中何度もアルタイル着陸を失敗させる。口調は丁寧であるものの、こんなミスは“パーフェクツ”ではしなかったと悪びれる様子もない。ハッキリ物を言うベティとは特に合わず、ジョーカーズの元のメンバーたちとモッシュはなかなか噛み合わないまま訓練を進めていた。
カルロが戻らないことから正式に“ジョーカーズ”の一員となる。
同クルーのメンバーであるクリステンホルム、ドミドレとは特に仲が良いらしく、別れを惜しまれた。
生まれてこの方冗談など言ったことがない自分が“ジョーカーズ”になるということに戸惑い、“パーフェクツ”の一員として月へ行くことを望んでいたモッシュだったが、2人と酒を酌み交わし前向きになったようだ。ちなみにクリステンホルムとドミドレはモッシュのちょっとした表情の変化を読み取れるようで気が合う。
正式に“ジョーカーズ”のメンバーとして訓練にのぞむ。
管制の指示に裏を読み取ろうとするモッシュに、フィリップはおおらかに受け止め受け流し、ムッタは「さらに裏があると思うんだよね」と訓練がスムーズにいくよう誘導する。
ところが当日モッシュは会見に出られなくなった。全治3ヵ月の右ひじの骨折をしてしまったのだ。
実はこの骨折は予言されていた。クリステンホルムたちと飲んでいた際に彼の叔母であり占い師であるジャスミンに占ってもらう。今関わっているグループに“落下”と“崩壊”という不吉な暗示が出てしまう。ジャスミンは魔除けの “ノンノ・バビア”という首飾りを29日間かけているように伝え実行していた。
しかし会見前日、モッシュの月行きを祝うホームパーティーで甥のサムの悩み相談を聞いて“やられたらやり返す”方法を直接伝授しようとし、魔除けの首飾りを外して何もない空中に向けてドロップキック。結果、右ひじを骨折。
戻ってきたカルロと入れ替わり、再び“パーフェクツ”のメンバーとなった。
バトラーの推薦でジョーカーズ月ミッションのキャプコム補佐をつとめる。キャプコムはビンセント。
太陽フレアが発生した際には、連絡が取れなくなった月基地と「わずかに通信が繋がった」と大きな声を出す。おそらくモッシュが初めて大きな声を出したシーンだ。彼の興奮と安堵が伝わる。
まだまだ続くムッタたち“ジョーカーズ”の月ミッション。
そのキャプコム補佐として、モッシュはマジメに淡々と取り組んでくれることだろう。