ピコ・ノートン | 『宇宙兄弟』公式サイト
ぴこ・のーとん ピコ・ノートン Pico Norton
所属
デンバー社 パラシュート展開システム開発・製造サブプロジェクト総合責任者
技術職員
嫌いなモノ・苦手なこと
テンションの上がらないこと
テンションの上がらないこと
誕生日
1984/7/9
出身地
アメリカ・ミネソタ州ポットヒル
アメリカ・ミネソタ州ポットヒル
身長
170cm
家族構成
妻、息子2人
妻、息子2人
略歴
1984年生まれ。鉱山の町ポットヒルで宇宙に憧れ生まれ育つ。2002年に親友であるリックを亡くし、以降宇宙への道を邁進。NASAの下請けであるデンバー社の技術職員となり、パラシュート展開システムを作り上げる。現在もデンバー社で腕を振るう。
1984年生まれ。鉱山の町ポットヒルで宇宙に憧れ生まれ育つ。2002年に親友であるリックを亡くし、以降宇宙への道を邁進。NASAの下請けであるデンバー社の技術職員となり、パラシュート展開システムを作り上げる。現在もデンバー社で腕を振るう。
初登場
#102~

words言葉

「確かにな。だけどそれでもビンスは他の奴が作ったのより俺のを選ぶんだろ」

「ああ……そうだ……!テンションのあがらねえことに………パワー使ってる場合じゃねえ………!」

「ちょっと待て……金がどうした乗せるのは命だぞ!人の命預かってんだ。金に糸目つけてんじゃねえ!」

「髪が減ったんじゃねえ。顔の面積が増えたんだ上に」

「ブライアン……俺が本当にやりたい事ってのは一つしかないんだ。無事に帰還した宇宙飛行士と一緒に酒を飲むこと!」

「パラシュートの『パ』ぐらいは教えてやってもいいかな」

「ネクタイを締める理由なんてのは1コしかねえ。仕事が無事に終わった後に“緩める”ためだ」

「心おきなく言わせてもらうぜ。おかえり諸君」

「“真実”は見つけ出そうとするな作り出せ」

「お前のおかげだリック。お前がいたから俺はここまでやってこれた」

「ビンスが宇宙で迷子にならないように しっかり誘導してやってくれよムッタ」

profileプロフィール

月からの帰還船であるオリオンの開発を任されているNASAの下請け、デンバー社の技術者。パラシュート展開・製造プロジェクトの総合責任者を任されている。

初登場時は常に飴かガムを食べながら酒を飲んで酔っ払い、だらしない恰好をしていた怠惰な技術者だった。人前でも平気でおならを出す。

アスキャンで最下位になったムッタたちのチームの、カムバックコンペのサポート役として技術担当を務める。

自分の中でスイッチのオンとオフがあるらしく、オンになった時はちょっとだけマジメになるらしい。

ビンスとは幼馴染であり飲み仲間。同じく幼馴染であるリックと共に宇宙に憧れ技術者を目指す子供時代を過ごしてきた。だが鉱山の町であるポットヒルでは鉱山技師になることが一番の道であると考えられ、教師や親にうるさく言われ進路では工業専門学校への道を決めかけていた。宇宙への夢を諦めると伝えた直後、幼馴染のリックを事故で亡くしてしまう。激しく後悔をしたピコは、『人生は短い、テンションの上がらないことにパワー使っている場合じゃない』とビンスと共に宇宙への道を邁進。宇宙開発の技術者となる。

リック、ビンスと子ども時代に作ったペンギンロケット14号のかけらを大切に持っている。

シャトル時代にグライダー機関方式が当たり前となってしまいパラシュートでの帰還技術を失ってしまったNASAだったが、ピコがパラシュート展開方式のシステムを作り上げる。

だが実験中ただ一度想定外のミスを犯してしまい、その実験失敗によりデンバー社は当時の帰還船の担当から降ろされてしまった。そのシステムを使い帰還する予定だったのが、ブライアン・Jら3人のクルーが乗ったCES-43であった。

ニューエアー社が担当したCES-43の帰還船はパラシュートの展開が上手くいかず絡まり合い、3人は命を落とす。

帰還した宇宙飛行士と酒を飲み交わすことがピコが『本当にやりたいこと』だったが、その約束は叶わなかった。ブライアンが死んだ日、ピコは一人で約束のパブへ行き、亡くなったブライアンに酒を奢り涙を流す。

ヒビトらが帰還するオリオンのパラシュート展開システムはデンバー社が行っており、ピコはヒビトらが無事に帰還できるか重圧と戦っていた。ビンス曰く「酒で恐怖心を克服している」状態であり、その姿勢はガキの頃から変わっていないと言われる。ムッタらと出会ったのはその頃。

カムバックコンペのサポート役技術者は、本来コンペで良い成績を目指せるようローバーについてのアイデアや技術の補助などを行うものであるが、アイデアを出しあいながら制作を進めるムッタたちをよそに、ゲームをしたり酒を飲むための『俺ルール』で遊んでいたりと、まるでサポート役の役目を果たしていなかった。

だがムッタの考え方が技術者寄りであること、タイヤをスポンジにしようというムッタの提案に驚き、パラシュートについて教え、サポート役として協力し始める。

『パラシュートは愛で開く』という信念を持つ。

このコンペで技術者が人の人生を預かっているということを体感して欲しいと願い、カムバックコンペの後にはムッタらから命を懸ける側の気持ちを知ってくれという想いのこもったローバー『PIECO(ピエコ)』を預かる。

宇宙船の帰還は『厳かな儀式』であると、ヒビトらの帰還の際には髭をそりネクタイを締め、腕時計などして身なりを正し管制室で帰還を見守った。ネクタイを締めるのは“緩める”ためであり、無事帰還を見守った後はネクタイを緩め、かつてないほっとした笑顔を見せた。

その後帰還したヒビト、リンダ、ダミアンと嬉しそうに酒を飲み交わす。

ビンスがいよいよ月へ打ち上がるその日、フロリダからポットヒルまで自身の車で3日間、オリオンと同じ旅をする(※宇宙兄弟メシ第20回参照)。途中立ち寄ったレストランでNASAがアポロ時代から国民をだましているという客と会い、大人げない対応をした。

大きくなったロケット杉の下にあるリックの墓の前でビンスの月面着陸を見守り、リックと『誓いのサイン』を交わす。この時添えた花がコスモスであり、もしかしたら南波兄弟と同じく「コスモノート」にかけている…のかもしれない。

ちなみに『誓いのサイン』はそれぞれの頭文字にちなんだ一言を言ってから拳をぶつけ合うものであり、ピコの“P”は“Power(力)”のPである。

ムッタとは気軽に飲みに行く仲となり、何かとムッタにアドバイスをする。

ジョーカーズのミッションの一つである月面望遠鏡では、パラソル方式の衛星の落下機構部分をデンバー社が担当。

これからもムッタの良き相談相手であり飲み仲間であり、リックへの想いと感謝を抱きながら宇宙開発の技術者の一人として進んでいくことだろう。

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