ポーキー・グリッコ

ぽーきー・ぐりっこ
ポーキー・グリッコ
職業

NASA職員

初登場
#239~

言葉

「今日もド派手なネクタイだな ビル」
「問題ありません 順調に飛行中」
「これは…浴びてるな」
「大丈夫だ――システムチェック済み データ上は全て異常なしだ」
「この時期を逃したら…Bチーム生存の可能性が何%下がるかを分かってないのか…」

プロフィール

ムッタらジョーカーズが参加する、CES-66ミッションの管制室で働くスタッフの一人。
CES-66の管制室メンバーのボスはビル・ハガード。

大きな声で入室してきたハガードに一瞬驚くも、「今日も派手なネクタイだな ビル」と返す。ミッション中問題が発生した場合もすぐにハガードとやり取りをしたり、ゲイツやバトラー室長も同席する重要な会議に出席したり、ハガードのサポート的立ち位置で行動したりと、かなりのベテランスタッフであることが伺える。ハガードからは「グリッコ」と呼ばれている(#314で初めて名前が登場)。

ジョーカーズは順調に月への航海を続け、遂に月面に向かって降下を開始。ところが着陸ポイントには深いレゴリスによって隠れていた岩があり、着陸船オクトパスはその岩によって傾いたバランスで着地してしまう。少しでもバランスが崩れれば横転する、危機的状況だ。レゴリスは深く、岩に乗っていない部分の機体の脚はどんどん沈み機体が傾いていく。

ポーキー、ガルボ、カッパーの3人は急ぎビルのもとに集結。
着陸船をどうするか緊急の話し合いが行われる。

窓側が下なので岩にぶつかったら、誰か一人でもコックピット側に降りたら横転は避けられない…。万が一を言葉にするポーキー。船体の姿勢を直すには。ジェット噴射は危険。ポーキー、ガルボ、カッパー。3人それぞれのポジションからの言葉が飛び交う。

だがリスクなしに状況の改善は見込めない。やりとりを聞いていたビンスがそう口にし、話と状況を聞いていたビルは着陸船の“スティッチ”を起動する指示を出す。だが指示を待っている余裕のない状態のジョーカーズは、独自の判断で既に動いていた。

着陸船が傾いた際偶然ONになっていることに気づいたムッタは与圧服を脱いで急いで操縦席に向かい、“スティッチ”を操縦。通常の脚とは違う稼働する脚“スティッチ”。完全に転倒しかけた着陸船オクトパスは、ムッタの気づきと迅速な対応、指示を待つ時間はないと判断をしたエディ、ムッタを信じたジョーカーズメンバーにより、無事月面着陸に成功。

ポーキー、ガルボ、カッパーの3人は着陸船の無事を確認した後、レゴリスについてや着陸船の状況などをすぐさま分析、その場で話し合う。

ポーキーは着地ポイントの問題を分析。レゴリスの層が厚かったこと、地形の凹凸を隠すほど砂が降り積もっていたこと、ジェット噴射により吹き飛んで高低差が大きくなってしまったことなどをあげた。また、その後バトラー室長との会議を開き、舞い上がったレゴリスがスティッチの関節部に入ってしまっているであろうと報告。

臨時及び月面最初のミッションは、スティッチ部分を含めた着陸船の掃除だった。

カルロム洞窟でキラキラと光るレゴリスを発見したムッタとカルロ。この映像についての会議にもポーキーは出席。後ろ姿だが、レゴリスが水を含んでいる可能性と水を含んだレゴリスをブギーが浴びていることに、興奮している様子だ。

大規模な太陽フレアが起こった際の会議にも何度も出席。現状使えるもの・使えないものを把握しており、可能性や想定を伝える役割を担っている。ポーキーのセリフには若干心配性な面も伺えるが、彼がいつも宇宙飛行士たちの命を最優先に考えているであろうことが受け取れる。

大胆に考えるハガードにとって、ポーキーの心配性な面は何かを決断する際あらゆる可能性を考慮するという大きな役割を果たしているだろう。

ジョーカーズを始め宇宙飛行士たちは、彼らのようなプロフェッショナルに支えられている。

ちなみに元アシスタントのまゆしーによる『われらコヤチュー部』で彼らの名前が公開されている。名前の由来は読者の想像通り。完全にお遊びでつけられた名前である。