伊東凛平 | 『宇宙兄弟』公式サイト
いとうりんぺい 伊東凛平 Ito Rinpei
出身地
日本
日本
家族構成
妻 まちこ、娘 せりか
妻 まちこ、娘 せりか
略歴
まちこと結婚、娘せりかに恵まれる。2010年ALSを発症し入院、2012年頃亡くなる。
まちこと結婚、娘せりかに恵まれる。2010年ALSを発症し入院、2012年頃亡くなる。
初登場
#5~

words言葉

「ふふふ 教えない……。大きくなったら せりかもやってごらん」

「それで 生まれたてのせりかの顔を見た時――なんとなく出てきたんだよ『せりか』って。名前に意味はなかったけど それでもいいと思った」

「泣くほどのことなんて 実はそんなにないんだよ。泣いてもいいのは 悲しくて仕方ない時と嬉しくて仕方ない時だ」

「偶然だとしても治せるんなら成功だ」

「父さんは この病気を治せるものにしたいんだ。それが使命だと思ってる」

「もうすぐ宇宙へ行くんだろ せりか。おめでとう すごく頑張ったんだね。おめでとう」

「わかった。せりかに治してもらうよ。楽しみだな…せりかが医者の宇宙飛行士かあ。それまで生きないとな」

profileプロフィール

"口数が少なく照れ屋。
せりかが子どもの頃家族で行ったJAXAの公開イベントで宇宙服の展示に「自分の顔をうつして宇宙飛行士気分を味わえないか」とべったりと張り付いた。

小学校の宿題で自分の名前の意味を聞いてきたせりかに「特に意味はない」と言ってしまい、せりかを怒らせ悲しませてしまう。口をきいてくれない娘に、どうして意味がないのかを話す。生まれる前にはたくさん名前を考えていたこと、名前を一つに絞れなかったこと、生まれたせりかを見た時なんとなく出てきて、意味はなかったけれどそれでもいいと思ったことを伝えた。以来、せりかは自分の名前に意味はないけれど気に入っていると言えるようになる。

実験で行き詰った時、ワインを入れて試したことがあった。せりかのISSでのタンパク質結晶実験でコニャックを入れるヒントは、この時の父の行動がヒントとなった。

2010年頃ALSを発症。車いすになっても研究を続けていた。
入院して以来、娘せりかにとって毎日がどんな日々だったのかを知りたいと、日記を書いてくれるようお願い。
せりかはこの頃からの約束を守り、凛平が亡くなってからも毎年お墓に日記をもって報告をしている。
入院中、せりかが医者と宇宙飛行士を目指す、どうすればなれるのかを具体的に調べていることに驚き、喜ぶ。

15歳と20歳のせりかに手紙を遺し、せりかが宇宙飛行士となって宇宙に行く日の為映像ディスクを遺して妻まちこに託した。
普段口数が少ない凛平だったが、娘の為に4分半のメッセージを遺したことは、せりかにとって言葉にできない程嬉しいことだったようだ。

父の想いを受け取り、時に父の言葉や行動を思い出し励まされながらせりかは前に進んでいく。ISS搭乗中誹謗中傷に晒されたせりかを救ったのも、鉄棒の前で泣きそうにたたずむせりかに父がくれた言葉だ。

「泣くほどのことなんて 実はそんなにないんだよ。泣いてもいいのは 悲しくて仕方ない時と 嬉しくて仕方ない時だ」

今も生きている凛平の言葉。医者と宇宙飛行士という2つの目標を叶えたせりかを、凛平は誇らしい気持ちで見守っていることだろう。"

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