ビンセント・ボールド

びんせんと・ぼーるど
ビンセント・ボールド
出身地

アメリカ・ミネソタ州ポットヒル生まれ

職業

NASA宇宙飛行士

家族構成

妻ベリンダ、息子アンソニー

略歴

1984年生まれ。鉱山の町ポットヒルで宇宙に憧れ生まれ育つ。2002年に親友であるリックを亡くし、以降宇宙への道を邁進。軍人を経て宇宙飛行士となる。ムッタらの訓練で教官を務める。2029年遂に月ミッションで月面へ。帰還後はムッタらCES-66のキャプコムを務める。

初登場
#90~

言葉

「これは“宇宙に憧れる者なら 一度は見といた方がいい本”だよ」
「僕はもう決めたんだ。迷ってるヒマなんてない……!人生は短いんだ………!」
「人が宇宙に行ってこその宇宙開発だ。私はそう信じています。我々の邪魔をする者は 皆 敵です」
「とにかく君はここで何らかの成果を上げてください。それができれば君にも……“月ミッション”のバックアップクルーへの道が開けます」
「あれは宝物ではありません。宝物を思い出すための ただの道具です」
「私は必死について来ようと手を伸ばし続ける者には こちらも手を差し出します」
「この月面に着陸した時に感じた静かで大きな喜びを 私は一生忘れないでしょう。きっと君の時もそうなるはずです」
「君の作ったものに搭乗し月に着陸するなんて 私は未だに恐ろしくて仕方がない。だが同時に 例えようもなく誇らしく思っている」

プロフィール

クールであまり笑わず、相手が言い切らないうちに言葉をかぶせてくる。元軍人。仕事が早く、時間にはとても厳しく無駄を嫌う。バトラー室長曰く「せっかち野郎ナンバー1」。ピコ曰く『表情筋をあまり使わない』ので実年齢より若く見えるようだ。

ピコとは幼馴染であり飲み仲間。鉱山の町ポットヒルで、ピコ、リックと共に宇宙に憧れ育つ。14歳の頃『ムーンワーカー』という朗読のカセットテープが付いた本に出会い、隠れて聴いた真っ暗なクローゼットの中で宇宙を見る。ブライアン・Jに憧れ宇宙飛行士になるのが夢だった。

鉱山技師である父はとても厳しくビンスの夢には理解がなく、人は宇宙へ行けるのに自分はこの町でさえ出られないと暗い気持ちになっていた。ビンスは父を恐れ進路では最終的に工業専門学校へ行き鉱山技師になる道を決めた。だが宇宙への夢を諦めると伝えた直後幼馴染のリックを事故で亡くしてしまう。激しく後悔をしたビンスは、『人生は短い、テンションの上がらないことにパワー使っている場合じゃない』とピコと共に宇宙への道を邁進。宇宙開発の技術者となる。

リック、ピコと子ども時代に作ったペンギンロケット14号のかけらを大切に持っているが、本人曰くそのかけらは「宝物を思い出すためのただの道具」とのこと。ビンスにとって本当の宝物は、ピコとリックと過ごした日々なのだろう。

リックのことは『熱量が半端ない男』と評している。

軍人上がりの為、元軍人でない新人に向ける目は厳しい。新人を自分の運転する車に乗せてはスピードを出しどう反応するのかを試す。

ムッタたちの訓練教官を務め、“軍隊式”で厳しく教える。“危機感のないものに成長はない”と考えている。

アスキャンでは新田が訓練に携帯を持ち込むことを許すが、『許されないことをしている相手に「許してやろう」と言える者は――とどのつまり 自分も許してもらいたいのさ、心当たりがあるからな』図星だろ?とラリーに指摘されている。この時他人のプライベートにまで口を出すつもりはないと答えるビンスだったが、リックのことが頭によぎったのかもしれない。

月ミッションにアサイン、バックアップクルーにはムッタがおり、正規クルー・バックアップクルーとして共に訓練をこなす。

ヒビトのことで頭がいっぱいでミスをするムッタに対し厳しく接し、再び致命的なミスを犯したムッタに対し憤る。ピコにじっくり話してみろ、と言われムッタから飲みの誘いを受け自宅に招いた。

容姿や表情がそっくりな息子、アンソニーがいる。感情が表情にあらわれないアンソニーだが、ビンスの打ち上げは目をキラキラさせて嬉しそうな表情になった。

ビンスは食にも厳しいようでジャンクフードなどは食べてはいけないと普段言っているようだ。ビンス打ち上げ後、ベリンダとアンソニーは普段禁止されているハンバーガーを食べに行ったようだ。

ムッタに対し始めはあまりいい印象を持っていなかったようだが、車に乗せてスピードを出しても想像していた反応と違っていたり、ピコとムッタと3人で飲んだ際にリックと同じ言葉を言ったこと、真っ暗な布団の中で宇宙を見るという自分と同じ体験をしたことを話すムッタに徐々に“リック”を持感じるようになる。

妻のベリンダ曰く、ビンスの行動は習慣と流れで先読みできてしまうらしい。やる気がない人には冷たく、やるべきことをやる人には気付く。

ピコと交わす『誓いのサイン』はそれぞれの頭文字にちなんだ一言を言ってから拳をぶつけ合うものであり、ビンスの“V”は“Victory(勝利)”のVである。

『やるべきことをやる』という姿勢で訓練にのぞんできたムッタへの信頼を深めていき、月に打ちあがる前にはピコとムッタと酒を飲み交わす。かつてリックが憧れた管制官の席に座るムッタも交えて『誓いのサイン』として拳を打ち合った。

着陸船の名称は“RICK(リック)”。ピコと2人で名付けた名前だ。長い時間を経て、宇宙に憧れた3人の夢が叶ったのだった。

ラリー・バイソンとは飲みに行く仲であり、月ミッションはラリーも同じクルーとして参加。月ではレゴリスの溶解実験などをこなす。

月からの帰還時にはキャプコムのムッタを労い、次に月へ行くムッタに言葉を贈る。

帰還後はムッタらジョーカーズのキャプコムを務める。

リックへの想いを抱きながらピコと共に宇宙へと邁進してきたビンス。

冷静な判断力と決断力を持ち前に進もうとする者には手を差し伸べながら、これからもムッタらと共に宇宙飛行士として歩んでいくことだろう。