エンリコ・ドナート | 『宇宙兄弟』公式サイト
えんりこ・どなーと エンリコ・ドナート Enrico Donato
初登場
#227~

words言葉

「この動画は個人の真実を証拠映像として記録している」

「レオ・グレコには これから“リベリオ・ゴッティ”という名で マフィア組織に無期限の極秘潜入捜査をしてもらう」

「間違いなく警察のヒーローになるぞ」

profileプロフィール

"イタリアの警察官。DIA(Direzione Investigativa Antimafia) マフィア捜査本部の一員。

カルロの父であるリベリオ・ゴッティ(本名レオ・グレコ、以下レオ)がマフィア組織に無期限の極秘潜入捜査をすることとなった。身元が割られないよう、警察本部のレオ・グレコの在籍情報が一度完全に抹消されることとなった。

1993年9月30日。
レオがDIAの一員であるという証拠映像を8ミリビデオテープに残す。

レオの任務は“警察組織内に潜んでいるであろうマフィアと癒着している警察官を特定すること”であった。
警察内に漏れることも非常に危険だったため、この任務はエンリコとレオのたった2人で進められた極秘捜査であった。

しかしある日、エンリコは何者かに殺される。恐らく警察内部の誰かによって。
一度在籍情報を抹消されたレオにとって、レオ自身が警察官であるという唯一の証人であったエンリコがいなくなったことで、レオが警察に戻ることはできなくなった。

このビデオテープを見ているのがレオの息子のカルロ(当時の本名ルチアーノ・グレコ)であると想定し、エンリコはこんなメッセージを残している。

「画面の前にいるのがルチアーノ君だとしよう。君の親父はこの危険な任務に志願してくれた。間違いなく警察のヒーローになるぞ。」

“ヒーロー”という言葉にレオはこう返す。
「警察はヒーローじゃない。やっててそう思うね。」
「ヒーローってのはやっぱあれだ。サッカー選手だな。…ん――…あと宇宙飛行士!その2つだ」

レオが残した“警察官である”証拠の数々、リベリオとともにマフィアにいたサンドロから聞く、組織内でのレオの姿。
父親がマフィアの一員であり暴力的で軽蔑すべき男だと思っていたカルロにとって、父レオの“人生”はカルロを大きく変えた。

晴々と月へ行った宇宙飛行士カルロ・グレコの姿を、エンリコは天国から見守っていることだろう。誇らしく見守るレオと一緒に。"

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