JAXA宇宙飛行士選抜試験書類選考を通過したムッタが1次審査を受けるまでの間アルバイトをしていた『シューリー吉原』の社長。現場にも赴く。
キャッチコピーは「なんでも格安修理屋の『シューリー吉原』」。ロゴマークはハートの上に「S」と「Y」があしらわれている。

ムッタと訪問した先で修理を依頼されたのはかなり古い型のピックアップトラックだった。なんでも修理とうたう『シューリー吉原』だが、依頼された車の型の古さに（本当に直せるか…？）という雰囲気漂う微妙な間ができた。

「新人君…君できるこれ？」
ちょっと不安を感じている吉原は、そうムッタに尋ねる。

「余裕です」
そう答え、あっという間に修理を終わらせてしまうムッタ。
そのスピード感と手際に吉原は驚く。
早さがウチの売りです、とニコニコと修理完了。

そのときのアルバイトが宇宙飛行士となったことを知っているかどうかは定かではないが、『シューリー吉原』は今日もどこかでなにかを修理している。