ムッタが勤務する株式会社ミラクルカーの本社常務。

深い二重まぶた、厚い唇を持つ。色付き眼鏡を着用。

「ハンドルをゲームのコントローラーみたいにする」と企画会議で提案したムッタを馬鹿にする間寺役員の言葉を受け、ムッタのことを「天才ほど“考え”が先の先を行ってて」「 “天才とバカは紙一重”とも言うからねえ」などと発言する。

「一概に」と言うのが口癖のようで、否定しているのか肯定しているのかよくわからない。

間寺と共に、ムッタの梅茶菓支店異動を決定させた一人である。

グッドイカスカー賞に専務や間寺と共に出席、数々のプレゼンを見守る。

ムッタたちチーム梅茶菓のプレゼンに会場は大いに盛り上がり、なぜ専務からムッタが今うち（ミラクルカー本社）にいないのか尋ねられた際「なぜでしょうねえ～」と目をそらした間寺。ムッタを異動させた一人でもある常務も、気まずそうに眼をそらし沈黙した。

それはかつて自分たちがボツにした案だったからであった…。

宇宙飛行士となり月面ローバーの改良に携わったムッタ。

フロントナビゲーションシステムの協力は、株式会社ミラクルカー自体の了承がなければ不可能であった筈だ。

映画でのみ登場している常務だが、彼の判断もまた、宇宙飛行士・南波ムッタの月ミッションへの一歩を後押ししたと言っても過言ではないだろう。

※プロフィール画像は#0製作時に小山さんにより描かれた下絵のもの。