モッシュ・ベルマー | 『宇宙兄弟』公式サイト
もっしゅ・べるまー モッシュ・ベルマー Mosh Bellmer
所属
NASA
”パーフェクツ” 宇宙飛行士
嫌いなモノ・苦手なこと
ドロップキック・骨折
ドロップキック・骨折
誕生日
1986/6/9
身長
170cm
略歴
宇宙飛行士。月面ミッションクルー“パーフェクツ”の一人であり“ジョーカーズ”カルロのバックアップクルーでもあった。
カルロが一時NASAを離れた際、ジョーカーズの一人として加わる。記者会見前日に右ひじを骨折し、再びカルロと交代。現在はビンスとともにCES-66のキャプコム補佐を務めている。
宇宙飛行士。月面ミッションクルー“パーフェクツ”の一人であり“ジョーカーズ”カルロのバックアップクルーでもあった。
カルロが一時NASAを離れた際、ジョーカーズの一人として加わる。記者会見前日に右ひじを骨折し、再びカルロと交代。現在はビンスとともにCES-66のキャプコム補佐を務めている。
初登場
#223~

words言葉

24巻
24巻
#224

「子どもの頃から 『マジメだね』――ってよく言われました」

24巻
#226

「それなら問題ありません 月で爆発しても火は一瞬で消えますから」

25巻
25巻
#235

「僕はやられたらやり返します やられっぱなしでは その先もずっとやられっぱなしだからです」

25巻
#235

「医者に…『これは全治3カ月ですね』――と言われたので 僕はこう答えました 『知ってます』」

25巻
#239

「まだ不完全な私に“キャプコム”という大役を与えていただき 感謝しております」

37巻
37巻
#349

「こちらを見て何かお気づきではないですか?」

profileプロフィール

月面ミッションクルー“パーフェクツ”に一人であり“ジョーカーズ”カルロのバックアップクルーでもある。

表情にあまり変化がなく、淡々とした口調で話す。本人いわく「よくマジメだといわれる」。だが、11歳のとき喧嘩をした友人の背中にドロップキックをくらわせるという驚きの行動に出るなど、やることが大胆でもある。

カルロが一時なんの連絡もないままNASAを離れていた間、バックアップクルーとしてジョーカーズの訓練に合流。

カルロの代わりに入ったモッシュのやり方やコミュニケーションはジョーカーズのメンバーとうまく合わず、訓練中何度も着陸を失敗してしまうなど難題を抱えていた。
ハッキリとものを言うベティとは特に合わず、“パーフェクツ”ではこんなミスをしなかったというモッシュにベティの苛立ちは募っていく。

そんなタイミングでカルロとの交代が決まり、モッシュは正式にジョーカーズの一員となった。

モッシュがパーフェクツからジョーカーズの一員となることが決定してすぐ、パーフェクツクルーたちと別れの宴が開かれる。
パーフェクツの一員として月へ行くことを望んでいたモッシュ。仲の良いクリステンホルム、ドミドレからは特に別れを惜しまれた。
クリステンホルムとドミドレはモッシュのちょっとした表情の違いも読み取れるほど仲が良い。酒を飲みメンバーと話してほんの少しだけ前向きに慣れたモッシュ。彼らとの別れの時間をじっくりと楽しんだ。

そうしてジョーカーズの正規クルーとして訓練が続き、いよいよ記者会見の日を迎えようとしていた――のだが。
なんと全治3カ月の骨折を負ってしまう。

実はこの骨折は予言されていた。
クリステンホルムの叔母であり占い師のジャスミンから、今関わっているグループにに“落下”と“崩壊”という不吉な暗示が出ていると忠告を受ける。
29日間ジャスミンから受け取った魔除けの首飾り“ノンノ・バビア”をかけていれば避けられる。
マジメなモッシュはちょっと不気味なその首飾りを肌身離さず身に着けていた。

しかし、である。
会見前夜開かれたモッシュの月行きを祝うホームパーティー。そこで甥のサムから悩み相談を受けたモッシュは“やられたらやり返す”を実践するため首飾りを外す。
――そう、11歳のとき喧嘩をした友人にくらわせた、あのドロップキックを伝授するために。

そのとき友人は膝を擦りむいた程度だったが、モッシュ本人は着地に失敗し左肘を骨折する全治3カ月の大怪我を負った。
今度は、右肘である。

そして会見直前。イタリアで自分の過去と向き合いNASAに戻って来たカルロと再び交代し、モッシュはパーフェクツの一員に戻った。

その後、モッシュはバトラー室長の推薦でCES-66のキャプコム補佐を務める。キャプコムはビンスだ。
以降多くのシーンで登場し、ミッションを支える。
太陽フレア発生の際には、月面基地の停電で連絡が取れなくなった。管制室のモッシュが「わずかに通信が繋がった」と大きな声を出すシーンがある。彼が大きな声を出している珍しいシーンだ。彼の安堵が伝わる。

ジョーカーズを襲ったトラブルは太陽フレアだけではない。ベティの大怪我、チームが分かれての緊急帰還、そして月面基地で残ったムッタとフィリップ。
キャプコムの役割は大きい。モッシュはビンスとともに数多くのトラブルにマジメに冷静に対応してきたことだろう。
モッシュはビンスのことを「自己犠牲精神を持ち合わせた品格あるお方」と言っている。キャプコムとしてビンスとともに過ごした時間や経験が、モッシュにとって良いものであることを物語っている。

ムッタとフィリップを助けるためのタイガーチーム。
着陸予定地と大きくずれてしまったルナランダー。滞在に必要な物資が詰まっているルナランダーへの往復をムッタとフィリップが安全に行えるよう、ビンスは自ら志願しチームリーダーとして様々な試験を行っている。キャプコムや自分の時間を調整して。
モッシュはそのビンスの姿勢に対し、自己犠牲精神と品格に感銘を受けたのだった。

「モッシュはタイガーチームに志願しなかったの?」
フィリップの質問に、少し間を空けたあとモッシュは答える。
「はい」

ムッタとフィリップは無事ルナランダーを往復。そしてついにヒビトら“マクシム4”との合流を果たす。
ムッタとヒビトが再会したその瞬間、管制室では大きな拍手が沸き起こった。
モッシュも、それまでには見なかったような笑顔で惜しみない拍手を送った。

月面でのすべてのミッションを終え、地球帰還が迫る。
ジョーカーズの旅は間もなく終わりを迎えようとしていた。モッシュのキャプコムとしての役割もあと少しだ。
マジメに、淡々と、冷静に。
キャプコム補佐として、最後までしっかりと仕事をしてくれるだろう。

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