明るく気さくな性格の女性。
2025年宇宙飛行士選抜試験を受験、第二次試験まで進む。二次試験ではムッタ、せりか、ケンジらと一緒のB班。

#4「一番有利な男」で走るせりかの後ろで腕組みをし嬉しそうに驚いている女性が彼女の初登場。肺活量のテストでも長く息を吐き続けるムッタとせりかを、驚きつつ楽しそうに見つめていた。

二次試験の初日テスト終了後、試験を受けた他の女性と共に、せりかに一緒にホテルに帰ろうと声を掛けたり、翌日はせりかの隣に座っていたりと社交的。

またヒビトの大ファンで、ムッタにヒビトのサインをお願いする、せりかちゃんももらいなよ、と言うなど積極的な面もある。
「キスマークもつけさせる」というムッタの言葉に顔を紅潮させて喜んだ。

二次試験受験者B班の中から5名が三次試験に進む。彼女が中心になって飲み会をセッティングし、通過者5名をお祝いした。ちなみにお店は『居酒屋ぐでんぐでん』。

乾杯の席でムッタからヒビトのサインを受け取る。色紙にはキスマークがありレアだと喜んだが、キスマークを付けることをヒビトに拒否されたため色紙に付けられているキスマークはムッタのものである。せりか宛の色紙も同様だが、これはムッタしか知らない秘密である。

試験期間中親しくなったせりかは青竹に宇宙飛行士を目指す理由も話した。直接せりかに理由を訊けずにいたムッタは、青竹を通してその理由を知る。

せりかの父が病気で亡くなったこと、毎年大勢の人が亡くなる不治の病を最期まで研究していたせりかの父の仕事を引き継ぐこと、無重力下での新薬の研究ができるのがISSのきぼうモジュールであること…。

その理由を知ったムッタは、せりかこそが宇宙へ行くべき人だと感じる。
ムッタが“ISSに人生を懸けるせりかの想い”を知り、応援するようになったのは、きっとこのころからだろう。

三次試験に進んだ5人をお祝いし、ヒビトのサインを受け取って「悔いはない」とさっぱりと笑う彼女。
同じB班からムッタ、せりか、ケンジが宇宙飛行士となったことを心から喜び、それぞれの活躍を地上からいつも楽しみに見守っていることだろう。