ゲンバスキー(工事現場の新人) | 『宇宙兄弟』公式サイト
げんばすきー ゲンバスキー(工事現場の新人)
所属
工事現場新人
初登場
#373~

words言葉

40巻
40巻
#373

「あ…スンマセン忘れてました」

40巻

「あ…っ あ~あの… 充電済みのバッテリーは昨日ツールバッグに入れたんスけど…そのバッグを事務所に忘れまして…」

40巻
#375

「やることないっスね」

profileプロフィール

ロシア連邦モスクワ国道A-103号線で工事をする作業員の一人。マイペースで淡々としている新人。

周囲が森で囲まれた暗い道路の中で響くショベルカー。工事用ライトの灯りが消え、監督の怒鳴り声が響く。

バッテリーを充電しておかなかったことに怒られている途中、バッテリーは充電したけどそのバッテリーを入れたバッグを事務所に置いてきたことを思い出す新人。
思い出したことを素直に言うも「『宿題はやったけどノート忘れました』の小学生かコノヤロー!」とさらに怒鳴られることに。

あっちで使ってるライトを借りてきますと運ぶもすぐに転び、そのライトも壊してしまう。それでも慌てる様子も反省した様子もうかがえないゲンバスキーに現場監督のいら立ちが募る。

しかしライトがないことには工事が進まない。
ゲンバスキーは事務所に戻ってバッテリーと予備のライトを持ってくることを命じられる。

あまりのマイペースっぷりに怒り心頭の監督はショベルカーを振り上げ――。
ガガガッ、バキキッ
――激しい音が辺りに響き、通信ケーブルを切断してしまった。

そのケーブルはロスコスモスと宇宙間で通信に使っている大事なケーブルだった。
工事関係者以外の人物たちの来訪に怒り、相手がロスコスモスだと知り驚き青ざめる現場監督。
監督が謝罪や理由を話している間、事務所に行ってバッテリーと予備のライトを背負ったゲンバスキーが帰還、監督に促され頭を下げて謝罪。

ロスコスモスのスタッフによってケーブルの修復が急ぎ行われる。
その様子を見て自分にも手伝えることがないかと声をかけた現場監督に、ロスコスモススタッフから「ケーブル周りの土をかき出してほしい」とスコップが差し出された。
監督はゲンバスキーにも手伝え!と声をかけ、2人は復旧に向けて協力する。

ロスコスモスの迅速な判断と対応力はもちろんのこと、工事作業員たちが通信復旧に一役かった。

修復後現場監督と肩を組み、ロスコスモススタッフと喜び合い笑顔を見せたゲンバスキー。
大切なのは、起こったミスを反省しその経験を生かし次へと繋げていくこと。

皆で力を合わせ修復することのその喜びを知ったゲンバスキー。
今日もどこかの工事現場で彼なりに一歩ずつ前進しているに違いない。

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