- 出身地
- 日本
- 日本
- 略歴
- 元大学講師。2025年宇宙飛行士選抜試験を受験。二次、三次と進み合格が決まっていたが、本来自分がやりたい道に進むために辞退する。エウロパ探査の計画に参加するため面接を受けた。
- 元大学講師。2025年宇宙飛行士選抜試験を受験。二次、三次と進み合格が決まっていたが、本来自分がやりたい道に進むために辞退する。エウロパ探査の計画に参加するため面接を受けた。
- 初登場
- #20〜
words言葉
「それは違うって本当はわかってるんだろ?」
「僕も父の望む通り宇宙飛行士になるんだって 自分に言い聞かせてました」
「ええ…あれは選ばれたくて必死になったわけじゃなくて……ここでもし一番になれたとしたら 何だってやれると思ったからです」
「あれはあくまで想像だけど 必ずいるって信じているよ」
「僕は―自分の父には逆らえますが 自分のやりたい事には逆らえません」
profileプロフィール
名前の有利は宇宙飛行士のユーリ・ガガーリンからつけられている。
3回も宇宙飛行士選抜試験を受けた厳格な父親の影響で自身も宇宙飛行士選抜試験を受験。
落ち着かないと貧乏ゆすりをしてしまう癖がある。喫煙者。
グリーンカードの指令続きでチームが疑心暗鬼になっていた際、真壁と同じく「宇宙飛行士にふさわしいものをを自分たちで選ぶ」ことに疑問を持つ。溝口に辞退を迫られるも、冷静に状況を分析しそれは違うと言い、自分は辞退しないことを伝える。
地球外生命体に憧れ、いつか発見したいと強く思っており、自身で想像図を描いたりフィギュアを作成したりしている。
宇宙飛行士よりも地球外生命体についての研究や探査をしたいと考えており、閉鎖環境試験の終わり頃ケンジや絵名と地球外生命体の話をした時に自分はやはりこっちだと気付いた。
成績はB班で一番優秀で三次試験も合格するも「自分のやりたいことには逆らえない」と辞退した。彼の閉鎖環境試験の頑張りは「選ばれたかった」からではなく「ここで一番になれたら何だってやれると思ったから」。
自宅には地球外生命体関連の本がみっちりと本棚に並び、自身が作ったフィギュアが整列している。
父からの宇宙飛行士の夢への期待を重く感じるも、別れ際に言われた「もしいつか有利の手で史上初の地球外生命体を発見出来たら………そいつに「有利」――お前の名前をつけてやれ」との言葉を受ける。その父の言葉は、有利が見つけた道への激励に違いない。
その翌日、エウロパに探査機を送る計画に加わりたく、面接を受ける。
「本当に自分のやりたいこと」への道を進み始めた彼の姿は、読者の心に強く刻まれている。