- 所属
- 天文学者
- 好きなモノ・得意なこと
- 天体観測・妻の名前をつけた小惑星「シノーラ」・惑星形成論
- 天体観測・妻の名前をつけた小惑星「シノーラ」・惑星形成論
- 嫌いなモノ・苦手なこと
- 助手レオナルドのツッコミ
- 助手レオナルドのツッコミ
- 誕生日
- 1963/7/19
- 出身地
- アメリカ
- アメリカ
- 身長
- 170cm
- 家族構成
- 妻(故人)
- 妻(故人)
- 略歴
- 天文学者。かつては観測を専門にしており、自身が発見した小惑星に妻の名をつける。惑星系形成論博士。ハワイ大学で天文学を行っている。
シャロン月面天文台建設ではNASAの管制室に入り、建設のためのチェックやJAXAの五月蠅との行う。 - 天文学者。かつては観測を専門にしており、自身が発見した小惑星に妻の名をつける。惑星系形成論博士。ハワイ大学で天文学を行っている。
シャロン月面天文台建設ではNASAの管制室に入り、建設のためのチェックやJAXAの五月蠅との行う。
- 初登場
- #116~
words言葉
(なるほど これが実現すれば素ン晴らしいね)
「お前は黙っちょれい」
「私も発見した小惑星に妻の名を…“シノーラ”と―」
「いえ…約束を果たしに」
「これは集った協力者の名簿です。今でも拡がり続けていますよ。我々だけでなく…“みんなの夢”として」
「シャロン博士の夢の部分にならば 多少の貢献はできるでしょう。我々の両手を使ってくださればいい」
profileプロフィール
世界的に有名な天文学者であり、惑星系形成論を専門とする博士。
助手レオナルドとのやりとりではレオナルドのツッコミに対し「お前は黙っちょれい」がよく飛び出す。
ゴダード飛行研究所の月面天文台建設の計画会議でシャロンと知り合う。
シャロンの“月で望遠鏡を造ってしまう”という計画に「実現すれば素晴らしい」と感じる。予算オーバーで反対する天文学者も多い中、宇宙の姿を想像し語り「我々天文学者には遥か遠くまで行く力はないが“遥か遠くを見る力”なら我々に勝る者はいない」というシャロンの言葉に感銘を受ける。
2日間のプレゼン会議を終え、シャロンのグループが提案した電波望遠鏡の計画が一番興味深いと感じ、シャロンに声をかけた。
田村が(わぁスゴイ!モリソン博士が話しかけてきた!)と驚くほど、天文学の世界では有名な博士。
かつては観測を専門に行っており、シャロンの夫・金子進一と同じく発見した小惑星に自分の妻の名をつけた。シャロンという小惑星はもしかして…という話に「お互いやることは同じ」と笑う。
モリソンの妻シノーラは2年前に他界。「小惑星など小さな領域ばかりみていても仕方ない」という天文学者も多いが、シノーラが亡くなってからどうしても小惑星“シノーラ”の鮮明な姿を見たいと思っている。
そんな、内緒にしていた個人的な理由をシャロンに話したのは、シャロンに同じ理由を感じたからだろう。
シャロンはモリソン博士の「個人的な理由」を「とても素敵な理由」だと言い、モリソン博士は嬉しそうにその言葉を受ける。
ここから、シャロン月面天文台建設協力が始まった。
ちなみにモリソン博士の助手レオナルドとはかなり何でも言い合える仲のようで、「さっすがァ 有名人っスね」「ボクにもナイショの話をなぜこの人に?」など遠慮がない。
程なくしてシャロンはALSを発症。日を追うごとに、歩くこと、両手を使うことが難しくなる。
来日したモリソン博士はシャロンを訪ね、既に車椅子生活となっていた彼女の姿に一瞬言葉を失うものの、真摯な表情で「約束を果たしに」と告げる。シャロン月面天文台計画を引き継ぐべく、彼は訪れたのだ。
シャロンがALSにならなくとも、モリソンはもとより協力するつもりでシャロン月面天文台計画を大学時代からの友人知人に広めており、名簿を持参していた。協力者は今なお拡がり続けている。自分たちだけではない…“みんなの夢”として。
シャロンの症状は徐々に悪化しており、今はまだタッチパネルの操作やキーボードを打つことができる。しかし、いつ動かせなくなるか…。
そんな状態を苦しそうに話すシャロンに、モリソン声をかける。シャロン博士の夢の部分になら貢献できるでしょう、自分たちの両手を使ってくれればいい、と。
これからシャロンの病気がどう進行していくのか。帰りのタクシーの中で、レオナルドに語りかけるモリソン。
「実現させる」。
その強い意志を持って、モリソンはシャロン天文台を後にした――。
シャロン月面天文台建設ではNASAの管制室に入り、JAXAの五月蠅との連携やチェックを行う。建設がいよいよ始まるという時には、いよいよですよ、と嬉しそうに心の中でシャロンに言葉を贈った。
太陽フレアの影響により建設が一時中断する。まだ油断ならないとは考えるものの、再始動の会議でバトラーから「シャロン天文台建設に誰よりも熱い気持ちを持っている者が今月面にいる宇宙飛行士です」との言葉に笑顔を浮かべた。
モリソン博士は、恐らくシャロンからムッタの話をたくさん聞いていることだろう。
シャロンの夢を“みんなの夢”にした一人、ダニエル・モリソン博士。
シャロンの想いを背負い、ムッタに夢を託し、地上から“夢の実現”を待ち望む一人である。