- 所属
- 天文学者
- 出身地
- 日本
- 日本
- 家族構成
- 妻シャロン
- 妻シャロン
- 略歴
- 天文学者として働き、同じく天文学者であるシャロンと2003年頃結婚。2005年頃に新しい小惑星を発見し、「シャロン」と名付ける。2007年頃、病気のため逝去。
- 天文学者として働き、同じく天文学者であるシャロンと2003年頃結婚。2005年頃に新しい小惑星を発見し、「シャロン」と名付ける。2007年頃、病気のため逝去。
- 初登場
- #87~
words言葉
「ウホンッ あの―… え――まず天文学者として言えることとして……僕が新しい星を見つけた時はまず その星に君の名前を付けることを約束しよう」
「どうだろうね?僕は精いっぱいでこんな感じなんだけど……」
「君と結婚して2年……ようやく新しい小惑星を見つけたぞ!」
「ああ……!ちゃんと覚えているよ。約束通り その星に「シャロン」と名付ける!」
profileプロフィール
"天文学者であり金子シャロン博士の夫。長髪を束ね無精ひげを蓄えている。
星がたくさん見える夜、シャロン天文台の外で彼はシャロンにこう伝えた。
天文学者として新しい星を見つけた時にはまずシャロンの名前をつけること、同じ天文学者であるシャロンの協力が必要になってくるだろうこと、2人でのんびり星を眺めながら暮らすのはどうだろうということ。それはつまり自分と結婚してくれないかということ。
進一なりの精いっぱいのプロポーズをシャロンは喜び、嬉しそうに承諾した。遠回しな言い方もこんな星空の夜を選んで言ってくれたことも、シャロンにとっては「進一らしさ」を感じてとても嬉しかったようだ。
シャロンと結婚して2年、遂に新しい小惑星を発見。「シャローン!」と妻を呼ぶ姿からは喜びが溢れ出ていた。
進一の目を見つめ、「何か思い出した?」と尋ねるシャロン。プロポーズの時に言ったこと。進一はうなずき、ちゃんと覚えている、と笑顔で返す。
新しい小惑星の名は、「シャロン」。愛する妻の名だ。
ムッタ13歳、ヒビト10歳の頃病気で亡くなる。少なくとも4冊以上の著書を発表。
2人の夫婦生活はたった4年間だったが、プロポーズの夜や、共に買い物をしている姿、新しい小惑星を発見し「シャロン」の名をつけるよ、というやりとりから、とても仲睦まじい夫婦だったことだろう。
シャロンの机の横には優しく微笑んだ進一の写真が飾られている。
シャロンは夫が発見した小惑星の写真を少年時代の南波兄弟に嬉しそうに見せる。「小っちぇえ」と思ったムッタ、口に出したヒビト。
「そう!小さくて全然見えない」だから「この星の姿が大きく見えるように月面に望遠鏡を作りたい」と笑顔で言うシャロン。ささやかな願いを込めたその顔を、少年ムッタは見つめていた。
シャロンの夫進一が発見し妻の名を付けた、小惑星シャロン。
宇宙飛行士候補生となったムッタは、その時見たシャロンの顔を思い出し、彼女を見つめる。
何か思い出した?と尋ねるシャロンに、ムッタは言う。「ちゃんと覚えているよ」と。
ムッタは少年時代に交わしたシャロンとの約束を叶えるべく走り出した。
シャロンの首元には進一がプレゼントした三日月のネックレスがいつも輝いており、呼吸器をつける際にはネックレスを取り付けてもらった。
手術中、シャロンはムッタの月面着陸を目の前で見ながらネックレスを着けてもらう夢を見ており、その手は進一のものであった。
進一のシャロンへの愛が詰まっているであろう三日月のネックレス。これからも、いつもシャロンと共にある。"