【企画者の声】42巻記念セット「Space Brothers バックパック」に込めた1ピースへの思いを今ここに放出します | 『宇宙兄弟』公式サイト

【企画者の声】42巻記念セット「Space Brothers バックパック」に込めた1ピースへの思いを今ここに放出します

2022.10.17
text by:編集部コルク
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こんにちは、商品企画担当・ささきです。
『宇宙兄弟』最新42巻が12月22日(木)刊行と発表されましたね!

SNSでは、「クリスマスプレゼントだ!!」というお声も。
私は完全にクリスマスの存在を失念していましたが、懐かしのムッタサンタの姿が目に浮かびます。 今年は、大人も楽しみに、ムッタから?小山宙哉さんから?のプレゼントを待ちましょう〜!

そんな2022年のクリスマスプレゼント、小山宙哉official store限定の『宇宙兄弟』42巻記念セットでは、特装版の他に、「Space Brothers バックパック」を発売します!

「バックパック」と名前を書くたびに、「あのバクバクを背負えるようなバックパック」というコンセプトで「バクバク バックパック」というリュックを企画しても良かったなあ、と思うのですが、それはまたいつかの楽しみにして、今回は、「Space Brothers バックパック」です。

このバックパックについては、作り手さんであるTO&FROさんというブランドさんとの出会い、頼りになる担当者さんとのやり取り、そして、デザインの変遷、こだわり…。

色々と語りたいことはあるのですが、アイテムについては 42巻特設ページでもきれいに紹介されているので、ここでは、なるべく読んでいただきやすそうな紙幅で、ただ、どうしても声高にお伝えして共有したい、このバックパックの原点と1ピースのポイントをご紹介します。

考え始めは、外に出る機会も少しずつ復活してきたなか、外出の機会がもっと楽しみになるような、でも、特別のお出かけ以外に普段からヘビーユースしてお供にできるようなものを『宇宙兄弟』でつくりたい、という思いからでした。

そして、外に出ていくときに持っていくものはたくさんあるけれど、最近の『宇宙兄弟』はどんな物語だったかなと目をつぶってみると、心に浮かぶのはやっぱり「シンボルマーク」。

作中では、あのシンボルマークは、宇宙開発における世界共通の合言葉として「We are space brothers」というムッタの言葉を残したいという思いより、エルドン長官から発表されました。

そして、「誰もが宇宙兄弟(Space brothers)の一員であるということをこのマークが思い出させてくれるでしょう」と…。

このシーンは、私からすると、その発表に居合わせた私たち、つまり、この物語を読んでいる『宇宙兄弟』読者の誰もが“宇宙兄弟”の一員である、と力強く言われたように聴こえました。

そして、その時に、『宇宙兄弟』の力って、紙や電子書籍で読む漫画越しに、ムッタやヒビトをはじめとした様々なキャラクターたちと読者である自分がふと繋がるようなところがあるのではないか、と気付きました。例えば、モニター越しにムッタとケンジが握手を交わしたように。

漫画を通しているはずなのに、「居合わせる」ような感覚を体験させてくれる。
一般的には、リアリティがあると言うのだと思いますが、私にとってはこんな表現が近いようです。

さて、そんな、エルドン長官の言葉が、自分に向けられたように感じるシンボルマーク。
“宇宙兄弟”の一員であるということは、背負うべき責任もあるように感じてきます。ここでいう「責任」とは、プレッシャーがあって重たくて機会があれば引き剥がしたいような責任ではなく、『宇宙兄弟』読者であることがちょっと誇らしく思えるような、そんな責任です。

そんな責任を背負う、『宇宙兄弟』読者の一人である自分も“宇宙兄弟”の一員だと思えて、ちょっと胸を張りたくなるバックパックをつくろう!
と、パズルのピースがはまるように思い至ったのが今年の夏でした。

急いで、TO&FROさんにお話を持ちかけて、デザイン案を出しては考え直して、加工を試して… と進めて、ついに完成したのですが、なんといっても、一番のこだわりは、肩ベルトの部分に置いたピースケーキ。

バックパックって、どんなに気に入っているデザインでも、背負ったら最後、自分からはバックパックがほとんど見えないのが悲しいですよね…。

特に、今回実現したいような、シンボルマークを背負う、つまり、自分も“宇宙兄弟”の一員だと思えるようなバックパックは、私たちが今何を背負っているのか、いつでも”宇宙兄弟”の一員として胸を張りたくなった時に立ち戻れるポイントが必要です。

そんな時に、一旦、バックパックをよいしょと置いて、外側から見るかな? …見ないな?

ということから、背負っている時でも、ちゃんといつでも視界に入って、触れるような位置にシンボルマークを置きたかったのです。
しかも、シンボルマークをそのまま載せるよりも、もっと「私」に近いものにしたい。

そうして、今の最高の完成形として、シンボルマークから、“我々一人一人”を意味する1つのピース(piece)を取り出したものを、肩ベルト、ちょうどバックパックを背負ったときに手が触れる位置に縫い付けることにしました。

このピースケーキ、シンボルマークを構成する1ピースでありながら、「a piece」と言えば『宇宙兄弟』でもお馴染み、シャロンの言葉でもある「It’s a piece of cake!」(「楽勝だよ!」)も想起させます。

この1ピースに手が触れるたびに、“宇宙兄弟”の一員だと思えて、ちょっとだけ力が出て、しかも「楽勝だよ!」と乗り切れてしまうような、そんなバックパックをつくりました。
… つくったつもりなのですが、今、画面の向こうで頷いていただけていたらうれしいです!

“宇宙兄弟”の一員である読者仲間のみなさま、『宇宙兄弟』42巻記念セットの完全限定アイテム「Space brothers バックパック」をどうかよろしくお願いします。

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