せりか基金発足の1年ダイジェスト 〜冬・支援を研究者のもとへ〜 | 『宇宙兄弟』公式サイト

せりか基金発足の1年ダイジェスト 〜冬・支援を研究者のもとへ〜

2018.05.21
text by:編集部コルク
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宇宙兄弟は「せりか基金」を立ち上げます。
シャロンが患って闘っているALS、せりかのお父さんが患って亡くなった病気であるALS。未だに原因も治療法も解明されず、徐々に体の運動機能を失っていく恐怖や、知力、痛み、かゆみ、寒さなどの体の感覚が保たれたまま意志を伝えることができなくなる恐怖、自分の命の意味と闘うALS患者の方の、希望を叶える支援をしたいという想いがあります。せりかの夢の実現を現実のものに。

こんにちは!せりか基金プロジェクトメンバー、鈴木せり(@seri258)です。

せりか基金は今月で1周年を迎えます。
4回にわけていた1年の振り返りも本日で最後です!(春編夏編秋編はこちらからどうぞ)

たくさんの気持をのせた支援を研究者のもとへ

さて、冬には、8月末までにいただいた寄付を1回目の支援につなげるための準備が始まりました。

せりか基金賞の助成金に応募が着々と届き、一件応募をいただく度にメンバーで歓喜の声があがりました。
そんな中、新聞で紹介していただく機会があったり、新たなコラボレーションのお話をいただいたり支援の輪が広がっていると感じることができました。

審査員の先生にしっかりと審査をしていただき、記念すべき第一回せりか基金賞を受賞される研究者のお二人が決定しました。

審査と並行して、せりか基金賞の授賞式の準備もありました。

せりか基金に協力してくれている、審査員の先生方・いつも暖かい言葉をかけてくださる患者さん・協力してくださっている方々・そして支援者の方々、全員でこの前向きな気持ちをわけあいたいと「せりか基金賞授賞式」を開くことにしたのです。

せりか基金賞を受賞する研究者の方にも、「せりか基金」をここまで支えてきてくれた人たちと同じ時間を過ごしてもらうことで、どういうお金が集まっているのか感じていただきたい!
支援をしてくださった方々にも、どんな研究者に寄付金が渡るのか見届けてもらいたい。

そして、「せりか基金」らしい会になるにはどうしたらいいか、内容を詰めるのも楽しい時間でした。と

授賞式の日にはこんなにも多くの人に集まっていただけました。

授賞式では受賞者の方によるこれから取り組む研究についての発表、
また開発を進めている方々にALSに関わる取り組みについてお知らせをしていただきました。

研究者の方々と患者さんが直接お話ししている姿が、私は一番印象的でした。

一人一人の気持ちが集まってせりか基金になると思ってきましたが、
気持ちの総量が大きくて授賞式が熱量がすごい!
楽しくて、未来を作る仲間が集まった素晴らしい会になりました。

さて、先日せりか基金メンバーが、直接受賞者のふたりに久しぶりに会ってきました!

このときの取材については、またせりか基金通信からお知らせをします。

いよいよ明日に1周年が迫っています。

チャリティのプロジェクトをどうしたらしっかり継続していけるかと昨年から話していましたが、宇宙兄弟のサポートをしている株式会社コルクではじめたこの活動も、
より多くの支援ができるようにと「一般社団法人せりか基金」として法人を設立しました。

今年も新たにまた協力の声をいただいていてありがたい限りです。

変わらない支援を今年もいただけると幸いです。
なにとぞ、よろしくお願いします。


この時期のせりか基金通信

せりか基金賞授賞式のご報告と御礼

せりか基金通信インタビュー「僕らの活動によって、限界なんてないんだと思ってくれる人がひとりでもいるのなら、こんなにうれしいことはない」WITH ALS代表 武藤将胤さん

治験ってなに?薬はどうやってできるの?―ALS治験勉強会に、せりか基金メンバーが参加しました。


さあ、はじめよう 想像ではうまくいってる byムッタ

「せりか基金」公式サイト:
https://landing-page.koyamachuya.com/serikafund/
チャリティーグッズ:
https://serikafund.stores.jp/

★小山宙哉とALS患者の方との対談をこちらに掲載してます。
★私の名前は酒井ひとみです ーALSと生きるー