コヤチュー部オンライン部室ってどんなところ? 部員「さくさくさん」にインタビューしました! | 『宇宙兄弟』公式サイト

コヤチュー部オンライン部室ってどんなところ? 部員「さくさくさん」にインタビューしました!

2021.04.08
text by:cork-admin
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    みなさんが長く『宇宙兄弟』を応援してくれているおかげで、少しずつ宇宙兄弟を楽しめる場所を増やしていけています(いつもありがとうございます!)。この公式サイトのほか、メールマガジン「コヤチュー部」、ファンクラブ「コヤチュー部プレミアム」、ファンコミュニティ「コヤチュー部オンライン部室」……。

    ひとりひとり、趣味や学校・仕事、家族や友人関係などさまざまだし、時と共に変わっていくものですよね。そんな中でも自分に合わせて『宇宙兄弟』を楽しめる・楽しみ方を変化させていけるようになってきているのではないでしょうか!?

    一方で、「どれが自分に合った場所なんだろう?」と迷ってしまうこともあるかもしれません。特に、「オンライン部室」は、どんな活動をしているのか、なかなか見えてこない場所です。

    そこで、『宇宙兄弟』を遊びつくしている「部員」の一人「さくさくさん」にインタビューしました! いったいどんな人なのでしょうか? そして、オンライン部室はどんなところなのでしょうか?

    ビデオチャットでインタビューに応じてくれたさくさくさん。
    背景画像からも宇宙兄弟好きが圧倒的に伝わってきます。

    『宇宙兄弟』という作品について、これほど広く深く知っている人はなかなかいないと、ファンのあいだでもよく知られています。なぜそんなに詳しくなったのですか?

    神田明神で行われた『宇宙兄弟』クイズ大会で優勝したさくさくさん。
    他の追随を許しませんでした。

    性格的に何事にもこだわってしまうタイプで、好きなことはとことん極めたくなります。『宇宙兄弟』も好きになって、夢中になって、どんどんのめり込んで、気がつけばこんなことに…笑。

    もともと漫画やアニメに興味があった訳ではなくて、趣味といえば旅行くらい。学生時代からよく東南アジアをめぐってました。飛行機と宿だけを決めて、朝になると「今日は何しようかな?」と考えるような緩い旅をしてましたね。

    そんなアウトドア派な人が、どんなきっかけで『宇宙兄弟』にハマったのでしょう。

    最初の出逢いは、たまたま目にしたアニメから。「宇宙」という単語が気になって、どんな作品なんだろうと興味を持ちました。

    というのも、小さい頃からの宇宙ファンでして。科学好きな母の影響も大きいのですが、雑誌「ニュートン」をパラパラめくって遊ぶような子供だったんです。そこで見た宇宙の写真や図版がすごくキレイで……。

    それからは夜空を見上げて一番星や「大三角形」を探したり、一等星の名前の当てっこをしたり。家にあった望遠鏡を覗いて、土星の環っかを観察したこともあります。我ながら宇宙をかなり身近に感じる環境で育ちましたね。

    それで『宇宙兄弟』というタイトルにも、久しぶりの「宇宙」につい反応してしまった。実際に観てみると、宇宙飛行士という雲の上の存在がぐっと身近に感じられてとても新鮮でした。最初は「宇宙」という単語から入ったけれど、次第に物語そのものや人間関係の描かれ方に惹かれていったという感じです。

    とくに感情移入しているキャラクターやエピソードは?

    作品初期のころだと、やっぱりムッちゃんですかね。すぐウジウジしちゃうところとか「わかるわかる……」って思いながらいつも読んでます。

    あとはそのときどきで。自分の状況や悩みによって、気持ちを投影するキャラクターが変わってきます。せりかさんに共感することもあれば、ケンジの葛藤が身に沁みることも。心の中でキャラクターに相談することもあります。特にイケオジキャラクター達は心の師匠ですね。

    エピソードでいえば…NEEMO訓練。ムッちゃんとケンジがちょっとギクシャクしながらも試練を乗り越えていくところが胸に刺さります。「ちょっとだけ無理なことに挑戦してこーぜ」このセリフに何度励まされたことか。これはもう座右の銘ですね。

    このたびは『宇宙兄弟』コミックガイドの制作でも、その知見を遺憾なく発揮したとか。

    オンライン部室では、編集タイガーチームに所属しています。「〇〇の情報を探して!」「この言葉、どこに載ってたっけ?」といった情報を集めたり調べたり、編集のお手伝いをしています。

    昨年、チームに向けて「コミックガイドのファンページをつくる企画があるけど、どう?」と声がかかったので手を挙げました。

    担当したのは、キャラクター紹介のページ。情報の洗い出しやコマ選定、マイナーキャラクターの紹介文を考えることが当初のミッションでした。途中、名無しキャラクターの名前を提案したら見事採用!これはちょっとした自慢です。

    作業を進めていると、編集部から追加オーダーが。キャラクターの誕生日や身長、好きなもの嫌いなものなど、コミックには出てこないけど「きっとこうだろう」という情報集を作ってほしいとお願いされました。

    何度も読み返しながら想像していく作業は大変でしたが、本当におもしろかったですよ。身長なんて公式な数字が出ているのは南波兄弟とやっさんくらい。基準となる人よりどれくらい大きいか小さいか、出ているコマを探しては推測していきました。ちなみにムッタは181センチ、ヒビトが182センチです。

    これほどキャラクターのことを考え抜いたことはない!とイメージを膨らませる日々。ファンとして、たまらなく楽しい濃密な時間でしたね。

    オンライン部室の活動にのめり込むモチベーションは、どこからきている?

    大好きな作品のすごく近いところで、ファン同士がワイワイバクバクできることが楽しくて。「好きは正義」と思ってるだけです。

    オンライン部室にはいろんな人が集っています。今回コミックガイドに携わった6人も得意なこととかみんな違っていて、調べものがうまい人、細かいチェックができる人、レイアウトやデザインができる人、コメントや文章をまとめるのが上手な人……。それぞれの強みを組み合わせると、いい感じで作業が進むんですよね。

    コミックガイドミッションは、この6人がいたからこそ成し遂げられたもの。ひとりでも欠けたら最後まで走り切れなかったんじゃないかな。まるで『宇宙兄弟』のエピソードにありそうな体験ができたことで、よりテンションが上がりましたね。”ここにいたんだ”って。

    オンライン部室の魅力はどんなところにあるのでしょう?

    いろんな距離感と楽しみ方ができるところ、無理せず自分のペースで遊べるところがオンライン部室の魅力です。

    そしてコミックガイドのように、ファンでありながら発信側にもなれる。「モノ言うファン」の立場で作品と関われることなんて、なかなかないんじゃないかな。

    かつてのファンコミュニティは、イベントなど実際に集まってつながりをつくっていくことが多くて…。札幌在住の身としては、いつも参加できるわけもなく、少しさみしさや悔しさを感じてました。だからオンライン部室のように、物理的な距離に関係なく『宇宙兄弟』に浸れる場所はすごく貴重で。

    『宇宙兄弟』が好きな人は全国にいます。 もっと『宇宙兄弟』の話がしたいけれど、同じ温度感のファンが身近にいない。いきなりのイベント参加はハードルが高い。住んでる場所やお仕事など、いろんな事情で悶々としている人っていっぱいいると思うんです。前の私も同じだったから。そういう人とこそ、オンライン部室を通じてもっとつながりたいなと私は思います。

    でも知らない人からすれば、「いったい何なの? オンライン部室って」と感じられるでしょうね。

    オンライン部室は、いつでもどこからでもアクセスできる「24時間営業の宇宙兄弟専門店」。

    作品についてはもちろん、グッズやイベントの企画ルームもあるし、先行情報や制作秘話、裏話で盛り上がるスペースもある。モーニング掲載の最新話まで話せるネタバレ部屋だってある。絶対参加じゃないし『宇宙兄弟』以外の話もOK。見てるだけでもいい。

    そしてゲスト側だけでなく、ホスト側にもなれることも大きなポイントです。実際、部員発の企画もたくさんあるし。

    企画まで?

    例えば読書会。コヤチュー部的大人気イベントも、最近はコロナ禍により公式開催ができずにいました。

    その状況を何とかしたい部員有志がオンライン読書会を企画。何度もトライアルを重ねて課題を丁寧に洗い出し、オンラインにあわせたニュー読書会を成功させたことは、同じ部員として本当に誇らしく思います。

    オンライン部室には『やってみたい』を実現できる環境がそろっています。「作品作りに携わりたい」「こんなグッズが欲しい」「宇宙兄弟をもっとアピールしたい」「宇宙兄弟ファンとつながりたい」……共通言語は『宇宙兄弟』、やり方は無限大!!興味のある方には「自分なりの楽しみ方を形にしませんか?」とお誘いしたいです。

    わたしにとって『宇宙兄弟』は「心のサプリ」。万能の薬でも主食でもない。必要なときにいつだって必要なものをもたらしてくれる、ちょうどよくてすごく頼りになる存在です。

    そんな『宇宙兄弟』と、これからもより深く自由に付き合っていきたいわたしにとって、オンライン部室の存在もまた欠かせない居場所なんだと思います。

    ライター:山内宏泰(@reading_photo


    いかがでしたか? わかるわかる! って頷いたり、こんなことまでできるんだ!? と驚いたりした方も多いんじゃないでしょうか。

    さくさくさんをはじめ、オンライン部室の「編集タイガーチーム」も参加した『宇宙兄弟公式コミックガイド ~宇宙・月ミッション編~』は、好評発売中です。本気の挑戦、ぜひ覗いてみてください!

    また、コヤチュー部オンライン部室では、一緒になって『宇宙兄弟』を楽しんでくれる仲間を募集中です。インタビューを読んで気になった方はこちらからどうぞ!

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