9月上旬は月と火星の接近に注目!
今年2020年秋に注目したい惑星は、なんと言っても火星です! それは、火星が地球との最接近に向けて、だんだんと見える明るさが変わってきているからなんです。
そんな変わりゆく火星に近づいて行くのが、夜空の主役とも言える月。今回は、9月上旬の夜空で観察できる“月と火星の接近”についてご紹介します!
9月6日~7日は月が火星に接近
火星は、10月6日の地球との最接近に向けて、だんだんと明るさを増していきます。9月6日~7日には、下弦前の明るめの月が、火星の近くを通り過ぎる様子を捉えることができます。
この頃には、火星は約マイナス2等の明るさで存在感のある赤い輝きを見せ、月の光にも埋もれることなく、二つの星の二大共演を楽しむことができます!
火星が赤く見えるのは
火星はお隣の惑星で、地球と環境が似ているとよく耳にしますね。しかし、重力は地球の4割ほどと小さく、軽い気体が存在できないため、主な成分は二酸化炭素と言われています。
火星が赤く輝いて見えるのは、どうしてそのように見えるのでしょう?
それは、火星の表面が赤さび(酸化した鉄分)を多く含む岩石におおわれているからです。その赤さびが太陽の光に照らされることによって、私たちの目に赤く映り込んで見えるのです。
火星が地球に接近するサイクルは、約2年2カ月ごと。
星の明るさの単位は、数が少ないほど明るく見えますが、9月末にはマイナス2.5等にまで、さらに明るさを増していきます。
今年の1月には1.6等級ほどの明るさだったのだから、どれほどその姿が目立ってきているか感じられることでしょう。変化の様子を楽しみに、今年の秋は火星にご注目を!
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<スタッフプロフィール> ゆみ
星空をこよなく愛する宙ガール☆天文初心者のため勉強中です。
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