小山宙哉ラジオ「ノンノ・バビア」第2回「ムッタ創造秘話」
コヤチュー部プレミアム会員に向けて絶賛配信中のラジオ「小山宙哉のノンノ・バビア」。
担当編集のコムロがキャラクターの創造秘話や小山さんの好きなマンガや映画を掘り下げていく企画。
ときには、おたよりを元に本気の妄想をしてみたり。毎回バクバクなおしゃべりをお届けしています。
公式サイトではその一部をご紹介!
コムロ:
今までで、すごく多かった質問を紹介します。
「ムッタというキャラクターがどのようにして作られたのかをぜひ聞きたいです」
「なんでもじゃもじゃにしたのか、最初は学校の先生という設定だったというのは本当でしょうか?」とのことです。
小山:
なぜもじゃもじゃだとおかしいのか、という疑問もありますけど。
コムロ:
小山さんのおっしゃることもわかりつつ、強いてもじゃもじゃを選ばれた理由はなんですかと、聞きます。
小山:
挑戦ですね。
コムロ:
挑戦! お、予想しない答えが出てきた。
小山:
今、浮かびましたけど。
コムロ:
「今浮かびました」は、そうだとしても言わなくていいですよ(笑)。
小山:
こんな天パのもじゃもじゃ描くの大変やろうなという、そこへの挑戦。
誰もやろうとせんやろうという。
コムロ:
なるほど。一番描く回数が多いですよね。主人公ですから。
小山:
そうですよ。大変ですよ、もじゃもじゃ。
コムロ:
それを簡単に書けるものにしなかったと。
小山:
そう。くるくるくるくる何回も筆ペンを、くるくるくるくるくるくるやらないとだめですから。一番大変かも、ムッタ。
コムロ:
かなりしっかり決め込まれてますよね。六太の髪型の描き方というか、形を。
小山:
なんとなくそのバランスはね、自分の中にあって。できるだけ統一しようとしてますけど、やっぱり難しいですよ。自分でもたまにわからなくなっています(笑)。
自分でもなんでもじゃもじゃにしたんやってね。
コムロ:
思います?
小山:
思いますよ。
小山:
ムッタをもじゃもじゃにしたのは、元々、ザ・ストロークスというバンドのギタリスト、アルバート・ハモンドjr.さんの、似顔絵をまず描いてて。
この人の顔、いい感じやなあと。当時というか、若い時はもじゃもじゃしてて、かっこいいんですよ。
その似顔絵を描いていて、徐々にムッタになっていったんですけど。
だからまあ、似顔絵を描いた時点でね。「そういえばもじゃもじゃの主人公もいいな」っていうふうに思ったんだと思いますよ。
コムロ:
ムッタは最初、宇宙飛行士を目指してなかったんですよね。
小山:
そうです、そうです。
コムロ:
弟は(宇宙飛行士に)なっているっていうことでしたね。
小山:
そこは一緒でしたね。
コムロ:
ダメダメな人っていう設定は、関係性から作ったんですか?
『兄弟』というタイトルと、兄貴が主人公だけど、弟に先を越されてるっていうような事柄が最初に決まってたんでしょうか?
小山:
そうそう。なんとなく『兄弟』のイメージが、不思議とアメリカとかだと逆が多いなーっていう。映画とか見てるとね、兄貴ができるパターンが多くないすか?
コムロ:
言われてみると。
小山:
実際にアメリカの兄弟を知っているわけじゃないので、古い映画を見ただけの印象ですけど。
でも日本のスポーツ選手の兄弟を見てると、弟のほうが目立っている場合が多いなーって。
コムロ:
三浦カズさんとか、そうですよね。
小山:
若貴兄弟とかね。
そういうパターンが多いなあっていうのは、思ってたんで。
できる弟と、それをどういう思いで見るのかっていう、兄を、描こうと思ったっていう感じですよね。
コムロ:
すごくいい話が聞けました! よかった。
(続きはコヤチュー部プレミアムで!)
#02は他にも、ムッタが学校の先生という設定で考えていたワンシーンの話やラジオのジングルについてお話ししています!
小山さんの声で制作裏話を聞いてみたい方は、小山宙哉ファンクラブ【コヤチュー部プレミアム】をチェックしてみてください!
#03は「小山宙哉の妄想劇場」から一部抜粋してお送りします! お楽しみに。