

第6回 ヤンじい&アポのホットドッグ
デニールといえばホットドッグ!
7巻#61『コントロールおじいちゃん』で登場したホットドッグ(初登場は2巻#9)。デニールといえばホットドッグ、ホットドッグといえばデニールと結びついてしまうほど関係が深い。ちなみにムッタはマスタード付のようだが、デニールはケチャップのみで、ミルクと一緒に食べるのがお気に入りのようだ。

愛すべきヘンなおじさん!?実は凄腕デニール・ヤング。
『宇宙兄弟』には愛すべきユニークなキャラクターがたくさん登場する。
6巻で初登場のデニール・ヤングもその一人だ。ヒビトの打ち上げ直前、迷子になったアポを追ってデニールと出会ったムッタは、デニールの車に乗せられどこかへ向かっていた。30秒しかウマくないキャンディを舐めては吐き出し、ロラックスの腕時計をし、運転が荒く、いつでもゴキゲンで大喜利が大好きな様子。

一体何者なのかと訝しみながらも付いて行った先は—…昔の管制塔だった。
そして渡された一枚の名刺。肩書には「NASA主任教官パイロット」の文字が…。
なんとデニールはヒビトに操縦を教えたパイロットだった。
デニールはこれからのムッタの人生に大きく影響を与える人物である。彼との時間がどんなものなのかーぜひ続きを読んでみて欲しい。


ここではムッタたちの先輩にあたる日本人宇宙飛行士の面々を紹介しよう。彼らもまた個性的でユニークである。中でも紫三世は大変なイタズラ好きで、面接の際椅子のネジをゆるめ、そのせいで椅子が壊れムッタが後ろに倒れてしまったことも読者は覚えているだろう。あれにはさすがの紫も反省したようだが、最後の隠された面接でも紫はイタズラを仕掛ける。何とそれは…コーヒーコーラ!
このメニュー、お台場のカルチャーカルチャーで行われたアニメ宇宙兄弟1周年イベントでも登場したのだが、飲んだ人が「まっず!」と叫んでいた。中身がコーヒーであるとわかった上で飲んでも瓶がコーラだと人はマズイと感じてしまうらしい…。
彼のイタズラはこの先もまだまだ続く!?

紫三世
いつでも楽しく賑やかな人でイタズラ大好き!だが,基本的に世話好きで後輩想いのようだ。
吾妻滝生
日本人として初めて月周回軌道を周った。見た目とは裏腹にとても繊細、とはブライアンの評。
宮田アツシ
紫と仲が良く彼のイタズラをたしなめることもある様子。
木崎サナエ
宮田と同じISSバックアップクルーに選ばれた。
このほかにもアニメ版では毛利衛さんや野口聡一さん、大西卓哉さんらが日本人宇宙飛行士として本名で登場する。
ロールパン | 2個 |
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ウインナーソーセージ | 2本 |
レタス | 1枚 |
バターまたはマーガリン | 適量 |
ケチャップ・マスタード | お好み |
★追加アレンジ★ | |
玉ねぎ | 1/4個 |
酢 | 小さじ2 |
塩コショウ | 適量 |
犬や多くの動物にとって玉ねぎは毒なので、絶対にあげないでね!
1 | アレンジの玉ねぎをみじん切りにし、耐熱皿に入れてラップをかけて500Wで1分温めます。 器がとても熱くなりますのでヤケドには注意してください。 | ![]() ![]() |
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2 | 水気を軽く切り、温かいうちに酢小さじ2、塩コショウを入れてかき混ぜます。 レタスを食べやすい大きさにちぎっておきましょう。 | ![]() |
3 | ロールパンにバターを塗りトースターで約1分温めましょう。その間に沸騰したお湯の中にソーセージを入れ、約2分茹でます。 | ![]() |
4 | 温かいパンにレタス、玉ねぎ、ソーセージを挟み、お好みでケチャップをかけて完成です! デニール流はケチャップをかけてミルク添えで!お好みでマスタードをどうぞ! | ![]() |


「空」は誰のもんでもない。「人生」は自分のもんだ。
人生はコントロールが効く。

ずっと曇っていた。優秀で自分よりずっと先に行ってしまった弟の、打ち上げの日。
誇らしい気持ちと同時にどんよりと暗い嫉妬心がうずまき、ケンジやせりかさんの前でどんな顔をしたらいいのかわからなかった。
迷子になったアポを追いかけ、デニールと会い旧管制塔に来た。その上から見たものは、広大な大地の上に宇宙に向かって真っ直ぐ立つヒビトの乗ったロケット。
ムッタは静かに見守っていた。
「月に行くよ」
そう言って20年、ヒビトはずっと宇宙だけを目指してきた。宇宙飛行士の夢を叶え、今日本人宇宙飛行士初の月に向かう。
ほんとすげぇ奴だな、お前は。

どんな顔をしているかなど誰にも見られない。
真っ直ぐに、静かに、ムッタはヒビトの乗った打ち上げを見守った。
弟が宇宙に行くのはどんな気分だと尋ねるデニールに、ムッタは答える。
最初はやたら曇ってて、そのうち中途半端な感じになって今は……晴れている、と。
再びデニールは尋ねる。「空」と「人生」の違いは何かと。
どうせまたふざけた答えが返ってくるのだろうと思っていたムッタだったが、デニールはこう答えた。

「空」は誰のもんでもない。「人生」は自分のもんだ。
「人生」はコントロールが効く。
その言葉を静かに聞くムッタ。誰の心にもある明るい面と暗い面。そういった感情を、人生を、コントロールできるようになりながら、人は自分の人生を進んでいくのだろう。

ムッタが訪れたこの旧管制塔はNASAのケネディ宇宙センターの敷地内にある。実写映画版ではここでも撮影が行われた。実写版ではデニールにあたる役柄がバズ・オルドリンに変更されており、なんとバス本人が出演している。
バズ・オルドリンはアポロ11号で人類初の月面着陸に貢献した宇宙飛行士で、人類で2番目に月面歩行をしたその人である。
月に向かうヒビトを見上げながら実際に月を歩いたオルドリンのセリフは宇宙ファンにはたまらないシーンとなっている。
また、実写映画版で交わされる小栗旬演じるムッタとバズ本人との英語の会話シーンも必見だ。
- ケネディ宇宙センター
- http://www.kennedyspacecenter.com/

誇らしい気持ちと同時につきまとう嫉妬心。皆の前で弟の打ち上げをどんな顔で見上げるのだろうか…。まるでその日の曇り空のようなくすんだ気持ちを抱えたまま、ムッタは飛行場に向かう。
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