立体的な宇宙を可視化!話題の4D2Uドームシアター☆
人気の観望会で知られている国立天文台 三鷹キャンパス。ここには4D2Uドームシアターが存在し、立体的な宇宙空間の映像も楽しむことができます!
すぐに埋まってしまうので予約は必須ですが、ハイクオリティの映像を無料で鑑賞することができるので、ぜひチェックしておきたいところ。
プラネタリウム感覚で見ると、未知の立体的な宇宙にきっと感動してしまうはず!
今回は、国立天文台 三鷹キャンパスの4D2Uドームシアターの情報をお届けします☆
待ち時間にも活用!国立天文台の見学エリア
日本の天文学のナショナルセンターと言われていれる国立天文台。
三鷹キャンパスでは、開かれた研究施設として、“天文台歴史館”や“第一赤道儀室”などのキャンパスの公開も行っています。
天文台歴史館
天文台歴史館のドーム内にある口径65センチメートルの屈折望遠鏡は、写真には収まりきらないほどの大きな望遠鏡で、日本最大なのだとか!これはぜひ見ておきたい代物ですね☆
第一赤道儀室
国立天文台三鷹キャンパスで最も古い観測用建物である第一赤道儀室!太陽黒点の投影スケッチ観測に1938年から61年間活躍しました。
これらは国の有形文化財に指定されており、古い歴史を持つ展示室を見学することが可能。
4D2Uを鑑賞する際の待ち時間などに、ぜひ合わせて見ておきたい貴重な施設ですね^^
4D2Uドームシアターとは?
「4D2U」の読み方は「フォー・ディー・トゥー・ユー」。
Four-Dimensional Digital Universe(4次元デジタル宇宙)の略で、「FDDU」と言いたくなる所ですが、“D”が2つ重なっていることから、「4D2U」と名付けられています。
4D2Uドームシアターは、座席数40席。
直径10メートルのドームスクリーンに全天周立体映像を展開し、45分間の生のライブ解説が行われます。
立体的に映像を見せてくれるメガネを装着し、空間3次元と時間1次元を合わせた4次元の宇宙を、インタラクティブ4次元デジタル宇宙ビューワー「Mitaka」を用いたデジタルデータで可視化し、目の前に広がる立体的でダイナミックスケールの宇宙空間を私たちに見せてくれます。
毎月第1土曜日・第2土曜日の前日・第2土曜日・第3土曜日
※13時30分から順次上映。定員:160名
(1回45分、各回40名ずつの入替制)
参加費:無料
ダークマターハローの形成・進化
まずは、その日の三鷹の夜空をドーム内に映し出し、冬の星座から春の星座を紹介。
見える空の範囲を変更したり、時間を進めたりしながら宇宙へと旅立ちます。
映し出された太陽系などの映像は立体的で、まるで宇宙空間に自分が漂っているかのよう。
138億光年ービッグバンという爆発によって始まった宇宙ですが、私たちが確認することができる宇宙の限界までも、シミュレーションによって見ることができます。
宇宙の始まりとダークマターハローの成長
4D2Uドームシアターで鑑賞したテーマは、「ダークマターハローの形成・進化」。
ダークマターハローとは、“ダークマターの塊”のこと。
目には見えないけれど確実に存在している、フィラメント状に可視化し浮遊したダークマターハローの存在がドームいっぱいに映し出されます。
宇宙の始まりはどこも似たようなものでしたが、わずかな密度のむらが重力の働きによって成長していきます。
繰り返し合体や成長を重ねることで大きなハローへと進化し、その中でガスが集まって銀河を生み出します。
中には銀河団のようなスケールのものも生まれ、私たちの知る宇宙を形成しているのでした。
天文学はスケールの大きな学問なので、宇宙の姿を可視化するシミュレーション天文学の重要性が増しています。
観測データや研究に基づき、シミュレーションされた宇宙の構造について知ることが可能で、濃密な45分間を過ごすことができました。
専門的で興味深い話を聞くことができるので、とっても贅沢な体験ですよね!
>>4D2Uドームシアターの予約はこちら
当日は整理券の順番に案内されますが、開始5分前を過ぎてしまうと、当日参加枠に移ってしまうようです。
予約ができた方はぜひ遅れないように気をつけ、ご鑑賞をお楽しみください^^
<スタッフプロフィール>
ゆみ
星空をこよなく愛する宙ガール☆天文初心者のため勉強中です。
温泉と旅も大好き。いろんな所をめぐって、その魅力をお伝えします^^