こんにちは。スタッフのゆみです^^
ふとした時に空を眺めてみると、この頃は日が落ちるのも随分と早くなったと感じます。
秋の夜空には、星座たちが繰り広げる古代エチオピア王国に由来する壮大なドラマがあり、想像力をめぐらせてくれます。
今回は、秋の代表的な星座たちが生み出す1つの物語をご紹介します!
古代エチオピアにまつわる秋の星座の物語
古代エチオピア王国を治めるケフェウス王とカシオペヤ王妃には、美しい娘アンドロメダがいました。
カシオペヤ王妃は娘自慢が過ぎ、「娘は海の精より美しい」と口走ってしまいます。
海の精を孫にもつ海の神ポセイドンがそれに激怒し、エチオピアの海岸に化けクジラを仕向けて津波を起こさせます。
口は災いの元ですね。
これを鎮めるため、娘のアンドロメダは、岩場に鎖で繋がれ、生贄として化けクジラに差し出されます。
そこでペガススに乗って現れたのは、メデューサ退治をして、その首を討ち取ってきた英雄ペルセウス。
蛇の髪を持つメデューサですが、その目を見た者はたちまち石に変わってしまうと言われています。
アンドロメダに一目惚れしたペルセウスは、メデューサを使い化けクジラを石に変え、間一髪でアンドロメダを救出しました。
その後ペルセウスとアンドロメダは結ばれ、幸せに暮らしたと言われています。
秋の星座を探してみよう!
(画像引用:秋の星座)
位置関係は図のようになっています。
物語に登場した秋の星座たちは、このように比較的固まって集約されています。
実際に秋の夜空を見上げた時には、「W字形」や「四辺形」を探してみてください。
「W字形」をしているのは、王妃として物語に登場した“カシオペヤ座”という有名な星座。
とても特徴的なので一度は見たことがあるという方も多いと思いかと思います。
秋の宵の頃に北の空高くに昇る“カシオペヤ座”のW字形は、いつも北極星の周りをめぐっているので、北の方角を示す北極星を見つけるのにも一役買っています。
そしてもう一つの「四辺形」とは、英雄ペルセウスを運んできた“ペガスス座”の胴体の部分にあたります。
明るさのそろった4個の星が四角を作るように並び、「秋の四辺形」と呼ばれ、秋の星座を探すための目印となっています。
これらのポイントとなる星座を見つけることは、秋の夜空の絵巻を見つけるのに最適です。
夜空の物語は神々たちの登場する神話であっても人間味あふれる面も多く、そこから出てきた教訓も同時に伝えていたりもします。
神話の世界を思い描きながら、秋の夜長を楽しまれてみてはいかがでしょうか^^
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<スタッフプロフィール>
ゆみ
星空をこよなく愛する宙ガール☆天文初心者のため勉強中です。
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