こんにちは。スタッフのゆみです。
2019年もあっという間に、半分以上が過ぎましたね。
1月には「部分日食」、2月には特に大きく見える満月「スーパームーン」、6月には「木星の衝」により木星の観望シーズンがやって来て、記憶にも新しい赤い月の「ストロベリームーン」を観測できるなど、2019年も多くの天文現象が私たちを楽しませてくれました^^
2019年7月17日には、地域が限定されてしまうものの、西日本側の方で「部分月食」が見られます。
今回は、「2019年7月17日の部分月食情報」をお知らせします!
「月食」の仕組み
月食は、地球の影に月が入ることで、月が欠けていくように見える天文現象です。
月の全てが隠れて見える「皆既月食」とは反対に、月の一部分だけが欠けたように隠されるのが「部分月食」となります。
2019年7月17日の「部分月食」情報
2019年7月17日夜明けの直前に部分月食が起こり、月食しながら西の低い空に月が沈んでいく「月入帯食(げつにゅうたいしょく)」になります!
見られる地域としては、九州地方・四国地方の西側・中国地方の西側などで、地域によっては部分食が見られない場合もあります。
この部分月食は、時間的にはかなり早起きしなければならず、また日本全国どこでも見られるというわけでは無く、観測にはあまり良い条件とは言えないかもしれません。
しかし、欠けながら沈みゆく月というのも、中々お目にかかることもないため、早起きをして見てみる価値はあるのかも。
ちなみに明るさの変化をわずかに認識できる「半影食」は、多くの地域で観察することができます。
【2019年7月17日の「部分月食」を見られる地域】
九州地方・四国地方の西側・中国地方の西側
次の月食はいつ?
最近日本でも見られた月食としては、昨年(2018年)1月31日と7月28日に起こり、1年の内に2度も皆既月食が起こる珍しい年となりました。
今回のものは部分月食ではありますが、7月17日は約1年ぶりの月食となります。
また次の日本で見られる月食はだいぶ先のことになりまして、2021年5月26日の皆既月食。月が欠けたまま地平線から昇ってくる「月出帯食(げつしゅつたいしょく)」が起こる予定です。
※来年の2020年においては、1月11日・6月6日・11月30日 の3回日本でも見られる「半影食」があるようです。
【次の月食】
・2021年5月26日の皆既月食
めったに訪れない天文現象の機会。
条件が合えば、挑んでみるのもいかもしれませんね!
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<スタッフプロフィール>
ゆみ
星空をこよなく愛する宙ガール☆天文初心者のため勉強中です。
温泉と旅も大好き。いろんな所をめぐって、その魅力をお伝えします^^