【宇宙兄弟メシ】第27回 チャンポン★チャンピオンの皿うどん | 『宇宙兄弟』公式サイト

【宇宙兄弟メシ】第27回 チャンポン★チャンピオンの皿うどん

2017.11.29
text by:樹咲リヨコ
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南波父は“うどん”と認めない“皿うどん”

26巻・#250 に登場。
ムッタの打ち上げを見送り、両親が小町さんに連れられて行ったヒューストンの穴場のレストラン『チャンポン★チャンピオン』で南波父が頼んだメニュー。「うどんある?」「皿うどんなら…」ということで出てきたパリパリ麺の海鮮皿うどんだが、父は「これを“うどん”と思ったことは一度もないけどな」とのこと。


人類“初”の一手。

機体が打ちあがり、ものすごい“G”に圧迫される。ジェットコースターで胃が「ヒュウッ」となる6倍くらい強烈なヤツがきた後、全身の血が一気に頭に上り、音が消え、耳と鼻がツーンと詰まった感覚。
43kgの与圧服が勝手に持ち上がり“あの頃”のヒビトとムッタが宙に浮かぶ―。

小さな窓から見える地球と地球の大気、そして真っ暗な闇と遠くに光る星々。
浮き上がる小物たち。初めての宇宙、初めての無重力…体が浮く感覚や地球、ISSとのランデブーに興奮するクルーたち。


『シャロン天文台を建設する』
ISS行きを断り技術部署に飛ばされて遠ざかった宇宙、一度は取り消されたアサイン。それらを持ち前の前向きさと発想で乗り越え、ムッタは遂に月に降り立つ。

CES66クルーたちにとって初体験の月。体の軽さに心も躍る。
最高齢で月を踏みしめたエディは目頭を熱くする。相変わらずポエミーなカルロの挨拶は、ビンスに遮られた。息子クリスに喜びを伝え、笑顔のベティ。フィリップは厳かに感動の言葉を述べる。言葉がみつからないアンディ。
何を言うか書いたメモを忘れてしまったムッタだったが、シャロンから届いたメールを目にし喜びと興奮で一歩を踏み出した。

――しかし、そこは我らが愛すべきムッタである。
足をひっかけてバランスを崩してしまい、あわや顔面から着地――しようとしたところで、着「手」した。

管制たちは無言、フィリップの残念そうな声。アンディはすかさず撮影する。
ムッタの記念すべき最初の一歩は、人類初の“最初の一手”になってしまったのだった…。

気を取り直して月を歩く。

なんだか……弟に会えた気分です

月でぴょんぴょん飛び跳ねた“彼”の気配が、すぐそこにあるようだった。

材料(2人分目安)
市販のあん付皿うどん(かた焼きそばでもOK)1袋(2人前)
今回は「あん」付のものを購入、あんを溶かすようの水200ccが必要でした。購入された各メーカーの「あん」の作り方をご確認いただき、必要分量の水をご用意ください。
★具材
豚バラ肉80g程度
冷凍シーフードミックス160g程度
白菜2枚程度
玉ねぎ1/2個
もやしひとつかみ
さやえんどう6~8個
サラダ油大さじ2
この他かまぼこやさつま揚げなどの練り物、しいたけ・人参などお好みの具材を入れて楽しんでください★
作り方
1豚肉・白菜は一口大に、玉ねぎはくし形に切っておきます。
さやえんどうはスジを取り除いて熱湯で30秒ほどさっと茹で、ざるにあけておきましょう。
2お皿に皿うどんを出し、少し全体を潰しておきます。
3熱したフライパンにサラダ油大さじ2を加え、中火~強火で豚肉、玉ねぎを炒め色が変わり始めたらさやえんどう以外の残りの具材を入れて全体がしんなりするまで炒めます。
4ここからあんを加えます。
※購入したメーカーにより手順・分量が異なりますのでご確認ください。一旦火を止め、あんを加える前に水200ccを加えます。付属のあんを加え、とろみが出るまで焦がさないように中火で混ぜ合わせます。
5混ざったら皿うどんにあんをかけ、さやえんどうをちらして完成!パリパリなうちにどうぞ!

宇宙兄弟名場面 26巻#250

男なら――親父より楽しめ

父と母は、息子の打ち上げをどれほどの想いで見つめ見送ったのだろうか―。

ヒビトに続き、月へと打ち上がったムッタ。打ち上げの轟音が響く。
目頭を赤くしながら涙を流す母。行ってこい!と叫ぶ父。
ロケットロードを眺めながら、母は父の腕を強く握りしめる。

表情はあまり変わらないが熱い父チョースケと、おおらかでいつも楽しそうな母マユミ。2人はいつも変わらない“変わらなさ”で兄弟を育ててきた。

宇宙飛行士の息子2人を持つ両親は、ムッタも気づかないうちに“覚悟”を持っていた。
ブライアンが事故で死んだときも、辞めろと言われると思っていたヒビトを叱咤激励し、お別れをきちんとしたの?と気づかせる。
ヒビトが遺書を書いていると知っても、宇宙飛行士は皆書くものだと言う。
ヒビトの打ち上げも、ムッタの打ち上げも、必ず駆けつけ応援する。

夜中に散策や星見に出かける息子たちの好奇心を見守り、飼っていたハムスターとの“お別れ”を教えたり。兄弟が生まれた時から続いている親として家族としての愛情や強さなのだろう。

昔どこかの料亭に行った時、活け造りの魚にそいつの刺身を咥えさせヒビトの奇行。「こんにちは赤ちゃん」のメロディーのオルゴールを何の曲かわからずカッコつけて夕空を眺めながら聴いていたムッタ。
父は、そんな2人の姿を見て「こいつはダメだ」と思ったという。

それでも両親は止めることなく、彼らに彼らの道を歩ませた。

だが……そんな2人が――2人とも月に立った
やはり2人とも ワシの息子だ
いいか六太 月でも地球でもどこにいてもそうだ
男なら――親父より楽しめ 

ムッタとヒビトが宇宙飛行士となり家を出た。
息子たちの打ち上げや月面着陸、帰還をいつでも夫婦一緒に見守る。
『南波工房』に改造された部屋で、父は陶芸を楽しみ、母と2人自分が作った器でご飯を食べる。

男なら――親父より楽しめ

月面で聞く父の長い一言が、ムッタの胸に響いた。

ミニ情報 宇宙編

“新世代宇宙飛行士”と呼ばれる3人の宇宙飛行士の3人目、金井宣茂さんの打ち上げが12月17日(日)に決定した(※11月29日現在)。
金井さんは元海上自衛隊で医師免許を持ち、ISSでは「タンパク質結晶生成」「小動物(マウス)飼育」「アジアン・トライ・ゼロG」などのミッションを行う予定だ。
先日横浜で開催された『SPACE MEETS YOKOHAMA きぼう、その先へ』にミッションのお話などレポが掲載されているので打ち上げ前にぜひ読んでみて欲しい。

ISS長期滞在予定の金井宇宙飛行士☆
『SPACE MEETS YOKOHAMA きぼう、その先へ』でその想いを語る!
https://koyama-official.sakura.ne.jp/wp/space/68814/?utm_campaign=space1103&utm_medium=news&utm_source=official

ちなみに12月17日(日)は「打上げ」および「ハッチオープン・ISS入室」の模様をYouTubeでライブ配信する予定とのこと。また、11月29日現在は募集中となっているが各地でパブリックビューイングも開催される予定。お近くの方は、皆で金井さんを応援しよう!

JAXA
http://iss.jaxa.jp/iss/jaxa_exp/kanai/

ムッタが月へ向けて打ち上がった。重力の感覚に無重力の体験に、バクバクが止まらない。ムッタと同じく宇宙が初体験のクルーたちもはしゃぎまわり、興奮が収まらないようだ。そんな中タイミングを計ったように届いた一通のメール。『楽しいだろ?宇宙って』。ロシア上空から、ムッタは“彼”に向けて返信する―。宇宙兄弟26巻、好評発売中!


樹咲リヨコ(きさき・りよこ)

デザインやイラスト、ナレーションなどを仕事にしているフリーランス。宇宙兄弟や宇宙が大好きで、宇宙兄弟や宇宙の魅力をもっとたくさんの人とわかちあいたいと思っている。特に好きなキャラクターはムッタ、好きなセリフは「人生は短いんだ。テンションのあがらねえことにパワー使っている場合じゃねえ」。いつか宇宙に行ってみたい。