【三大流星群の一つ】12月は「ふたご座流星群」を見よう☆ | 『宇宙兄弟』公式サイト

【三大流星群の一つ】12月は「ふたご座流星群」を見よう☆

2018.11.29
text by:編集部コルク
アイコン:X アイコン:Facebook

すうっと、駆け抜けるように夜空を流れる一筋の光。
1秒もない一瞬の出来ごとではありますが、流れ星を見れた時には、何とも言いようのない感動を覚えます。

流れ星をまだ見たことがない、という方も多いかもしれませんが、今年は12月にやって来る「ふたご座流星群」を週末に比較的見やすい条件で観測できるチャンスとも言えます。

今月は、もうすぐ訪れる「ふたご座流星群」と、流れ星の正体についてご紹介します!

「ふたご座流星群」情報☆


ふたご座流星群は、毎年12月14日ごろをピークに出現します。1月のしぶんぎ座流星群や8月のペルセウス座流星群と同様に、活発な流星群を見せてくれる「三大流星群」の一つに入ります。

流れ星は輻射点という一点を中心に、そこから飛び出してくるように見えるのですが、ふたご座流星群の場合は、ふたご座の二等星“カストル”のすぐ近くに輻射点が存在します。
暗い場所なら最も多い時で、1時間に40個程度の流れ星を見られることが予想されます。

今年は12月14日の21時頃に極大を迎えますが、12月13日と14日の夜の2夜でも特に多くの流れ星が見られ、どちらも20時頃から夜明け前までの見やすい時間帯で出現が続きます。また月明かりの影響も少ないため、良い条件で観測することができます。

三大流星群 極大の目安

・しぶんぎ座流星群:1月4日頃
・ペルセウス座流星群:8月13日頃
・ふたご座流星群:12月14日頃

流れ星の正体は数ミリメートルほどの小さなチリ


ところで、流れ星とは実際どのようなものなのでしょうか。

彗星などが軌道上にまき散らした数ミリメートルほどの小さなチリ(微笑物質)が宇宙空間にはたくさん存在しています。

流れ星が輝くのは上空100キロメートルくらいのところで、秒速数十キロメートルもの高速スピードで地球に飛び込んできた時に、大気中で“プラズマ”という状態が起こり、流れ星として輝いて見えます。
これらのチリは地球軌道と交差する日が決まっているため、毎年同じ時期に流星群を観測することができます。

可能な限りたくさんの流れ星を見たいと思ったら、こういった流星群の活動の時期が狙い目です。
また流星群を見るのに、天体望遠鏡などの特別な道具は必要ありません。
今年最後の活発な流星群と巡り会って、心奪われるような体験をしてみてください☆

<スタッフプロフィール>
ゆみ

星空をこよなく愛する宙ガール☆天文初心者のため勉強中です。
温泉と旅も大好き。いろんな所をめぐって、その魅力をお伝えします^^