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[宇宙の豆知識]1光年ってどのぐらい? 天体の光が地球に届くまで

[宇宙の豆知識]1光年ってどのぐらい? 天体の光が地球に届くまで

私たちが空を眺めるとき、見ている天体の姿は過去の光を見ているという話を聞いたことがあるでしょうか。
「宇宙って不思議だなぁ」と思いつつも、なぜ過去の光だと言われているのか分からないという方も多いかもしれません。

過去の姿を見ているって、一体どういうこと? 今回は、地球にいる私たちに天体が見えるまでの、光の話を解説していきます。

1光年ってどのぐらい?

「光年」という言葉を聞いたことがありますか?
1光年…などの単位として、聞き馴染みがある人もいるかもしれません。
1光年は光が1年間に進む距離のことで、「光年」とはつまり、光の速さをもとにした距離のことです。

光が1秒間に進む距離は、地球を7周半回る距離と同程度です。
地球1周が4万kmなので、地球を7周半回ったとすると、光が1秒間に進む距離は約30万km。
これを1年に換算すると、1光年は約9兆5000億kmとなります。
 

1秒間に進む光の距離=地球を7周半進む距離

4万km(地球1周の距離)×7.5(光が1秒間に地球を回れる数)
=約30万km

1光年の計算の仕方

30万km(1秒間に光が進む距離)×60(秒で換算)×60(分で換算)×24(一日で換算)×365.25(4年に1度のうるう年を考慮した1年の日数で換算)

= 約9兆5000億km (光が1年間に進む距離)

通常の電卓で計算していくと、桁数的にエラーを起こしてしまうような単位ですが、1光年は約9兆5000億kmという計算になります。
これが、光が1年間に進む距離です。

ちなみに、地球1周が4万kmとキリがいいのは、そもそも「メートル」という単位が、地球の周囲の長さをもとに、世界基準で決められているからなんです。
世界共通の単位が地球を元にしているなんて、なんだか一番平等な印象がありますよね。

月や太陽も、私たちは過去の光を見ている

それでは、「過去の光を見ている」ということはどういうことなのでしょうか。私たちの生活と密接に関わりのある天体、月や太陽を例にあげてみます。

月を見るとき、約1.3秒前の姿を見ている

月から地球までの距離は、およそ38万km、光の速さで表すと1.3光秒の距離です。つまり、1.3秒間をかけて地球に届いた光を私たちは見ていることになります。
距離に時間の名前がくっついているので、ちょっとややこしいかもしれませんね。また、わずかな差のため、あまりピンとは来ない数字かもしれません。
 
それでは、太陽ならばどうでしょうか。

太陽を見るとき、約8分前の姿を見ている

太陽から地球までの距離は、およそ1億5千万kmあります。この距離を光の速さで表すと、およそ8光分の距離です。
約8分をかけて地球に届いた光を私たちは見ることができます。つまり、今時点で私たちが見ることのできる太陽の姿は、約8分前の太陽の姿を見ていると言えます。8分というのは結構な差がありますよね。

 

私たちが月や太陽を眺めるとき、そこには宇宙の天体から地球までの壮大な距離と、光の速さが関係していることが分かったと思います。
今見ている天体の姿はどのぐらい前のものなんだろう?
そんなことを考えると、私たちが目にする惑星や衛星、恒星は同じ空の中で異なる時間のものを見ているということに、より宇宙の不思議を感じられるかもしれません。

今回は、比較的身近で大きな天体についてご紹介してみました。
次回、星座の距離についても解説していきたいと思います!

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ゆみ

星空をこよなく愛する宙ガール☆天文初心者のため勉強中です。
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