『宇宙兄弟15周年記念イベント ~We are Space Brothers!』配信レポート記事 | 『宇宙兄弟』公式サイト

『宇宙兄弟15周年記念イベント ~We are Space Brothers!』配信レポート記事

2023.10.23
text by:編集部コルク
アイコン:X アイコン:Facebook

2023年9月9日、連載15周年を記念して行われた「宇宙兄弟15周年記念イベント We are Space Brothers」。1時間以上にわたって繰り広げられた生配信の模様を、記事としてお届けします。

特別ゲストには、お笑い芸人のNONSTYLE井上裕介さんが登場し、会場は大きな盛り上がりを見せていました。配信はこちらからお楽しみください。

ここからは、配信内でのやりとりを中心にお送りします。

まずはオープニングトークで、イベントの説明

コムロ:
「宇宙兄弟15周年記念イベントWe are Space Brothers」にお越しくださり誠にありがとうございます。
それではね、さっそくお呼びしたいと思います。拍手でお迎えください。小山宙哉さんです。

小山:
ありがとうございます。『宇宙兄弟』という漫画を描いております、小山宙哉です。今日は皆さん来て頂いてありがとうございます。よろしくお願いします。

コムロ:
今日はこの模様を是非つぶやいていただきたいと思って、#宇宙兄弟15周年で感想などいただけるとすごく嬉しいです。お昼の部はどうでしたか?小山さん。

小山:
楽しかったですし、おもしろかったです。井上さんにも来ていただいて。

コムロ:
そうなんです、特別ゲストとして今日はNON STYLEの井上さんにお越しいただく予定でございます。この後登場をしていただきますが、最初は小山さんからお話を聞こうと思っております。

今日はiPadがあるんです。いつも原稿を描いているセットを持ってきていただきました。ショートカットキーがいっぱい仕込んであるキーボードと、普通のキーボード。

小山:
そうです。原稿はほぼデジタルで描いてます。

コムロ:
外でも描けるんですか原稿。

小山:
外でもかけますよ。でもまあパソコンもね、使ったりするんで大体仕事場でやるんですけど。

15周年を写真で振り返ろう

コムロ:
ではまず、こちらのコーナー「15周年の写真で振り返ろう」です。
宇宙兄弟のファンの方に集まっていただきましたが、非常にたくさん応募いただきました。なかなか当選できない(倍率の)イベントになりました。

小山:
ラッキーな皆さん。

コムロ:
ラッキーだと思います。
熱を高く持って、応募してくださったと思うので、コマや画像を出しながら、振り返りをしていけたらと思います。あのアニメありましたねとか、実写化しましたね、など。今日は小山さんの写真で振り返っていきます。

小山:
僕の写真。

コムロ:
ええ、小山さんの写真をちょっと見ていこうと。ということで、なんか小山宙哉生誕祭みたいな感じになる可能性が。

小山:
恥ずかしい。

コムロ:
じゃあ一つ目の写真をお願いします。

小山:
小1ぐらいですかね。多分。6歳ぐらいかな。
海ですね。どこの海かはちょっとわかんないです。だいぶ浅瀬ですねこれ。

コムロ:
浅瀬でこう…なんていうんですか、リラックスした姿ですけれども。
当時の話をね、ちょっとできればと思っていまして。

小山:
多分クラゲに噛まれてますね。
僕ちっちゃい時、海に行ってクラゲに噛まれたことあるんで。

コムロ:
確率は高いでしょう。

小山:
噛むのか指すのか分かんないですけど。

コムロ:
はい。
この後ね、どっかを刺されて。

小山:
足がちょっと。

コムロ:
この、この時の話はまあそんなもんでいいですよ(笑)6歳ぐらいの時に絵が好きだったとか、漫画を描いてたとか。漫画のコマ割りをしてたなど。

小山:
いや、そこまではしなかったと思います。6歳では。
絵は描いていました。小1の時、孔雀の絵を描いてなんか賞をいただきましたね。

コムロ:
孔雀を書きます?6歳で。

小山:
学校の課題かなにか。…忘れましたけど。動物園に行ってとか。
みんななにか描くと思うのですが、僕は孔雀を選んで画面いっぱいに孔雀を書いて、羽を広げているところを描きました。広げているところを見たかどうかの記憶がないけど。
…その絵は無いと。

コムロ:
その絵は無いけど、そんなことをしてたと(笑)
絵が上手だと、周りからもなんか言われてましたか?

小山:
まあ、ちょっと。それぐらいの時から絵は描いていたので。

コムロ:
自分が絵を得意かもしれないとか、描いていて楽しいかもしれないなど思っていましたか?

小山:
まあもちろん楽しいし、賞をもらったんでやっぱりね。周りの人が上手って言ってくれたっていうのは当時からありました。

コムロ:
やっぱそれは嬉しいですよね。

小山:
そうですね。嬉しいです。

コムロ:
また描こうという気持ちで。

小山:
そうそうそう、褒められて。

コムロ:
そういう風になっていくのかもしれないという趣旨の6歳の写真ですと。
次の写真をお願いします。

コムロ:
また海。

小山:
また海。
海に浮かんで。

コムロ:
海、連続出しちゃった。

小山:
泳ごうとしない。

コムロ:
さっきは浮き輪してなかったのにね。

小山:
もう、いろいろ諦めたんです。自力で泳ぐとか。
さっきのと、そんな大差ないですね。ゴーグルして。

小山:
これ20歳ぐらいだと。

コムロ:
20歳?20歳ごろ?若い。
もっと若く見えますけどね。
学校卒業されたぐらい?

小山:
そう。友達と海に行って、みたいな。

コムロ:
高校はデザイン系の高校というか。

小山:
高校は美術美術の高校。陶芸コースの、あのろくろでね。
卒業してすぐくらいの陶芸科の仲間と、多分和歌山あたりの…違うかな。

コムロ:
その後専門学校行って就職されたんですか?

小山:
そうです。

コムロ:
(この写真は)専門学校時代くらい?

小山:
それぐらいです。多分。
絵を描いてて、だから専門学校もデザインの専門学校に行ってましたね。漫画はちょこちょこ。描いているぐらいで、友達に見せる程度のやつでした。漫画賞に応募しようとか、そのレベルのやつは就職してから描きました。

コムロ:
コマ割りをしてる漫画みたいなものを友達に見せていたんですか?先生の真似とか。

小山:
先生の似顔絵を描いて、先生を使って勝手に4コマを描いて。先生ってなんか面白いじゃないですか。
変な先生いっぱいいるんで。

コムロ:
今も特徴をつかんで漫画に登場させるとか、そういうことやられているので、この頃からやってると。

小山:
このぐらいからやってましたよね。このときは、手島のモデルになった、寺島って友達がいて。

手島

小山:
あと最近は、ムッタのお父さんの陶芸の先生が作中に出てきたでしょ?

近所の宗方先生。彼とかは陶芸の友達がモデルなんです。顔もあの感じで、唐草模様の手ぬぐいを頭に巻いてました。

小山:
お父さんのセリフ“コッパミジンコ“。あれは同級生のムネカタのエピソードです。
実際にムネカタさん本人が窯で爆発させちゃった話が元になっていて。高校の窯なんで、ほかの生徒の作品も入ってるわけですよ。自分だけでっかい作品をつくって分厚かったもんだから、まだ乾いてなくて、釜の中で水蒸気爆発っていうね、素焼きの時、バーンて爆発した。

ほかの生徒のも巻き添えにして、その時にムネカタ君がね、すごいがっくりした感じで「コッパミジンコや」て言ったんですよ。笑ったらあかん空気なのに、僕は爆笑してしまって。

お前が今ギャグ言うなよ。そのタイミングで言うかっていうね。それが面白かったんで。いつか漫画で使おうかなと。

コムロ:
それを覚えてたんですか?

小山:
覚えていて、それを描くからムネカタ君に電話して。当時のことを詳しくもう一回聞いて、なんで爆発してんだっけ?とか。

コムロ:
ムネカタさんも覚えてらっしゃて。

小山:
よく覚えてて鮮明に。当時のことは本当にショックだったと思いますけど。漫画に出したってことで消化させて。

コムロ:
消化されてね。うれしいですよね、よかったでしょう。この頃から、エピソードが蓄積されているということですよ。次の写真参ります。

コムロ:
はい、これは見たことがある人いらっしゃいます?この写真はたまにみかけます。左の人がよく出すんですよ。左の人は初代の担当編集者でサディこと、佐渡島さんです。右が小山さん。2011年の写真です。

12年前。第35回講談社漫画賞を受賞された授賞式の写真です。
それの帰りか行きかです。担当編集と2人で出席するんですか?

小山:
ちょっと忘れましたね。でも一緒に映ってますもんね。こういう時って、すごくたくさんの人がいるんでわけがわからなくなるんですよね。写真もどこで撮ってんねんっていう。壁を背に(笑)

コムロ:
その他の受賞作品を調べたところ、児童部門『ほんとにあった!霊媒先生』、少年部門『進撃の巨人』、少女部門『ちはやふる』。一般部門『宇宙兄弟』、『3月のライオン』ということでした。

コムロ:
なかなかすごいラインナップだと思います。

小山:
結構長寿のね。

コムロ:
長寿漫画であり、すごく(多くの方に)読まれている漫画が多い年だなと思いますけど、皆さんとお会いされたんですか?

小山:
会いましたね。少しだけお話しして。みんな緊張してるんでやっぱ。

コムロ:
そうですよね。皆さん新人賞みたいな。

小山:
講談社漫画賞ですよね?
僕ね、小学館漫画賞もあったのでちょっとごっちゃになってるところがあって。

覚えているのは、小学館漫画賞でいただいたトロフィーがこれぐらいのサイズで、おしゃれで持ち帰りやすい銅像。

講談社漫画賞はこんなでっかいデニール・ヤングっぽいおじさんの銅像で、めちゃくちゃ重たいんですよ。それを持って帰ったっていうね。小学館漫画賞が先だった覚えがあります。

コムロ:
そうですか。時間がきたので、写真はこれにて。

特別ゲストNONSTYLE井上裕介の登場

コムロ:
なぜこんなバッサリ切りあげるかというと、次のコーナーに行きたいからです。次のコーナーはゲストにご登場いただきます。皆様拍手でお迎えいただければと思います。
芸能界1の宇宙兄弟ファンNON STYLE井上さんのご登場です。

井上:
どうもこんばんは。よろしくお願いします。ノンスタイル井上です。失礼いたします。

コムロ:
芸能界1の『宇宙兄弟』ファン。

井上:
そうですね、まあ『宇宙兄弟』好きな芸能人多いので一番と言われるとね、声を大きくは言えませんけれども、ずっと好きで読んでますね、本当に。

コムロ:
『モーニング』でもね、読んでいただいているという情報を発信していただけています。
前回小山さんとお会いされたのが、神田明神という。

井上:
覚えております。4年前ですよね。

コムロ:
2019年10月、コロナ直前というか。

小山:
直前で。あれから結婚されたということで、おめでとうございます。

井上:
そうです、ありがとうございます。
すみません。

小山:
ご結婚おめでとうございます。

井上:
いえいえいえいえ、俺の結婚はどうでもいいんですよ。
せりかさん誰とくっつくんですか?先生。

小山:
誰ですかね。

井上:
誰かとくっつきますよね?

小山:
そこまで描けるかどうかっていう僕もね。
あれがありますけれど。(笑)

コムロ:
神田明神のことは覚えていらっしゃいますか?

井上:
めちゃくちゃ覚えてます。はじめましてお会いして。
楽屋にご挨拶に行った時に、ちょっと連載が間に合わんってずっと描いてらっしゃいましたもんね?

小山:
そうでしたっけ?

井上:
そうですよ。
もう次のモーニングのやつの締め切りが、今出さないとみたいな。

小山:
そんなタイミングでしたっけ?

井上:
はい。

コムロ:
そうそうそう、そうでした。

小山:
いつもそんな感じですもんね。
今日も描いてたし。

井上:
「見ていいよ」って言ってくれたから、iPadみたいなんで描いてる後ろで、ずっとぼく眺めさせていただいて。貴重な体験でしたよ。

コムロ:
神田明神のときにトークイベントがその時にあったので、ちょっと動画をね、皆さんにご覧いただこうと思います。映像をお願いいたします。

【動画】――――
進行:
井上さんに、宇宙兄弟オリジナル絵馬の方にですね、一言メッセージを書いていただきたいという。

井上:
テーマは願いでいいんですよね?
願いですよ。こうなればいいな、叶えばいいのに。

端っこで良いので宇宙兄弟の漫画に出たい。

ロケット打ち上げってこうやって見てるやつでいいんです。
これ読んでた時にあれこいつ井上?

小山:石田さんはいいんですよね?

井上:
石田出したらだめですよ。俺だけ。


【動画】――――

コムロ:
という、お話をされています。

井上:
覚えてます。

コムロ:
ちょっとこんなことになりましたと。

井上:
すごいよね?

コムロ:
すごい、現実。

井上:
そうなんです。

小山:
約束をね、守りましたね。

井上:
いやだから俺ね、これ本当に描いてくださったじゃないですか?漫画好きとして、色んな仕事で漫画家さんとお仕事をした時に、何回か打診したことはあるんですよ。出してくださいと。本当に書いてくれたんこの方だけです。

小山:
本当ですか?

井上:
そう、だから小山先生の遊び心に感謝しかないですよ。

小山:
リクエストがすごくやりやすいリクエストだったんで、「ただぼーっと見てるだけでいいから」って言うのを井上さんがおっしゃってたんで、もう言われた通りぼーっと。これ以上なく、ぼーっとした感じで。

井上:
だって全然ロケット興味ない顔してるもん。

小山:
なんでここに来たのかわかんない…。わかってなさそう。

井上:
わかってない。
自分の家が燃えたときの顔してるんすよ。

小山:
確かに。
火事現場に来た。

井上:
光栄ですよ。
本当、一漫画好きとしては。

小山:
いやでもね、結構似顔絵難しかったですね、井上さんの。

井上:
そうなんですか?

小山:
結構ね、難しい。その目の感じとか。だからちょっと自信がなかったんで、シャツにこっそりNON STYLE。
これでわかって!って(笑)

井上:
若干伝えてる感じですね。

小山:
そうそう。完全に伝えてないですけどね。

井上:
確かに。Sは隠してるけども、なんとなくこれで伝わってよって。

小山:
隠しつつ分かる人には分かるっていうね、感じで。

井上:
これはね、嬉しかったですね。僕は前回のイベントで、単行本一巻の開いたところに先生のサインとムッタの絵を書いていただいて。その単行本が家にあるので、これなかなか貴重な二つですよ。(普通は)出たくても出れないでしょ?

コムロ:
そうですよ。
全員出すわけにはいかないしね。

井上:
全然宇宙もロケットも興味ない顔してるし。

小山:
手ぶらで来て。

井上:
確かに手ぶらで来てるし。

小山:
これね、描き終わって気づいたのが、結構(井上さんが)目立つなって言うね。

井上:
そうですね。
結構このコマで見ると、割と外国の方が並んでる中で、すごいアジア人おるもん。

小山:
一人日本人が来て。一人喜んでない。

井上:
歯も見えてないし、拍手もしてないし。いやこれは光栄なことです、本当に。

コムロ:
この井上さんを見てから、さっきの動画をまた見るとロケットがバーって打ち上がっているところにこうしてるだけでいいんですって井上さんがおっしゃってるのが、まんまなんですよ。

井上:
そうですね。
だからその辺も全部覚えて下さってたってのが嬉しいですね。

コムロ:
小山さん動画のデータ持ってないですから。見返してない。

小山:
持ってないっすよ。
あの時聞いたことをね。

井上:
覚えて下さったことでしょ?

小山:
覚えてたんで。

井上:
おもしろい。

小山:
立ってぼーっと見てるだけでいい。

井上:
嬉しい、ほんまに嬉しかった。

小山:
そして石田さんは書かなくていいと。

井上:
そうですよ、言いました。
コンビで出たらもう意味わかりませんもん。僕だけが出てるってことに大きな意味がある。僕が出さなくていいと言いました。

コムロ:
ということで、絵馬で願いを書いて実現したということもありましたと。

井上:
これだからアホなフリして言ってみたら、もう一回あるかもしれない。

次は、もうこんなに大々的じゃなくていいんで。本当にみつけられないぐらい小さなコマで書いてください。

コムロ:
言うてるわー(笑)

小山:
なるほど。

井上:
顔だけでいいんで。こいつの顔だけでいいんで。

コムロ:
また言うてはります(笑)

井上:
いっぱいいる中なんかわかんないですよ。シチュエーションは何か分かんないですけど、どっかのタイミングがあればでいいですね。

小山:
そうですね。たくさん人書くっていうコマがあったら、じゃあウォーリーの横に書いておきます。

井上:
いやいいですね。そういう感じで。

小山:
ウォーリー見つけたらその横に井上さんがいる。

井上:
あ、おるやんみたいな感じで。
先生は遊び心あるから、言うたらやってくれる人。それを知ってるのはね、今回のこの現場にいる方と配信を見てる方だけでしょう。今後の連載を見ている時に、近しいモーニングではないやろけど、2ヵ月、3ヵ月後ぐらい。あるかもしれないでしょ。

コムロ:
前2年後でしたからね。
神田明神からあれは。

井上:
そうか2年かかったか。

小山:
2年かかりましたね。

井上:
でもわかんない、だからそれを言っとけば、また20周年とかの時に、この動画でまだ使ってくれるわけでしょ。

小山:
そうですね。

コムロ:
すごい、全部の仕事を繋げていって。すごいですね、さすが。

井上:
お願いいたします。

井上さんから小山さんへ質問コーナー

コムロ:
はい、ということで、4年ぶりのことで、その間も『宇宙兄弟』を読んでいただいていたということですけど、小山さんに質問があるようでしたら聞いていただきたく。

井上:
いっぱいありますよね。
今単行本で読んでいらっしゃる方と、『モーニング』の連載で読んでいらっしゃる方がいると思うので詳しくは言わないですけど。僕は『モーニング』で毎週連載を読んでいるので、結構クライマックスに近くなってる感じはありますよね。先生の中でもなんとなくはもう後これぐらいというのはあるんですか?

小山:
ざっくりですけど、ざっくりと終わりまで一応考えて。取材旅行も考えたりしますね・

井上:
えー?前澤さんと?

小山:
いや違う違う。(笑)

井上:
それはすごいですよ。

小山:
宇宙に行くわけじゃないですよ。

井上:
取材旅行と言われたらそりゃ思うやん。言うてみたらよろしいですやん。

小山:
前澤さんにですか?

井上:
宇宙で執筆したら世界初ですよね。

小山:
確かにそうですよね。ただ宇宙いって描いてこれか、みたいな。月見てきたのにあんまなんか変わらへんやん。前から結構描けてたんやなみたいな。そのね、ギャップがちょっと怖いですね。
なんかたいして変わってないやん、みたいなね。(笑)

井上:
小山先生がなんとなくは終わりを考えながら、今執筆されていると思うんですけど、それをしてる途中で、やっぱもうちょっとこれも描きたいなと思ったらラストが延びる可能性もあるんですか?

小山:
それがね、めちゃくちゃあるんですよね。

井上:
ある?

小山:
はい。

井上:
だからファンとしては長くなるのは見たいですよ。

小山:
書きたくなっちゃったらついね。

井上:
あ、良い良い。

小山:
ここもしっかり描いておこうっていう気持ちになるんで、そういうのやっちゃうんで、あと何巻で終わるとかね、言えないっていう。

井上:
俺はもう楽しみでしかないですよね。

コムロ:
やっぱ長くやってほしいという、ファンとしてはね。

井上:
ファンとしてはそうです。もっとなんかムッタとヒビトの小競り合いも見たいし。気になってるところ結構いっぱいあるんすよ。シャロンどうすんねん、とか。まだ解決してないとこ結構あるじゃないですか。

小山:
そうですね。でもまあスピンオフ用にとっておくとか。

井上:
なるほどね。

小山:
あの全部描き切らなくていいかなと思ってて。

井上:
そうか。

小山:
そうなんですよ。スラムダンクが終わった時に思いませんでした?

井上:
思いました。

小山:
彼、どうなってるみたいな。

井上:
思いましたよ。ほんでこっちはスピンオフで出るもんやと思ったら、何にもスピンオフしませんやん。

小山:
そういうこともあると。(笑)
ベストな終わりのタイミングを見て、終わると。

井上:
どっちなんやろう。笑って終わるのかな、泣けて終わるのかな。どっちもいけるやん。ここはちょっと楽しみですね。

コムロ:
そうですね。井上さんも、楽しみつつ終わって欲しくもない。
次回作が見たい?

井上:
本心言うなら終わって欲しくないですよ。本心言うなら終わってほしくないけど、終わったってなったらすぐなんか別のを描いて欲しいです。宇宙と全くちゃう事が描いて欲しいです。

小山:
なるほど。

井上:
うん、なんかすぐ分かんないですけど。

小山:
どういうのがいいですか?

井上:
カイジの地下労働者みたいなじゃないけど。

小山:
はいはい。

井上:
なんかもう泥臭いやつ。『宇宙兄弟』はロマン、兄弟愛とか色々あるじゃないですか。そんなん何もない、ただ汚い作品。

小山:
汚い作品。あーなるほど。

井上:
どんなん描きはるんやろうってなりますよ。

小山:
『宇宙兄弟』は悪い奴が出てこないって言われる。

井上:
そうなんですよ。
小山先生が描く悪いやつ見てみたいです。

コムロ:
なるほど確かにそれは見てみたい。

小山:
それはあるかもしれないですね。

コムロ:
極悪人。

小山:
悪い奴から描くっていうね。
ちょっとトライしてみてもいいかもしれないですけどね。

井上:
見てみたいですよね、SFでもバットマンとか、そっち系のちょっと悪役ヒーローと言われるキャラが活躍するものもいっぱいあるじゃないですか。

小山:
そうっすね。

井上:
見てみたいですよ。

小山:
なるほど。どうなるんやろ。

宇宙兄弟クイズ

コムロ:ちょっとまた後で質問もしていただけたらと思うんですけど、次のコーナーをお願いします。
「宇宙兄弟クイズで遊ぼう」です。

井上さん小山さんと会場の皆さんにも参加いただいて、『宇宙兄弟』で遊んでいこうと思います。

まずは初めに宇宙兄弟クイズということで、次のスライドのQRコードをスマホで読み取っていただくと、会場の皆様も回答できるということになっております。回答を書けば、画面に一覧で出ます。自由記入形式のクイズでございます。

井上:
あの昼の部はね、結構正解率高かったですね。

コムロ:
そうですねちょっとムズイかなと思ったけどほぼ正解してた。

井上:
さすがファンの集いって感じでしたよね。

コムロ:
次はちょっと難易度高いかもしれない問題が出てきますが。よろしいでしょうか?
では問題に行きます。お願いします。

コムロ:
はい、この吹き出しに何が入るでしょう?というこの問題。

井上:
うん、なるほど。

コムロ:
ええ右上はアンディね。
左はなんでしたっけ?ええとこの人。

小山:
ラブだったかな。

井上:
昼の部はムッタのコマやったじゃないですか。
まさか主人公が出ないコマでやるんですね。

コムロ:
やります。もうそのぐらいの方々なんで。

小山:
これ覚えてる人いるかな。

コムロ:
どうですか?結構ムズイから真剣にこう答えもばらけると思いますけれども。

井上:
確かにな。
ニュアンスはこういう方向性のこと言ってたのは覚えてるんですよね。

コムロ:
皆さんのお答えどんな感じになってるのか入力していただいてちょっと見てみましょうか。
映しますかね。

あ、でもすごいっすね。

井上:
そうだこの辺のニュアンスで、言い回しがどれだったっけなって。
…井上って何?井上には、ちょっと待ってくれ。
答えがかぶってもうてる。

俺がやるからそれは。あっこ。
もうあのフリからな、これは俺のやりとりですよね、ノンスタイル井上には成長がないって俺やろうと思ってたのに。あっこの旦那―!なんてことしてくれたんだ。

コムロ:
回答時間が省かれちゃいましたね。

井上:
くそー!
悔しい!

小山:
これは悔しい。

コムロ:
これは悔しいですね。

井上:
この中の誰かと思考が同じや。

小山:
NON STYLEレベルってことですね、あっこの旦那さん。

井上:
悔しいな、あっこの旦那に先越された。スタッフもこれは省いとけ!

小山:
先みんなの答えを見るの怖いですね。

コムロ:
まあまあでも順番的には、井上さんのね、お答え。

井上:
これはだからこれで行こうと思ってたんですよ。

コムロ:
面白い面白いですよ。

井上:
悔しい!

コムロ:
じゃあちょっと最後の最後になっちゃうんですけど、小山さんのお答えよろしいですか?

小山:
「フェイクグリーン」には成長もないですね。
ビンスってまあ真面目です。

井上:
確かにね。

小山:
当然のことを言う。

井上:
成長しないです。
どんだけ光が当たろうと、フェイクですから。

小山:
フェイクですからね。
凄くまっとうな当たり前のことをビンスは言う。

井上:
昼の部もそうでしたけど、このクイズコーナー小山さんがふざけたいだけです。

コムロ:
そうそれはやっぱりあれですか、お気づきになられましたか。

井上:
それがね、前回からなんかあるんですよね。

小山:
答えはなんでしたっけこれ?

コムロ:
ちょっと答えを見てみましょう。答えはこちらでしたと。
「危機感のない」者には成長もない。ですので、さっきまあ正解の方がすごく多かったという感じでした。

小山:
正解の方いました?

コムロ:
結構いました。

井上:
いっぱいいましたよ。

井上:
いやでもこれね、すごい僕らNON STYLE的には分かる話で、昔ねあの一日消防隊員みたいなロケに行ったことあるんです。で、消防隊員の訓練で30mの高さから飛び降りるっていう、まあバンジーみたいなトレーニングがあるんですよ。救助活動もあるから。
で、俺は怖くて全然跳べなくて石田がなんにもなくわーってすぐ飛んだんですよ。ほんで石田がその隊長に「僕の方が消防隊員向いてるでしょう」って言ったら、君みたいなやつが真っ先に死ぬっていわれたんですよ。これじゃないですか。危機感あるやつじゃないとやっぱ上に上がっていけないんです、消防隊も。同じこと言ってて。

小山:
たしかにたしかに。

井上:
あん時言われたあのやりとりと同じこと言うてるビンスってなって。
すげえってなったの覚えてるんですよ俺。

コムロ:
でも本当にそうだっていうことですよね。

井上:
怖さが無いとね、人って成長しないですよね。

小山:
大事ですよね。

コムロ:
死ぬのが怖いですってムッタのシーンもありますしね。

井上:
そうそうそう、あれがやっぱりね、頑張らせるんですよね。
そのだから人間味がやっぱり『宇宙兄弟』の面白いところなんですよね。

コムロ:
これもじゃあそういうところが出てるシーン。
でもまあ答えるのが難しいと思うけど、すごい正答率が高くて。

井上:
でもちょっとほら、小山先生っぽいのもありますよ。
水をやらないサボテンとか。

小山:
かなりかぶってますねー。よかった、見とかなくて。フェイクグリーンの人いないでしょ。でも。

井上:
フェイクグリーンはいないやろ。

コムロ:
小山さんと井上さんいます、今。

井上:
くそぉ、悔しい、悔しい!

コムロ:
いや、すごかった。

井上:
なんであっこの旦那にいいね3も入ってんね。

小山:
今4になった。

井上:。
4になった。

コムロ:
みんな(回答に)いいね押せるのこれ。すごいね。人の回答にいいねを押せる。と言うことで吹き出しクイズでございました。面白いですね。

では次はですね、小山さんのiPadを使ったクイズに行こうと思うので、小山さんはお答えを書く立場になり、井上さんはそのまままたお答えくださいと言うことで。皆さんもね、このままスマホを見てると問題が進んでいきますんで見ててください。

井上:
昼の部にはなかった、昼の部はちょっと机がぐらぐらして絵が描きにくいという状態ですけど夜の部しっかりしましたね机が。

小山:
良い机になってますね。

井上:
ねぇ。
これでいつも通りに描ける。

コムロ:
この間に作られたんじゃないかというようなDIY味のある。グラグラしてたんですけど。
まあ同じようなクイズでございます。絵で答える宇宙兄弟クイズということで、「小山さんはヒビトを描くとき、どこから描くでしょうか」という問題を自由記入でみなさん答えていただければと思います。

井上:
いやこれ、昼の部もあったんですよ、このクイズ。昼の部の時はえっとアポでしたっけ?

コムロ:
アポでした。

井上:
アポをどこから描きますかっていうクイズで、みんなが真面目に目とか鼻とかから言ったんですが、先生はその日の気分で描き方を変えるアポはって言われて。アポのネームプレートのaから書き始めたんですよ。ってことはヒビトもこのパターンあるんですよ。

小山:
あるな。

コムロ:
あるんです。

小山:
どっからやヒビト。
ボケようがない。

コムロ:
ボケようないとかいいんですよだから。

井上:
本来は?

小山:
あ、ボケなくていい?

井上:
本来は絶対決まりあります?ヒビトも結構気分?

小山:
そうですね、気分。気分というか、まぁ横顔か正面かで変わったりするんで。

コムロ:
そうか。

小山:
どっちにしようみたいな。

井上:
なるほどな。

小山:
横顔にします?正面にします?

コムロ:
横顔にして、ムッタは横顔だともう決まってるって前からおっしゃってるんです。

井上:
なるほど。ヒビトの横顔ね。

小山:
横顔にしましょうか、じゃあ。

コムロ:
横顔で。どこから書くか。ご想像ください、皆様。こう性格込みでね、予想される必要があるみたいな。

井上:
俺は、毛先から行くんちゃう?

コムロ:
毛先?

小山:
てっぺんから?

井上:
上からこう下に降りていく感じ。まぁ、もういわゆるシンプルな書き方。

コムロ:
はいはいはい。

井上:
鼻からいきそうやけど、そっちじゃないんかなっていう。

小山:
僕のあの性格言っていいですか?

コムロ:
はい。

小山:
先に言われたことをやりたくなくなる。

コムロ:
今から答え書くのに。(笑)

井上:
そうなんです。
それはね、クイズとして破綻してるんですよ。

小山:
そうなんですよね。(笑)
でも答え見るわけですよね?先に。

井上:
見ないほうがええんちゃいます?

小山:
見ない方がいいですよね?じゃあ僕見ないでおきます。

コムロ:
みんなの答え井上さん見ましょうか。

井上:
俺確認します。
言いませんからね。

小山:
考えとこ、どっから描くか。

コムロ:
見たらダメですよ。
このままじゃ上にスクロールお願いします。

井上:
うんうん、なるほどね。
わかる、そうねゆうことかわかるよ。

コムロ:
あーそうですねやっぱり。

井上:
たまね。
たまここね、ここから。
あ、やすしさんここ。
うん、ナタリーもわかるよ、ありそう、ありそう。
うん、オッケー、これまんべんなくいってるいってる。

コムロ:
なるほど。

井上:
誰か正解出るわ。

コムロ:
出ますかね。
じゃもう小山さん大丈夫です。

小山:
大丈夫ですか?

コムロ:
じゃあ書き始めていただければと思いますけれども、小山さんのiPadの画面がスクリーンに出ますので。

小山:
僕は外しに行きますよ。
だから当たった人すごいわって話。

井上:
なるほどね。

小山:
それでは行きましょうか。

井上:
ちなみに昼の部はアポから描くって言った方が1名だけいらっしゃった。

小山:
当たってたね。いいすか、描いて、じゃあ。もう写ってるんですね、これ。うわぁ、どっから描こう。

コムロ:
この緊張の一瞬。
でも最初分かんのかな?
線が入ったら。

井上:
確かにどこから行くんやろ。

小山:
よし、決めた。ちょっと待ってくださいね。

井上:
いやドキドキする。
どこやこれ。

小山:
ここですね。当たりましたか?

コムロ:
これ当てた人います?
これは、これは(笑)

井上:
えー、こっから?

小山:
外すなー。当たった人いる?

井上:
もみ上げになるのかな。答え的には。

小山:
そうです。もみ上げっていう答えが正解になるけど。

井上:
そうなんですよね。
だからそこがすげーんですよね。
どこからでもいけるんですもんね。

コムロ:
なんか線だなと思ってると気づいたら顔になって。

井上:
うん。

コムロ:
いつも。ムッタとヒビトの顔もやっぱちゃんと違うし。なるほど。

井上:
あぁ、一気にヒビトやん。

コムロ:
わーすごい。

井上:
すげーなやっぱ。

コムロ:
机もグラグラしないからちゃんと書いてるわ。

井上:
さっと描くんすもんね。

コムロ:
そうですよね。
あー襟が。

井上:
うおー。

小山:
はい、こうですね。

井上:
良い。

コムロ:
ヒビトでございます。

小山:
ということで、ここです。

コムロ:
正解はそこ。
もみあげという答えが正解でございます。

井上:
いたやろう1人ぐらい。

コムロ:
ちょっと見てみましょうか。

小山:
これはいるかな。

コムロ:
ちょっとお客さんの回答お願いします。

井上:
ほら!

小山:
おーすごい!
すごっ!

井上:
はっしー。
はっしーすごい。

小山:
すごいな。

コムロ:
会場の方かな、YouTubeの方かな?会場の方ですか?手上げていただいたら。あ、YouTubeですね。

井上:
現場にはいない。YouTubeでご覧になってる方。

小山:
YouTubeの方?すごい、すご。

井上:すごい。いや思ってるクイズとちゃうんすよ。

コムロ:
そうそうそうそう。

井上:
本来どこから描くか知りたいのに。

小山:
本来だったら多分僕ね。本来だったらここか、ここかな。こういくかな。

井上:
おでこから行くんですね。

小山:
それかこう行きますね、眉毛から。

井上:
眉毛から?

コムロ:
眉毛とおでこだったらいっぱい正解の人いましたもんね。

小山:
こういってこうやっといて。

井上:
目の位置をちょっと安定させてから。

小山:
それからおでこ描いて。

井上:
へぇー
おもしろー。

小山:
横顔の時はそうですよね。

コムロ:
そうなんだ。今日はもみあげでしたと言うことでした。

井上:
逆にレアな書き方を見れたってことですね。みなさん的には。

小山:
そうですね。今夜限りの、もみあげはじまり。

コムロ:。
はい、ということでその小山さんiPad、1個目のクイズでした。最後のクイズに行きたいと思います。
今度はね井上さんも、あの出題の方でご参加していただいて。

井上:
はい、わかりました。

コムロ:
会場のみなさんが回答ということで。ルールをちょっと説明したいと思います。まず井上さんには、ボックスからお題カードというのをね、あの引いていただく。井上特製ボックスです。

井上:
変なボックスですよね。いろんな井上があしらわれている。その写真使うってなかなかですよ。

コムロ:
うちのスタッフでね、井上さんの大ファンの子がいまして。

井上:
よく見つけましたこんな写真。

コムロ:
このボックスに貼っていいですかって、昨日いっぱいの井上さんを張りまして。

井上:
いやありがとうございます。

コムロ:
まぁこの井上さんしか見ちゃいけないことが書いてあるボックスからお題を引いて、その話題には文章が書いてあります。
宇宙兄弟の登場人物の誰かが〇〇をしているところって書いてあるんですね。

井上:
はい。

コムロ:
その文章を見ていただいて、井上さんには小山さんのiPadで、その様子を絵で描いて頂きます。井上さんが描いた絵だけを見て小山さんが、まず井上さんの描いた絵だけを見て皆さんこれ誰が何してるところかを回答していただきます。で、小山さんも文章は見ずに、絵だけ見て何をしてるのかを把握して

井上:
むずいねんなー。

コムロ:
その後m小山さんがその絵を描くという。

井上:
昼の部は、ええとムッタとヒビトが漫才しているところってお題やったんですね。

小山:
昼の絵見せます?まず井上さんが描いてくださったのが、これですね。何をしてる姿ですか、っていう。

井上:
いや精一杯ですよ。僕の画力ではこれ精一杯の出来ですよ。

コムロ:
ほんとに一生懸命描かれてた。

小山:
でも僕にはちゃんと伝わったんで。

コムロ:
あーっておっしゃってました。

小山:
正解はこれです。なんでやねん。

コムロ:
なんでやねん。

井上:
ねぇ、これはかなり貴重ですよね。

小山:
これですね。なんでやねんって瞬間。おそらく。

コムロ:
これを見て会場の方がUFOに連れ去られるムッタとヒビトって書いてました。

井上:
ありましたね。このレベルの画力ですから私は。じゃあもう引いちゃいます。…めちゃくちゃムズイよ。

コムロ:
めちゃくちゃムズイの出ました?じゃあ井上さんに小山さんのiPadで、今から90秒間で完成させていただこうと思います。お願いいたします。井上さんの描いてる様子はライブペインティングですので皆さんに。

小山:
分かりやすいですよね、このやっぱムッタていうのは。

コムロ:
そうですね、ここまではもう。

井上:
わかるかなぁ。

コムロ
おおっ、えぇ!凄い凄い。

井上:
体ほそっ。
あぁ、どうしよう、どうしよう。

小山:
はあはあ。

コムロ:
皆さんも分かったら答えて。

井上:
なんやこれ、これなんや。

小山:
何?何?何?何?
あー…ん?それは…

小山:
これなんやろ。

コムロ:
井上さんすごい。

井上:
どう?わかる?

小山:
あーわかりました。

コムロ:
すごい!いい感じかもしれない。

小山:
わかりましたー

コムロ:
今90秒でございます。すごっ、こんな感じで。

井上:
精一杯、精一杯。

小山:
いいっすね、いいっすね。素晴らしい。

コムロ:
じゃ皆さんこれを見た上で、誰々が何々をしているところでございます。

井上:
精一杯よ。

コムロ:
ここからは小山さんは描きます。書き終わったものをお見せしますので、しばらくちょっと画面は消しておきます。むずかったですね。

井上:
伝わるかな?だからねえ、どのを要素引っ張り出してくれるかですよね。

コムロ:
でも、あーっ言ってる人結構多かったですよ。

井上:
いけるかな?
この絵を描かせてもらって、やっぱムッタって超個性的なんですね。ムッタ、まぁ僕はひげを描かなかったんですけど、ひげともう頭をうにゃうにゃだけで、ムッタなんですもんね。そこがやっぱすごいよね。

コムロ:
なんかこう、本当に子供でも描けますよ。

井上:
描けますよね。いや、でも小山先生が僕の絵をもし、100%で受け取っていただいたとして、どういう部分をどう描くのかを見たいですね。どう描いたらいいかわからなかったですよ。あれをどういうふうに描くのが。

コムロ:
描くってなるとね、急に止まるっていうのがありますよね。

井上:
だからそこからの不安と緊張でしょうね。ムッタがガリガリでしたもんね。細ムッタでしたよ。

コムロ:
あれは受からないですね、宇宙飛行士試験は。

井上:
受かんないですね。(笑)

コムロ:
はい(笑)

井上:
スカスカですよ、宇宙服の中。

コムロ:
えっとじゃあ小山さん見えないように。

井上:
皆さんの書いてらっしゃる答えね。

コムロ:
ちょっと見てみますか?
じゃあ出していただいてもいいでしょうか。
すみません。

井上:
おい、ムッタがトトロに連れ去られてるってなんやねん!

コムロ:
はっはっはっは!
ちょっと上にどんどん順番に。

井上:
メリーポピンズになった。ムッタ。

コムロ:
面白い、面白いですね。

井上:
いいですね。

コムロ:
やっぱりほら井上さんの絵はなかなか。

井上:
ムッタが巨大な松茸を取ってライブの中踊ってる。激ヤバムッタやんか。あ、でもすごいすごい。

コムロ:
ね、本当に。

井上:
これもう皆さんすごい。ムッタと見せかけて小山先生が台風の日にコロッケを買いに行くところ。
いいですね。

コムロ:
コロッケどこにあったんか。
小山さんそろそろお時間でございますが。

小山:
はい、いいですよ。

コムロ:
よろしいですか。
よしじゃあ皆さんこんな感じで、小山さんの絵を見て行きたいと思います。お願いいたします。

井上:
うまー!

コムロ:
うわー!すごい!
さすがやで。

井上:
うっまー!

小山:
こういうことですよね。

井上:
当たり前やけどうっま!

コムロ:
うまってなるんですよね。

井上:
すごっ!

コムロ:
おもしろ。

井上:
同じ90秒ですか?

コムロ:
確かに。

井上:
傘をあーするんやね。
逆さに。

コムロ:
そう。

井上:
あの発想がないもん。

コムロ:
で、カッパがこう揺れるんだと。

小山:
なりますもんね、なんかね。

コムロ:
なりますよ。

井上:
カッパなんか描かれへんよ。

小山:
最初はね、これわかんなかったですけど。

井上:
(僕の描いた)ムッタがめちゃくちゃご機嫌な顔してるもんな。
傘をあんなふうに描くなんか無理やって。

コムロ:
確かに。
でもこれおもろいっすね。

井上:
あれ精一杯よ、あの傘。
キノコ型が。

小山:
これでも、あのパッと見たら、やっぱあの雨の日に喜んでカラオケするムッタ。外に喜んで出て行ってっていうね。

井上:
だから台風中継やから中継って書かれたから、なんかマイク持っとかなあかんなと思ったんですけど。あんなマイク持ってないもんね、普通に考えたら。

コムロ:
これはいいですね。

井上:
いや、やっぱ(小山先生のやつは)風吹いてるもんな。俺の風吹いてないもんね。やっぱり。俺のは空に向かっていってる。やっぱすごいわ。すごいなわかってたけど。

コムロ:
はい。正解を言うと。

井上:
ムッタが台風中継をしているところ。

コムロ:
はい。ということで、正解の方もたくさんいらっしゃったので、井上さんの絵もね、通じてるということですよ。

井上:
傘とまぁ一応マイクと雷でなんとなくは。で、まぁここ最近の出来事もあったしというので伝わったんですね。いや、ちょっとやっぱりこのほんま小学生レベルとプロの画力の差を見ると悲しいわ。

コムロ:
ああやって傘を描けばいいんだと僕も思いました。なるほど。

井上:
そうですね、あー描いてたらこの絵でも、まだ見れるんですよ。

コムロ:
そういうことなのか。

井上:
うん。
この傘のスタイルにするからトトロとかが出てくるわけでしょ。

コムロ:
そうそう、キノコやとかね。

井上:
何キラキラしてんねんてことやもんな、ムッタ。

コムロ:
あ、ヒゲ描いてあげてる。

井上:
ありがたい。

コムロ:
ヒゲ描いてあげてもあんま変わんなかったですよ。
すごい。

井上:
勉強になる。

コムロ:
なんか絵の勉強になってる。

井上:
本当、そういうことかっていうね。だってもう傘さえあれば、もう台風中継ですもんね。

小山:
あとカッパとね。

井上:
でもムッタがこの雨の中うわーってしてるのに、ヒビトめちゃくちゃ笑ってるんですよ。兄貴の辛そうなところを

コムロ:
黒目だけになっちゃってるじゃないですか。

井上:
これがなんかねやっぱり、2人の兄弟間を表しますよね。おもしろい。

コムロ:
はい、という伝言クイズでございました。ありがとうございました。ということで残念ですけど井上さんのお時間がきてしまっているということで、ちょっと短い時間だったんですけどね。

井上:
すみません、申し訳ございません。

小山:
お忙しい中ありがとうございます。この後だって、漫才あるんですもんね?

井上:
ルミネの3回の出番終わって今で、この後はラジオを3本ぐらい取って生配信を1つやって。

コムロ:
すごい。

井上:
今日はたまたまです。

小山:
お忙しい。

井上:
いやいや本当今日だけですんで。すみません。

小山:
YouTube登録したんで。

井上:
ありがとうございます。

小山:
観てます。

コムロ:
ぜひYouTubeも。

井上:
ぜひあのじゃあ小山先生のYouTubeでも行きますので。遊びにいかしてください。

コムロ:
小山さんのYouTubeにもね、でていただいて。ということで、あの最後にね、あの時間来ちゃったんで、小山さんに何か一言。

井上:
そうですね、今回15周年記念イベントってことですけれども、僕もそうですし、皆さんはもちろんだと思いますけれども。まぁ、20周年25周年どこまで続くか分かりませんけれども、ラストのラストまで宇宙兄弟楽しみにしていますので、どういう形で我々ファンを裏切るのか、それとも満足する形で終わるのかちょっとわかりませんけれども。フィナーレに向かって楽しみにしておりますので、くれぐれもお身体だけ、あのご無理ないように本当連載楽しみにしております。

小山:
ありがとうございます。

井上:
で、もし続編描く時は、また楽しい漫画を待ってますので、だからあの昼の部でも言いましたけれども、こんな言い方して申し訳ないですけど、小山先生、休まないでください。働き続けておもしろい漫画を描き続けてください。

小山:
ありがとうございます。

井上:
漫画好きとしては、もうそれだけでございます。今後ともよろしくお願いいたします。

小山:
ありがとうございます。

コムロ:
ありがとうございました。本日の特別ゲスト、NON STYLE井上さんでした。拍手でお送りください

井上:
ありがとうございました。楽しい時間を過ごしてください。

じゃんけん大会

コムロ:
最後のコーナーは『宇宙兄弟』といえば!ということで、じゃんけん大会を行います。
大事なことをジャンケンで決めるのは宇宙兄弟流ということで。景品を1つご用意いたしました。15周年の記念でございます。

大豪華、これは何かというとタカラトミーさん「sora-q flagship model-宇宙兄弟 edition-」です。
2023年度に月面着陸予定のロボットがあり、それの1/1スケールモデルでございます。

コムロ:
宇宙兄弟edition用のオリジナルミッションがついており、青色も『宇宙兄弟』限定でございます。
小山:
実際に月に行ったやつとほぼ一緒なんですよね?

コムロ:
そう、そういうことになります。

小山:
すごいですね。

コムロ:
はい。
でちょうど打ち上げがね、前日延期になっていましたが、無事うち上がりました。H2Aが。
そこに載ってたというやつでございます。箱に小山さんのサインをいただいてプレゼントしようという、ここでしかもらえない特別な品でございます。

じゃんけんルール
・小山宙哉とじゃんけん
・全員立って参加
・負けの人は負け、あいこの人も負け
・負けたら座る
・勝ちの人は立ち続ける

小山:
行きます。最初はグーじゃんけんほい。

コムロ:
はい、チョキの人だけ残ってください。

小山:
結構残ってますね。

コムロ:
結構残りましたね。

小山:
行きますかね、次。
チョキ出そうかな…
最初はグーじゃんけんほい!

…僕を疑った人が負け。

コムロ:
もうこのね、惑わしてくるんですよ、とにかく。

小山:
信じてくれてるんですね。

コムロ:
グーの人だけですよー。
結構2階多いですね。

小山:
2階たくさん残ってますね。

コムロ:
2階いっぱい残ってるね。
またいきましょうか、もう1回。

小山:
じゃあいきます。
次は内緒で行こうかな、最初はグーじゃんけんぽい。

コムロ:
チョキですわ。
じゃあグーの人が、グーを2回連続させた人、結構勇気いるからね。

小山:
勇気あります。
すごいすごいすごい。

強いね、よし行きましょう。
最初はグーじゃんけんほい。

コムロ:
チョキの人。
えっ?

小山:
パーの人ですよ?

コムロ:
あ、すみません。
パーの人は?

小山:
あれ?
やった勝った!

コムロ:
違う違う違う、そうじゃないです。

小山:
僕今飛んだ時ちょっと靴脱げたし。
もう一回ですか?どうします?

コムロ:
だからもう一回全員です。
もう一回お願いします。

小山:
はい。すみません。

コムロ:
よかったね、復活して。

小山:
すごい、勝ってしまったよね、みんなに。

コムロ:
こういうあの、なんかゆってきますから。
なに出しますとか。

小山:
ちょいちょい挟みますからね。

コムロ:
これに惑わされたりするんですよね。
はい、じゃあいきましょう、お願いします。
全員。

小山:
最初はグーじゃんけんぽい。
グーの人残ってください。
残ってますね?

パー…

コムロ:
なんか言ってる。

小山:
最初はグーじゃんけんぽい。

コムロ:
全然違うの出してるやん。

小山:
これは

コムロ:
グー、グーの人。

小山:
グーの人。

コムロ:
なんかゆってたもん今。
グーの人。
まだまだ、もうちょっといいますかね。

小山:
だいぶ減らしましたよ、僕の技で。

とじゃんけんは続き……
コムロ:
2人になりましたか?はい、2人になりましたね。
2人でじゃんけんして頂きます。
最初はグーじゃんけんぽい。
あー、パーの方。

小山:
決まった?決まった?

コムロ:
こちらから、すみません壇上へどうぞどうぞ、こちらにどうぞ。

小山:
おめでとうございます。今描きますね。

コムロ:
おめでとうございます。
15周年の記念。

小山:
握手、握手握手。
ありがとうございます。

コムロ:
よかった、1回復活してね、楽しくやれましたね、よかったですね。はい、ということであの、そろそろおしまいのお時間でございまして。早いもので。

小山:
あっという間ですね。

コムロ:
そう、早いですね。
今回は15周年記念イベントということでしたけれども。まず9月22日の金曜日に43巻が発売されますので、お楽しみにしてていただき。どうですか?最終章の始まり。

小山:
最終章の始まり。43巻がちょうどそういう感じで、えっと43巻から最終章といってもいいかもって感じですね。そんな感じあります。うん、今まで1話1話を読みきり感で終わっていく描き方から、ちょっとずつこう、なんていうんですかね引きで続いていくような。大きいくくりで大きい1話みたいなね。雰囲気になりつつあります。

コムロ:
最終章の大きい話が始まったところみたいな読み方ができるという。

小山:
そうですね。
ちょっと長めの映画が始まるみたいな雰囲気ですよね。

コムロ:
これまで連ドラで、最後のとこだけ映画になってるみたいな感じってイメージをね、お話してましたけど、お楽しみにしてください22日に出ますので。みなさん楽しみに読んでいただけたらと思います。

最後に小山さんからもメッセージをいただきました。その前にちょっと僕の方からお知らせさせて頂きます。スライドお願いします。

今年、今月ですね9月1日に小山宙哉のファンクラブ「コヤチュー部プレミアム」リニューアルを致しました。会員特典がもろもろありまして、小山さんのいろんな創作プロセス、こだわりなどを記事やラジオ動画などで公開しておりますしいきます。リニューアル記念としてアニメ映画『宇宙兄弟#0小山宙哉Special Edition』の限定公開を 行うことを予定しております。

詳細はコヤチュー部プレミアムサイトへ

この間ね、そのアニメ映画のどこが小山宙哉Special Editionなのかということを詳しくお聞きするオーディオコメンタリーを取ろうとして失敗したんですけど(笑)もう一回撮りますので、それもプレミアムの方で、ラジオでこだわりのポイントを語っていただきます。

小山:
皆さん今日はお越しいただきましてありがとうございます。
まぁ15周年ということで、ずいぶん長くやってきましたが、宇宙兄弟も最終章に突入したということで、またこんなふうにね、皆さんとお会いできるのは終わってからかな?そういうのあります?終わりました会みたいな。

コムロ:
終わりました会はしたいとは思っています。

小山:
最終回会みたいな。なんて呼んでいいか分かんないけど、そういうことやってもいいですしね、またそういう時遊びに来てもらえたら嬉しいなあと思います。最終章、今頑張っております。時間がかかっておりますが、皆さんが喜んでもらえるような漫画になるんではないかと僕も楽しみにして描いていきたいと思います。ということで今日は皆さんありがとうございました。

宇宙兄弟15周年イベント全体のレポート記事はこちらから