「なるほどプラネタリウム」でプラネタリウムの特徴を知る!コスモプラネタリウム渋谷のGW特別企画
宇宙関連情報記事でも何度か取り上げたことのある「コスモプラネタリウム渋谷」。
GWの間に普段とは異なる、プラネタリウムの機器そのもののご紹介をしてくれる特別企画が行われました。
解説は、プラネタリウムの解説が40年を超える大ベテラン「伝説のプラネタリアン」の名で通っている村松 修さん、また機器操作のサポートでは「旅する星空解説員」の佐々木 勇太さんが担当。
今回は、そのプラネタリウム企画「なるほどプラネタリウム」で学んだ、プラネタリウムの特徴をご紹介していきます!
[特徴1]光学式とデジタルによる投影の種類
ここのプラネタリウムの種類として、まずは光学式とデジタルのプラネタリウムが上げられます。
プラネタリウム機器の光を見てみますと、丸いボールには穴があちらこちらに空いていて、レンズがたくさん入っているのが伺えます。
そのレンズから星空をたくさん映し、これを恒星球と呼びます。
一方、惑星棚と呼ばれている太陽などの惑星を映す装置があり、全てコンピュータで操作しています。
これらは光学式の星空を映す機械となります。
一方、コスモプラネタリウム渋谷にはデジタルの宇宙を表現するためのビデオプロジェクターであるデジタルプラネタリウムがあります。
こちらは2台のビデオプロジェクターを使い、宇宙の様々な場所に移動できる機能が備わっています。
ドームの前方と後方で2つのビデオプロジェクターを使っていて、片方を消すと半分だけが映し出されます。当然つなぎ目があるのですが、2つ投影するとそのつなぎ目は分からなくなり、見比べてみるとその精巧さに驚かされます。
[特徴2]星空と時間の経過を表現
時間を経過させて星の動きを確認できる所も、プラネタリウムの特徴の一つです。
ご自身の誕生日の時にその誕生日の星座が見えないことをご存知でしょうか。
誕生日の星座は、皆さんがお生まれになった時に、太陽がどの星座の位置に居たのかによって、誕生日の星座が決まっています。
太陽が出ているということは当然昼間なので、その誕生日の星座が見えないわけですが、昼間でも関係なく星空と太陽を混在させながら見たい星座も見ることができるのもプラネタリウムの良い所。
また、プラネタリウムの特別な機能として、私たちが実際に見ることはできない10万年後くらいの星空も、プラネタリウムなら見ることが可能です。
まるでタイムマシンのように時間を進めていくと、固有運動によって、星の並び方は変わっていきます。
柄杓型の形状で有名な北斗七星も例に漏れず、時間の経過とともに形状は歪み、柄杓の形では無くなりました。
長い年月をかけるとだんだん星座の形は歪んでいき、10万年後には私たちの星座の地図は使えなくなるようです。
このように、現在を映し出すだけではなく、過去や未来の星空を映すことができるのもプラネタリウムの興味深い特徴となります。
[特徴3]ダイナミックな宇宙構造をシミュレーション
プラネタリウムの機器にはもっとすごい機能が備わっていて、宇宙の立体地図を映像化したものも見ることができます。
その機能を使い、ダイナミックな宇宙空間の中を通り抜けるように見ていきます。
現在の天文学では、私たちのいる太陽系も巨大な渦巻き型である天の川銀河の一部であることが分かっています。
宇宙の星々や数々の銀河を通り抜けて見る、天の川銀河の渦巻きの姿など、実際にはまだまだ見ることのできない広大な宇宙の姿にも圧巻です。
プラネタリウムは、昔ながらの星座を映す機能だけではなく、最近では宇宙の立体構造までも映しています。
最先端の天文学で表現された宇宙の真の姿を、皆さんもぜひ見てみてください。
デートにもオススメ!渋谷で観れるプラネタリウム☆
都会の喧騒を忘れて癒しのひとときを過ごせるコスモプラネタリウム渋谷。
ふらっと気軽に立ち寄るのにも丁度良く、アクセスも便利なので、デートにも最適です。
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ゆみ
星空をこよなく愛する宙ガール☆天文初心者のため勉強中です。
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