こんにちは。スタッフのアユミです。
ここ最近はすっきりとした秋晴れが続き、外の空気がきもちいいですね。東京でも少しずつ紅葉が深まってきました。
今回ご紹介させていただくのは、原作の29巻からたびたび登場している「モジャツンスニーカー」。
シャロンからムッタとヒビトに希望を込めて贈ったあのスニーカーが、ついに原作再現のグッズになりました!
さっそくものづくりの裏側のこだわりをお届けします。
大切な人と思いがつながる贈り物
29巻《#270 贈り物》
月面でシャロン天文台のミッションに取り組むムッタにシャロンが贈った、モジャモジャのあしらいが入ったスニーカー。
それは、いつかまた歩けることを願って、ムッタとヒビトを思い出せるようにとシャロンが作ったものでした。
シャロンの強い想いと希望にあふれるモジャツンスニーカー、満を持して商品化です。
原作では、ムッタに贈られたものは、両足がモジャモジャのタイプ、ヒビトに贈られたものは、両足がツンツンのタイプですが、今回はシャロンとおなじ。
左足がモジャ、右足がツンのタイプで、両足でムッタとヒビトを感じられるデザインになっています。
原作を忠実に再現しながら、
履き心地にもこだわった靴づくり
「モジャツンスニーカー」を手掛けてくださったのは、前回の「ムーンウォーカースニーカー」に引き続き、福岡・久留米の老舗シューズメーカー「ムーンスター」。
細部にこだわる職人気質が『宇宙兄弟』とも似ていて、原作再現というだけでなく、履き心地や耐久性など、細やかなところまで工夫してしあげられています。
こだわりの1つ目が、ゴム製の型底。
原作で描かれている、シュッとした縦型のイメージにも近く、ゴムの厚みがあることで、クッション性があり滑りにくいのも嬉しいポイント。その機能性から、スポーツユースとしても好まれてきた靴底なのです◎
2つ目がつま先の立体的になっている部分。
原作ではステッチが入っていたり入っていなかったりしたので、今回再現化するにあたり、ステッチはやめて、その代わりに少しアクセントになるように、ゴムを2枚貼りして厚みを出しました。
そして、3つ目が、今回のモジャツンスニーカーのいちばんのポイントでもあり、難点でもあったモジャツンのプリント技術です。
前回「ムーンウォーカースニーカー」の製作秘話コラムでも少し触れていますが、ムーンスターの靴づくりのベースにあるヴァルガナイズ製法は、生ゴムに硫黄を加えて熱反応させることで強度のあるゴムに変化させるという化学反応を靴づくりに応用したもの。
熟練の職人による裁縫技術だけでなく、このヴァルガナイズ製法を用いることで、より丈夫で型ぐずれにしくいスニーカーにしあがっています。
そして、今回はさらにモジャツンのあしらいを原作と同じサイズ感で入れたかったので、そのヴァルガナイズ製法の熱に耐えられるプリント技術が必要に。
国内でもかなり限られた技術を持つ企業に別注をして、モジャツンのプリントが実現したのです。
最後に、こだわりの4つ目として、履き口のところにパットが入っていること。
足首に柔らかくフィットするので痛くなりにくく、前回よりもさらに、デイリーユースに嬉しい作りになっています。
スニーカー好きに嬉しい“別宙色”も
カラーは、原作をそのまま再現したオリジナル色と、小山宙哉が選んだ別宙色の2色展開です。
腕時計と並んで、大の靴好きの小山さん!
会うたびに違う靴を履いているというスタッフの話もあるほど、スニーカーも好きでたくさんお持ちの小山さんに、今回は遊び心のある別宙色を選んでいただきました。
ヒビトとムッタのイメージカラーであるオレンジやグリーン、金ピカをイメージしたサフランカラーなど、様々なアイデアが出たなかで、決定したのはこちら。
オフホワイトのキャンバス生地に、ホワイトのモジャツンのプリントと赤文字入り。
オールホワイトに小さな赤のアクセントが効いた、デイリーユースしやすいおしゃれなカラリングです◎
おしゃれに飾れるデザインボックスでお届け!
そして、靴を手に取る瞬間からワクワク気分が高まるように、モジャツンスニーカーは、オリジナルデザインの靴箱に入れてお届けします。
マットめのブラックに、シャロンのネックレスと同じ月型のモチーフと、スーパーコンピューターSHARONのロゴ、そして「ムッタとヒビトが私を支えてくれています」というシャロンのセリフの英訳入り。
お部屋に飾ったり、ムーンウォーカースニーカーの箱と並べてもかっこいい、インテリアに映えるデザイン♪お気に入りの靴や、大切に長く履きたい靴など、箱ごとしまって置けるのも安心です。
大切な人のことを思い出したり、ふと身近に気配を感じられると、いつもよりほんの少し勇気が出ることってありますよね。
シャロンが大きな夢と希望を込めて、ムッタとヒビトに贈ったモジャツンスニーカー。
あなたも大切な人を思い浮かべて、街へ出かけてみませんか?
いつもとすこし違う景色が見られるかもしれません。