ムッタの夢のはじまりと約束を思い出す!「宇宙兄弟カレンダー2025」<壁掛けタイプ> | 『宇宙兄弟』公式サイト

ムッタの夢のはじまりと約束を思い出す!「宇宙兄弟カレンダー2025」<壁掛けタイプ>

2024.08.30
text by:西谷涉
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こんにちは。スタッフのアユミです。

日中はまだまだ暑さが続くものの、夜の涼しさや虫たちの鳴き声に秋の気配がしてきました。ここから一気に、年末まで加速していきそうですね。

今年も早くも、「宇宙兄弟カレンダー2025」のデザインができあがりました!
ファンの方からの声からうまれた、『宇宙兄弟』のカレンダー制作も今年で10年目。今年も壁掛け・卓上の2タイプをご用意しています。

こちらのコラムでは、<壁掛けタイプ>をご紹介します。

ムッタの物語がはじまる年

2025年ー。

『宇宙兄弟』のファンの方は、すぐにピンときたでしょうか。

2025年は、『宇宙兄弟』第1巻で、ムッタがミラクルカーを退職した年。ちょうど同じ頃に、アメリカのヒューストンでは、ヒビトがCES-51の記者会見をしていた、『宇宙兄弟』の物語のはじまりの年なのです。

ヒビトの企てで、突然、宇宙飛行士選抜試験を受けることになったムッタが、シャロンに会いに行き、少年時代の記憶を蘇らせながら、選抜試験に挑んだのも2025年。原作では、3次試験(閉鎖環境試験)終了後に、年末を迎える一年として描かれています。

モーニングで連載が始まった頃は、まだ近未来だった物語の世界に、現実がいよいよ追いつこうとしている、まさに物語がはじまる記念の年。

そこで、「宇宙兄弟カレンダー2025」は、壁掛けタイプ・卓上タイプともに、“ムッタのはじまりカレンダー”を共通のコンセプトにしました。

ムッタがふたたび宇宙飛行士を目指すのが2025年。見事、夢を叶えたムッタが、さまざまな訓練を経て、月へと旅立ち、シャロン月面天文台を建て、ムッタとヒビトが月面で再会するのが2029年。あれほどの壮大なドラマが、わずか4年間で繰り広げられていたのです。

「宇宙兄弟カレンダー2025」では、そんなムッタがどんどん夢へと近づいていく過程を、月をめくるたびに一緒に楽しんでいただけるような、臨場感のあるカレンダー体験をお届けいたします。

インテリアとして様になる、
A2サイズのカレンダー

仕事から帰ってきて、ほっとくつろぐリビングや、おうちでのんびり過ごす休日に。『宇宙兄弟』の世界観あふれるポスター風のカレンダーが飾ってあると、ちょっとしたときに、前向きな気分になれる気がしませんか。

インテリアポスターとしてのデザイン性に、例年以上にこだわった今年の壁掛けカレンダー。A2サイズの壮大なスケール感に加え、部屋になじむシックな色合いや、動きのあるデザインなど、毎月のめくる楽しさを感じていただけると嬉しいです。

夢のはじまりと
約束を思い出す12のエピソード

物語のはじまりから、ムッタが月へと旅立つ25巻までの中から、数々の印象的なエピソードが立ち上がってくるように12のシーンを選びました。

まずは、ムッタたちの原点を描いた1月から。

職場をクビになり、就職活動もうまくいかず、やりきれない想いでいたムッタのもとに、アメリカにいるヒビトから届いた1通のメール。言われるままに、昔のテープの音源を耳にすると、幼き日の記憶が蘇ってきたのでした。

ふたりの夢がはじまった、あの夏の夜の冒険。

真剣な表情の少年時代のムッタとヒビトの背景には、あの日見たUFOやムッタとヒビトの約束のシーン、大人のムッタがカセットを聞いている様子をちりばめて、ストーリーの奥行きを表現しました。

子どもの頃の夢や、もともとやりたかったことを思い出したり、あらためて初心を振り返りたくなるエピソードです。

続いて、4月のテーマは、3~5巻で描かれる宇宙飛行士選抜試験の3次試験。

ムッタにとって、一生の仲間と思えるみんなと出会えた、過酷ながらも濃厚な2週間。特殊環境下でのストレスを試すような課題や、グリーンカードなど、次々にトラブルが起きるなかで、自分だけの損得ではなく、チームの雰囲気を大切に行動し続けたムッタ。

心に刻まれるような、名場面がたくさんあった閉鎖環境試験。ムッタがA班のみんなとどんな体験をともにしたのか、数々のエピソードが立ち上がってくるような見せ方をカレンダーでも工夫しました。
 


そして、最後の12月は、ムッタがついに月へ旅立つ打ち上げのシーンを描いた、25巻の240話と241話のエピソードより。

ロケットに乗り込むとき、ガシャッ ガシャッという音から、学生時代のいちばん夢から目を背けていた頃を思い出したムッタ。

長年の夢をついに叶えて、いよいよ月へ行く瞬間にムッタが思い出したのは、選抜試験でのできごとや、これまでの訓練の日々ではなく、自分の夢から目を背けていた日々や、ヒビトと喧嘩をした日のほろ苦い過去。

そんなところにも、ムッタを描く小山宙哉の表現のこだわりが感じられる印象深いシーンのひとつでした。

絵的にも迫力のある打ち上げシーン。現場の盛りあがりとムッタの心情を1枚のカレンダーで表現できるよう、12月はとくに何度もセレクトシーンを話し合い、ひとつひとつの絵にこだわってしあげました。

このほかの月も、ムッタの成長に欠かせなかった数々の出会いや経験が12のエピソードとともに蘇ります。この機会にぜひ、1巻からもう一度、原作を読み返してみませんか?^^

天文好きにうれしい、
宇宙情報が満載!

「宇宙兄弟カレンダー」の毎年のこだわりのひとつが、ムッタやヒビトのような、宇宙好きの方々に楽しんでもらえるような情報量の多さ。

キャラクターの誕生日や作中の出来事はもちろんのこと、月の満ち欠けや、流星群などの天文情報や、宇宙開発の歴史に残る出来事も書かれているので、毎日の暮らしのなかで、宇宙を身近に感じていただけます。

リビングやキッチンなどに飾って、ぜひ家族との会話の中でも『宇宙兄弟』を楽しんでいただけるとうれしいです^^

ムッタのはじまりとともに、
新しい一歩を踏み出そう。

壁掛けカレンダーの表紙はこちら。モーニング表紙となった選抜試験受験中のムッタ。まさにここから物語がはじまり、月を目指していく場面です。

NASAのかつての「ワームロゴ」を連想させるフォントを採用。44巻を読んでる私たちにとっては、2025年は過去の話でもあるので、少しレトロ感のある色調も特徴的。

いよいよムッタの物語がはじまる2025年。2029年までの4年間の間に、さまざまな困難に遭遇しながらも、自分をいかせる強さを身につけて、大きく変わることができたムッタ。

そんなムッタと新しい年を一緒にはじめたら、きっと読者であるわたしたちも、4年間という日々のなか、大きな一歩を踏み出したり、成長することができる気がしませんか。

『宇宙兄弟』のファンの方々にとって、物語をもう一度ふり返りながら、ムッタや仲間たちから心地いいエネルギーをもらえる一年になりますように!


▶︎ <卓上タイプ>のカレンダーの紹介記事はこちら