様々な建造物に使用され、多くの人に親しまれてきた「大谷石」。
大谷石採掘で有名な石の里ー栃木県宇都宮市にある大谷町には、「大谷資料館」と呼ばれる観光地が存在しています。
まるで地下に建設された神殿のように、あるいはゲームの世界に出てくるダンジョンのように、壮大な空間が広がっています。
そこで、4月10日(火)まで開催されている、世界的なデジタルアーティスト長谷川 章氏による「デジタル掛け軸」を鑑賞することができます。
地球が回転するスピードで次々と移り変わるデジタル映像の数々。
巨大地下空間に映し出された幻想的な空間を楽しむことができるこの特別企画展は、果たしてどのような様子なのでしょうか。
今回は、栃木県にある地下採掘場跡「大谷資料館」を訪れてみました!
まるで地下の巨大神殿!?「大谷資料館」とは
「大谷資料館」を求めて、栃木県宇都宮市にやってまいりました!
「大谷資料館」とは大谷石の地下採掘場跡であり、大正8年から昭和61年までの約70年をかけて、 大谷石を掘り出して出来た、内部は2万平方メートルの広さと、地下30メートルに及ぶ神秘の巨大な地下空間。
「大谷資料館」へのアクセスは、JR宇都宮駅西口のバスロータリー6番乗り場から、大谷・立岩行きに乗車し、約30分ほどのところにある「資料館入口」で下車します。
見てください、この切り立った岩壁!
坑内に入る前から、すでにこの絶景は見ものです。
これはワクワクしてきますよね^^
それではさっそく、坑内へと通じる「大谷資料館」の中に入ってみましょう!
壮大な世界に圧巻!アーティスト達を魅了する地下採掘場跡の内部
入口から下って行くと、思いがけないほど圧巻の広大さと、未知の雰囲気に目を奪われます!
しかし、結構ひんやりとしていて、くしゃみが出るほど肌寒い。
内部の平均気温は8℃前後ほどなので、服装には気を使った方が良さそうですね。
現在大谷石は、機会堀りによって採掘されていますが、昭和34年頃までは手堀りで作業していたのですから、その苦労の様子がよく分かりますよね。
時代の移り変わりも感じられるこの資料館では、大谷石に関連する採掘の道具なども展示されています。
また、坑内は所々でライトアップされているので、非日常的な雰囲気が冒険を感じさせ、好奇心を掻き立ててくれるのも魅力の一つ。
神秘的な広い空間を利用して、映画「セーラー服と機関銃」や「仮面ライダー」、ヒットドラマとなった「勇者ヨシヒコ」、世界的に有名な歌姫エンヤが映像を撮っていたりと、映画やドラマ、プロモーションビデオの撮影など、数々で使用されているので、ロケ地巡りも楽しむことができますよ。
幻想的な空間を生み出す「デジタル掛け軸」の世界
特別企画展「デジタル掛け軸 Ambient Senses」を演出する長谷川 章氏は、これまでに世界遺産等国内外300箇所でインスタレーションを実施している、海外でも認められたアーティスト。
「大谷資料館」内にある特設スペースでは、100万枚に及ぶデジタル画像が、地球が回転するスピードでゆっくりと移り変わる幻想的なデジタルアートを鑑賞することが可能です。
視覚で感じる空間に引き込まれ、いつまでもこの場所に居たくなってしまうほどの心地よい空間を体感することができます。
大谷洞窟地底美術館
特別企画展「デジタル掛け軸 Ambient Senses」
場所:大谷資料館内 特設スペース
展示期間:2018年4月10日(火)まで
営業時間:9:00〜17:00(最終入館 16:30)
※12月〜3月までは、9:30~16:30(最終入館 16:00)
入場料:大人500円/子ども(小学生・中学生)300円
※未就学のお子様は無料
※別途「大谷資料館」に入るための入場料が必要です
「デジタル掛け軸」を鑑賞できる機会は、4月10日(火)まで!
また4月中は、大谷資料館近くにある大谷景観公園周辺で、幻想的なライトアップが岩肌に施されるなど、楽しみも倍増です♪
幻想的な未知の空間を感じられるデジタルアートの世界を、ぜひお見逃しなく^^
貸切イベントがある時は、一般のお客様は入館できないようなので、足を運ばれる際は「大谷資料館」ホームページをぜひチェックしてみてください。
ー大谷資料館ー
栃木県宇都宮市大谷町909
>>アクセスはこちら
宇宙関連情報のその他のおすすめ記事はこちら☆
・人気の観望会!開かれた研究施設 “国立天文台 三鷹キャンパス”☆
・ギネス認定!世界一の星空を映し出す、多摩六都科学館のプラネタリウム☆
・雲の上で星を眺める☆心地よく癒される話題のプレミアムシート
<スタッフプロフィール>
ゆみ
星空をこよなく愛する宙ガール☆天文初心者のため勉強中です。
温泉と旅も大好き。いろんな所をめぐって、その魅力をお伝えします^^