毎年多くの流星を観測できる3つの流星群があります。しぶんぎ座流星群・ペルセウス座流星群・ふたご座流星群、それらを総称して「三大流星群」と呼ばれています。
中でもペルセウス座流星群は、毎年8月半ばに流れる流星群で、夏の季節で気温にそこまで気を遣う必要も無く、お盆の帰省シーズン辺りに流れるため、多くの人が観測しやすく注目しやすい話題の流星群です。
今年のペルセウス座流星群は、2019年8月13日に極大を迎えますが、今回は月の入りの時間が鍵をにぎっています。
間近に迫る夏の風物詩「ペルセウス座流星群」の情報をお届けします!
「ペルセウス座流星群」情報☆
2019年のペルセウス座流星群は、8月11日~8月13日の夜に普段よりも多くの流星が見れるチャンスで、8月13日午後4~5時に極大となることが予想されています。
8月15日に満月を迎えるため、月の明かりの影響を受け、新月の条件に比べて割と明るめの空であり、その分目に見える流星の数も限られてきます。
しかし、月が沈んだ頃の13日未明3時前後は、夜が明け始める前のため、月が沈む前と比べると3倍ほど見える流星の数が増える可能性があり、比較的良い条件でペルセウス座流星群の観測に臨むことができます。
8月13日未明 都道府県別の月の入り時間
ペルセウス座はどんな星座?
ペルセウス座流星群の名称に使われている「ペルセウス座」は、剣を振りかざし、退治したメデューサの首を持つ出で立ちで、エチオピアの海岸で岩場に繋がれたアンドロメダ姫(アンドロメダ座 )を化けクジラから見事救った英雄ペルセウスの星座です。
流星群には、なぜ星座の名前がついているのか?
ペルセウス座流星群以外にも、「しぶんぎ座流星群」「こと座流星群」「みずがめ座流星群」「おうし座流星群」「オリオン座流星群」「しし座流星群」「ふたご座流星群」・・・など、聞いたことのある流星群の名前には、必ずと言っていいほど、星座の名前が組み合わさっています。
これは一体なぜなのか、疑問に感じた方もいらっしゃるかと思います。
流れ星の正体は、彗星などが軌道上にまき散らした数ミリメートルほどの小さなチリ(微笑物質)なのですが、それは同じ方向からやってきます。地球から見ると、ある一点(輻射点:ふくしゃてん)から飛び出すように見え、そ一点がある場所の星座の名前が流星群の名称として付けられているのです。
ペルセウス座流星群は、流星群の中でも1・2を争う程見える流星の数が多い天文現象なので、話題にも上がりやすいです。
観測する際は薄暗い中ですので、見通しの良い場所で安全にも十分に気を配り、夜空をながめてみてはいかがでしょうか。
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[参考ページ]
各地のこよみ-国立天文台暦計算室
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ゆみ
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