小山宙哉ラジオ「ノンノ・バビア」第10回「小山宙哉の幼少期」
コヤチュー部プレミアム会員に向けて配信中のラジオ「小山宙哉のノンノ・バビア」。担当編集のコムロがキャラクターの創造秘話や小山さんの好きなマンガや映画を掘り下げていく企画。ときには、おたよりを元に本気の妄想をしてみたり。毎回バクバクなおしゃべりをお届けしています。
小山少年の鍵っ子時代
コムロ:
今日はおたよりを紹介します。
「作中、読み手の心に深く響くキラキラ輝く名言が、
数え切れないほど出てきており、小山先生の人間性が垣間見える瞬間と捉えております。
子育ての最中、息子にも多くのことを経験し素敵な大人になっていってほしいと願っておりますが、
小山先生が今でも忘れられない幼少期の特別な記憶や経験があれば
ぜひとも教えていただきたいなと思っております。
子育ての参考にさせていただきたく。
どうぞよろしくお願いいたします」
ということなんですが。
小山:
なんやろなぁ。鍵っ子やったな。
一人っ子でした。
だから鍵を忘れて学校に行った時とか、家に入れないんですよね。
玄関から入れないから、ベランダに行くんですよ。
ベランダに行ったけど、ベランダの大きい窓は閉まっていて入れない。
反対側のベランダが空いてるかもしれんって、
反対側に行くけど開いてへん。
ベランダの方が開いてないから、
横の小さい窓を開けようとしたけど、開いてへん。
最後に残ってる風呂場の窓。
めっちゃ小さい四角い窓が開いてたんで、風呂場から侵入したり。
コムロ:
入れたんですか?
小山:
入れた。
幼少期の記憶って、「これってほんまに体験したこと?それとも夢?」みたいなぐらい、
フワッとしていることないですか?
コムロ:
夢は覚えていないから、基本的には現実だろうなって思うんですけどね。
お風呂の窓から侵入した他に、幼少期の経験で覚えていることはありますか?
小山:
川の近くに下水のトンネルがあったんで、入っていきましたね。
真っ暗な中、懐中電灯を点けて。
ちょうど、ムッタとヒビトがやってたような感じで。
汚い水が流れる中を、足を広げながら進んでいく。
コムロ:
それは友達と?
小山:
友達と、肝試し感覚でやってたかな。
トンネルに入ると、奥が真っ暗なんでどこまで行けるか。一番奥まで行ったやつがえらいみたいな。
ちょっと怖がりな友達が入って行った時に、僕が入口から「きゃー」って叫ぶんですよ(笑)。
トンネルの中は、すごく反響しますからね。
めっちゃビビって友達は、「うわー」って言いながらこっちに引き返すんですけど。
コケてびちゃびちゃになって。それはやりましたね。
コムロ:
28巻でムッタがトンネルに入って、上に懐中電灯を向けたら星座が見えましたよね。
小山:
それもたしか、僕みた覚えがあるな。マンホール座。
子供時代のエピソードは、ちょいちょいヒントに使っていますよ。
#10は他にも、小山さんの学校でのエピソードについて話しています!
小山さんの声で聞いてみたい方は、小山宙哉ファンクラブ【コヤチュー部プレミアム】をチェックしてみてください!
#11は「漫画家って、しんどい?」から一部抜粋してお送りします! お楽しみに。