こんにちは。スタッフのゆみです^^
前回に引き続き、大気の発光現象「オーロラ」についてをお届けします。
オーロラは、見ると人生観を変えてしまうと言われており、一度は見てみたいとお思いの方もいらっしゃるでしょう。
学生時代に読んだ本の中にオーロラが登場しました。
漠然としか知らなかったオーロラを、現実のものとして捉えるようになった瞬間です。それがどんな風に輝き、どんな風に動いているのか、私は気になって仕方がありませんでした。
そして、3年程前にカナダにいる友人を訪ねるのをきっかけに、カナダのイエローナイフを旅し、オーロラ鑑賞に至りました。
今回はその体験を振り返り、オーロラ鑑賞についてまとめてみます。
イエローナイフってどんなところ?
イエローナイフは、カナダのノースウエスト準州の州都です。
直行便がないので、日本は成田空港から出発し、バンクーバー空港で、乗り継いでイエローナイフ空港へと向かいました。
オーロラベルトの真下に位置しており、晴天の日も多いことから、オーロラ鑑賞確率の高い街として知られています。
イエローナイフへ向かう途中の出来事
イエローナイフ空港へ訪れるために乗り継いだ飛行機。
氷点下30度越えも当たり前なイエローナイフは、防寒対策必須。とても楽しみにしていた私は準備を入念におこない、オーロラ鑑賞に臨みました。
しかし、小さな飛行機は身体にかかる気圧の負担が大きく、厚着を着すぎた私は、どうやらのぼせてしまったようで、途中で気分を悪くし、機内の席を立った後、一瞬目の前が真っ暗になって倒れるという事態に見舞われました!
CAさんの英語で呼びかける声ですぐに意識を取り戻し、しばらくはぐったり。
厚着をやめ休息を十分にとることで、なんとか持ち直しました。
(普通に体調が万全でしたらそんなことはありませんよ!)
機内から見たオーロラ
その後、「機体の窓からオーロラが見える」というアナウンスにより、窓をのぞいて見ると遠くの方に緑色のゆらめきが。
なんともラッキーなことに、オーロラヴィレッジで鑑賞する前に、先取りでオーロラが見れてしまったのです!
幸先良いスタートとなりました☆
初めて見るこのオーロラは、本当に小さかったけれど、ずっと見てみたかった念願のオーロラを目の当たりにし、「初めて出会えた」という感動に、その場で泣いてしまう程でした。
イエローナイフ空港に到着したのは夜の暗い時間。
この小さな空港は写真のように空港への通路がないので、降りた瞬間「寒っっ!!」と思わず言ってしまうほど。
飛行機からイエローナイフ空港まで早歩きで向かいます。
イエローナイフの街
極寒の地では、カナダグースと呼ばれるダウンジャケットが手放せません。
これを着ると、不思議なくらい寒さを感じないんです。
昼間は空気の澄んだ街を散歩したり、
冬期にのみ歩ける湖上のアイスロードを満喫したり。
そんなことをしながら、夜のオーロラ鑑賞までの時間を過ごしました。
そして、いよいよオーロラヴィレッジを目指し、オーロラハンティングへ!
オーロラヴィレッジ
3泊5日のイエローナイフの旅で、オーロラを鑑賞できるチャンスは3回。
いずれもオーロラヴィレッジでの鑑賞です。
ちなみにオーロラヴィレッジとは、こういう所。
ティーピーと呼ばれる移動用住居がたくさんあり、この中で暖をとることができます。
この時はティーピーの中で、バッファローのスープを頂きました。
バッファローのお肉は、意外と柔らかいんです!
また、オーロラヴィレッジには素敵なレストランがあり、「極北イワナのペンネクリーム仕立て」など、この地域でよく食べられている料理を堪能することもできます。
いざ、オーロラハンティングへ
かなりの確率でオーロラが観れるイエローナイフ。
好条件が揃い、オーロラを3日間とも観測することができました!
オーロラこたつに入ったり、雪の上に寝そべったりしてオーロラを鑑賞。
「あった!」と見つけると、次々と形を変えて揺らめき、案外すぐに消えてしまいます。
現れては消えるオーロラを眺めているのは、まったく飽きがきません。
そして、宇宙のパワーを感じられるような、不思議な感覚さえ覚えます。
素晴らしい景色に、「来れて良かった」とため息が出るほど。
日常の小さな出来事に振り回されることも多々あると思いますが、そんなことも馬鹿らしく思えてしまうほど、大自然を感じとることができました。
日本での観測がむずかしいオーロラ。
渡航費などを考えると、決して安くはありません。
しかし、人生は一度きり。こんなに素晴らしい景色を観ないなんてもったいないですよね。
もしあなたにも機会がありましたら、オーロラ鑑賞をぜひおすすめします☆
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ゆみ
星空をこよなく愛する宙ガール☆天文初心者のため勉強中です。
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