小山宙哉が40巻を語る!プレミアム限定「宇宙兄弟新巻祭」をちょっとだけレポート! | 『宇宙兄弟』公式サイト

小山宙哉が40巻を語る!プレミアム限定「宇宙兄弟新巻祭」をちょっとだけレポート!

2021.10.29
text by:編集部コルク
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2021年10月13日、コヤチュー部プレミアム会員にむけた『宇宙兄弟40巻新巻祭』を開催。小山宙哉とアシスタントのあさころ、宇宙兄弟スタッフこむろとムネが約2時間の配信をお届けしました。

その中から一部、ご紹介します!

事前に寄せられた質問に小山さんが答えます。

一番多く寄せられたのは【連載を始めたときから、「We are Space brothers」の場面を決められていたのか】という質問。

小山さん:

「最初から決まっていたよ」って言ったら、「わぁ!天才!」ってなるかな?(笑)。そしたら、そういうことでもいいかなって(笑)。

プレミアムだから本音をばらしてしまった、と笑う小山さん。

本当のところは?と聞いてみると……。

小山さん:

「We are Space Brothers」のセリフはね、エディたちが地球に帰るってなったあたりかな。そのあと起こることを考えていて、シャロン天文台の完成があって、その後ヒビトと会うやろうなと思っていた。ヒビトに会ったら、ムッタはリーダーとしてスピーチを求められるだろうから、なんて言うだろうなぁとは考えていたんだよね。セリフ自体はネームを描くときに考えているんだけど。

流れの中で、これしかないなっていう答えが見えてくるんだと思っています。

宇宙兄弟というタイトルも、みんながムッタとヒビトのことだろうと思っていたでしょ?僕も、そう思ってたんですよ。

当初から計算していたわけではなく「あ、こういう広がりがあるなって」いうのが、描きながら見えてきたわけですよね。「宇宙兄弟」って言葉には広がりがあるぞって。みんなが「は!」としてくれたとしたら、僕が描きながら「は!」ってなった経験を伝えられているってことですね。

「天才!」って思ってもらえる方でいいですよ(笑)、と最後を閉める小山さんでした。

続いて【月面での再会はいつから決めていたのか】という質問。

小山さん:

二人を会わせることは決まっていたけど、どこでどんなふうに会うかは流れにそってですね。到着したヒビトたちを探しにいく流れになって、ムッタがクレータの上に登って行ったから、クレータの上での再会になったんですよね。

自然じゃないですか、そのほうが。「ここで会わせたい」を先に決めちゃうと、そこに行かないと行けないでしょ?そうしたら、主人公がそこに行く動機が必要になって、不自然になってくる可能性もあるんですよ。

そして、この後のコーナー「小山宙哉からみなさまへ」では、小山から「15分くらい時間が欲しい」と言われており、スタッフも何をするのかは聞いていませんでした。

小山さん:

みなさまにですね、実はご報告がありまして。ちょっとね、謝罪しなければいけません。

全容はコヤチュー部プレミアムで!

他にも、『SLUM DUNK』の作者 井上雄彦先生との会話から生まれたエピソードや、NONSTYLEの井上さん漫画出演への裏話など、バクバクする制作裏話も語ってくれました!