小山宙哉が40巻を語る!プレミアム限定「宇宙兄弟新巻祭」をちょっとだけレポート!
2021年10月13日、コヤチュー部プレミアム会員にむけた『宇宙兄弟40巻新巻祭』を開催。小山宙哉とアシスタントのあさころ、宇宙兄弟スタッフこむろとムネが約2時間の配信をお届けしました。
その中から一部、ご紹介します!
事前に寄せられた質問に小山さんが答えます。
一番多く寄せられたのは【連載を始めたときから、「We are Space brothers」の場面を決められていたのか】という質問。
小山さん:
「最初から決まっていたよ」って言ったら、「わぁ!天才!」ってなるかな?(笑)。そしたら、そういうことでもいいかなって(笑)。
プレミアムだから本音をばらしてしまった、と笑う小山さん。
本当のところは?と聞いてみると……。
小山さん:
「We are Space Brothers」のセリフはね、エディたちが地球に帰るってなったあたりかな。そのあと起こることを考えていて、シャロン天文台の完成があって、その後ヒビトと会うやろうなと思っていた。ヒビトに会ったら、ムッタはリーダーとしてスピーチを求められるだろうから、なんて言うだろうなぁとは考えていたんだよね。セリフ自体はネームを描くときに考えているんだけど。
流れの中で、これしかないなっていう答えが見えてくるんだと思っています。
宇宙兄弟というタイトルも、みんながムッタとヒビトのことだろうと思っていたでしょ?僕も、そう思ってたんですよ。
当初から計算していたわけではなく「あ、こういう広がりがあるなって」いうのが、描きながら見えてきたわけですよね。「宇宙兄弟」って言葉には広がりがあるぞって。みんなが「は!」としてくれたとしたら、僕が描きながら「は!」ってなった経験を伝えられているってことですね。
「天才!」って思ってもらえる方でいいですよ(笑)、と最後を閉める小山さんでした。
続いて【月面での再会はいつから決めていたのか】という質問。
小山さん:
二人を会わせることは決まっていたけど、どこでどんなふうに会うかは流れにそってですね。到着したヒビトたちを探しにいく流れになって、ムッタがクレータの上に登って行ったから、クレータの上での再会になったんですよね。
自然じゃないですか、そのほうが。「ここで会わせたい」を先に決めちゃうと、そこに行かないと行けないでしょ?そうしたら、主人公がそこに行く動機が必要になって、不自然になってくる可能性もあるんですよ。
そして、この後のコーナー「小山宙哉からみなさまへ」では、小山から「15分くらい時間が欲しい」と言われており、スタッフも何をするのかは聞いていませんでした。
小山さん:
みなさまにですね、実はご報告がありまして。ちょっとね、謝罪しなければいけません。
全容はコヤチュー部プレミアムで!
他にも、『SLUM DUNK』の作者 井上雄彦先生との会話から生まれたエピソードや、NONSTYLEの井上さん漫画出演への裏話など、バクバクする制作裏話も語ってくれました!