『宇宙兄弟』最新45巻の発売日が7月23日に決定しました！
記念Aセットとして、2種類の複製原稿をご用意しています。

ひとつめは「宇宙兄弟のはじまり」。ムッタが上司に頭突きをして会社をクビになったのが、2025年5月15日。近未来を描いてきた『宇宙兄弟』に、まもなく現実が追いつくのです。そんな物語の「はじまり」を迎える今年、コミックス1巻に収録の#1「弟ヒビトと兄ムッタ」48ページ分をまるごとお届けします。

ふたつめは「宇宙兄弟の軌跡―地球から月へ―」。メルマガ【週刊宙哉】にてコヤチュー部のみなさんに向けて実施したアンケートの結果をもとに、厳選した20ページを収録しました！

収録された20のエピソードを紹介した記事はこちらから！
★コヤチュー部員で選んだ20のエピソードをご紹介！（前編）【45巻記念セット複製原稿】
★コヤチュー部員で選んだ20のエピソードをご紹介！（後編）【45巻記念セット複製原稿】

『宇宙兄弟』の複製原稿をお届けするのは、今回が初めてのこと。
コミックスや今までにも発売してきたことのある「複製原画」との違いなど、複製原稿ならではのみどころをご紹介していきます！

キラキラのBOXでビッグにお届け！

複製原稿は27.7×39.4cm²のビッグサイズ。筆づかいやトーンなど、細かい部分をじっくり見ることができます。コミックス第1巻表紙のムッタとヒビトのイラストを使用した、オリジナルデザインのメモリアルボックスに入れてお届けいたします。

複製原稿がぴったり入るボックスのイメージ画像を、『宇宙兄弟』コミックス（12.8×18cm²）と並べてみました。実際に見ても大迫力の大きさ！

UVカットアクリル付きで複製原稿を守れる、特製の額縁もあわせて販売中！
とっておきの1枚を壁に飾って楽しんでいただくのもオススメです。

BOXはコミックスと同じキラキラの加工済み。角度によって小さな星が瞬きます☆

高精度の印刷で細かいディティールまで再現

小山さんが当時入稿した原稿を印刷に適したサイズでスキャニングし、高精度の印刷機で再現しました！

コミックスでは完全に真っ黒に塗りつぶされているように見える部分も、

手作業で塗りつぶしてることがわかります。

コミックスでは単に白い光を発しているように見えるUFOも、

実際にはぼやっと浮き上がるようなディティールが表現されていたんですね！

ホワイトで修正された部分もコミックスでは周りの白い光と同化して判別できないのですが、複製原稿でははっきりとわかります。

写植前の手書き文字が見られる

今回の複製原稿は写植によってセリフなどの文字が入る前の状態。
小山さんの手書きでセリフが入っているページや、全く文字が入っていないページもあります。

また、このページに入っているピィィィィィィという機械音は複製原稿には入っていません。
『宇宙兄弟』ではこのように、原稿の時点では入っていない文字をトレーシングペーパーに描き、写植によってあとから配置していることがあります。

今回の複製原稿では、このような描き文字の下に隠れた線も見ることができます。

“断ち切り線”の外側

原稿用紙にはいくつかの線が入っていて、“断ち切り線”の外側は印刷時に裁断されて見えなくなります。

原稿ができあがった当時のままに、その外側が残った状態でのお届けです。

ちなみに、小山さんはのちにこの“断ち切り線”を利用してアシスタントにとある「イタズラ」を仕掛けていたことも。

コミックスでは見られない巻頭カラー

「宇宙兄弟のはじまり」セットに収録される#1「弟ヒビトと兄ムッタ」。冒頭の4ページはもともとカラーで描かれていますが、通常版のコミックスではモノクロになっています。

今回お届けする複製原稿では、カラーで収録！
トーンを使って色や陰影を表現するモノクロのページに対して、グラデーションや筆の跡などがよく見えます。

ムッタとヒビトの誕生シーンでは、集中線の色が使い分けられていることがわかります。

これも白黒のコミックスではわかりにくいんですが、3,4ページ目は水色の紙に描かれているんです。全体にうっすらとフィルターがかかっているようになって、夜のうすあおい雰囲気が表現されています。

以上、2025年7月23日発売の『宇宙兄弟』最新45巻記念Aセットの複製原稿について、その魅力をご紹介してきました。

ビッグなサイズで原稿を再現し、細かな息遣いが感じられる複製原稿。
この機会にぜひゲットしてください！